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さかさまつげ (加齢性) 手術 軽い人
今日は以下の手術を行いました。
・眼瞼下垂症手術 2件
・白内障手術 8件
・眼内レンズ整復 1件
 (他院での手術後にズレてしまったレンズを目の中で縫いなおし)
・網膜硝子体手術 2件
 (黄斑前膜 1件、増殖糖尿病網膜症1件)
みなさん無事に終わりました。


以前の続きです。
「さかさまつ毛」
退行性眼瞼内反症
(たいこうせいがんけんないはんしょう


今日は前回と別の手術の方法についてです。

8月17日に手術をした84歳男性です。
加齢によって、まぶたの皮膚・筋肉がゆるんでしまい、まつ毛が上向きに生えています。

実際の手術です。
まずは、手術の前に皮膚に麻酔のシールを1時間張ります。
その後、まぶたに麻酔の注射をします。

手術の写真は上下反対になります。
矢印の部位、まぶたの皮膚に4か所、ペンでしるしをつけます。
しるしをつけた部分の皮膚に、メスでちょっとだけキズを開けます。
(縫った糸が皮膚のキズ穴に隠れるようにするためです。)


次に、アッカンベーをして、まぶたの内側(結膜)を青矢印のように2回〜3回続けて縫い、糸を通します。


まぶたの内側(結膜)を縫った、その針と糸を、まぶたを貫通させて皮膚側(表側)に出します(赤矢印)。皮膚側では青矢印のように、最初に付けた穴を通しながら、一番右上の部分まで縫っていきます。
(青や緑の方向が、水平方向・横方向のたるみを改善する効果があります。赤の矢印の方向は、上下方向・縦方向のたるみを改善する効果があります。)


皮膚側を縫うときはこんな感じ。


一周縫い終わると、まぶたの中には緑の矢印のような形で、糸が一本入っています。赤い矢印が実際の糸ですが、7-0という糸です。


最後に写真右上の赤矢印、実際には下まぶたの表側、一番外側の穴から出ている、2本の糸(行ってきたのと、帰ってきたの)をギュッと縛り上げると、写真のようにまつ毛(まぶた)が外側をむきます。


これが手術翌日の写真です。
少し皮下出血がありますが、皮膚や筋肉を切ってしまう「眼輪筋縫縮」という手術方法に比べると、翌日でもかなりキレイです。
縫った糸は皮膚の穴に隠してしまうため、抜糸もいりません。


これは手術後1週間です。
まつ毛もしっかり外を向いており、見た目も手術をしたことが分からない程度まで戻ります。

この術式は、出血も少なく、時間も10分程度と患者様の負担は少ない方法です。ただし、先日の「眼輪筋縫縮」に比べると、治療の効果は少し弱く、重症例では再発してしまう事があります。
肉眼で、まつ毛が上を向いて、少し黒目に当たる人などが適応です。

まぶたが折れ返って、アッカンベーをしないとまつ毛が見えない人や、皮膚がたくさん余っている人、肥満体形の人などは、初めから「眼輪筋縫縮」を選択した方がよいでしょう。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| さかさまつげ | 20:38 | comments(0) | - |
さかさまつげ (加齢性) 手術 ひどい人
今日は以下の手術を行いました。
・霰粒腫切除 1件(まぶたのできもの)
・白内障手術 2件
・眼内レンズ交換 1件(以前に他院で手術後のレンズがズレてしまったもの)
みなさん問題なく終わりました。

以前の続きです。
「さかさまつ毛」
退行性眼瞼内反症(たいこうせいがんけんないはんしょう)
今日は手術についてです。

これは先週の月曜日に手術を行った、88歳女性の右目です。
前回「さかさまつげ 廚能颪い燭箸り、まぶたの皮膚や筋肉が矢印のように上下方向・左右方向に緩んで、まぶたがたわみ、まつ毛が上向きになってしまっています。

手術は局所麻酔で行います。
手術の写真は上下反対になります。

まず、余っている皮膚にペンでしるしをつけ、麻酔の注射をします。(麻酔の前に注射の痛みを和らげるシールを1時間張ります。)

次に、ペンでしるしをつけた部分の皮膚(余った皮膚)をメスで切り取ります。出血を少なくするために、クリップのようなもので、まぶたを挟んで行います。

横方向に伸びる矢印の部分は、眼輪筋といって目を閉じるために使う筋肉です。加齢によって、この筋肉や靭帯が伸びてしまう事が、さかさまつ毛の一因となります。

矢印のように、筋肉を折り返して糸で縫うことで、筋肉の張りを良くして、まぶたをピンと伸ばすようにします。

筋肉の処置が終わったら、皮膚を縫い合わせます。

最終的にはこんな感じ。こちらの患者様は88歳と高齢でキズをしっかり止めたいのと、血液がサラサラになる飲み薬を使用していますので、止血のため
もあって、6-0という少し太めの糸で縫ってあります。


これが手術翌日。矢印の部分が黒く目立つのは、縫った糸です。ワーファリンといって血液が止まりにくい薬を使っているため、内出血が大きくなってしまいました・・・。(普通の方は翌日でももっとキレイです。)

これが本日です。ちょうど術後1週間で、抜糸を行いました。
まだちょっとだけ、赤みがありますが、もう1週間位でキレイになります。
さかさまつ毛は治っています。少しアッカンベー(外反)をしているようにみえますが、少し糸が緩むなどして1ヶ月後くらにピッタリになります。



これは6月末に同様の手術をした84歳男性です。
(7月に写真撮影のシステムを変えたので、画質などが異なります。)

これは、先週いらしたとき、手術から1ヶ月半くらいです。
これくらい立つと、キズ口もほとんど分からなくなります。

この手術の方式は「眼輪筋縫縮術:がんりんきんほうしゅくじゅつ」と言います。
余った皮膚はまるまる取ってしまいますし、筋肉を直接縫い縮めますので、非常に治療の効果が高いです。基本的には、ほとんど100%の患者様のさかさまつ毛(眼瞼内反症)を治せます。
欠点は、皮膚を切るので、ー蟒僂ちょっとは痛い、⊇亰譴垢襪里如⊂しの間は見栄えが悪い、H柑紊必要、ぞし時間がかかる。といった事になります。
日帰り、注射による局所麻酔で、だいたい15分くらいの手術です。
1割負担だと、自己負担が2000円くらいになります。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| さかさまつげ | 21:12 | comments(0) | - |
霞ヶ浦 ふれいあランド
ものすごーく久しぶりですが、なんと入院患者様0名です拍手

今日は行方市 玉造の
「霞ヶ浦 ふれいあランド」に行ってきました!
http://www.city.namegata.ibaraki.jp/index.php?code=682

行方市開発公社とあるので、霞ヶ浦、水道に関連したかなり公的な施設でしょうか?以前から気になっていたのですが、初チャレンジです。

施設内に子供用の水遊び場があり、服のまま、水着で。みんな思いっきり遊んでいます!

半日遊んで、くたくたです。
まだまだ、「虹の塔」「水の科学館」など、回りきれません。
クリニックから20分ちょっと。小学生くらいまでの遊び場としては最高です。
帰り道はちょっと、メインの道から外れて、

霞ヶ浦から望む筑波山。

夜は友人の家でBBQをご馳走になりましたビール
ゆったりした週末です!明日からまた頑張れますグッド
| 石岡市・茨城県 | 21:36 | comments(0) | - |
小美玉市 第6回 ふるさとまつり
土曜日の午後はお休みなので、
小美玉市の「第6回 ふるさとまつり」に行ってみました!

実は、石岡の山王台に勤務する以前から、小美玉市医療センターには非常勤で働いていたので(今も働いていますが)、小美玉には3年以上かかわらせていただいています。
今まで参加したことないお祭りでしたが、各地区の踊りなど、みなさん頑張っていて、予想以上に盛り上がっていました!
出店の価格が、とっても良心的で、1000円もあれば、かなり満腹+酔っ払いですビール

小美玉音頭??に、あわせて盆踊りが盛り上がっていました。
最後の花火も良かったですラッキー
| 石岡市・茨城県 | 21:21 | comments(0) | - |
さかさまつげ (加齢性)
土曜日は午前のみ外来です。さっき終わりました。
平日忙しい、サラリーマンの方などが多い曜日です。



今日は「さかさまつげ」のお話です。
まつ毛には、目の中にゴミやホコリが入るのを防ぐ役割がありますが、
生える方向が黒目の方を向いてしまうと、黒目を擦って、傷つけたり、ゴロゴロの痛み、メヤニの原因となって「さかさまつげ」と呼ばれます。

加齢に伴って増える、さかさまつげですが、

こんなふうに、数本だけ生えるものは、睫毛乱生(しょうもうらんせい)と呼ばれて、「抜く」という治療を行います。外来で抜いてもいいし、おうちで自分や、ご家族に抜いて頂くのも良いかもしれません。
毎回抜くのが面倒だと言う場合には、まつ毛の毛穴に針を入れて、高圧電流を流して、生えにくくするといった、「睫毛電気分解:しょうもうでんきぶんかい」という治療もあります。



このような「さかさまつ毛」は、退行性眼瞼内反症(たいこうせいがんけんないはんしょう)と呼ばれます。
まつ毛のみが上向きに生えるのではなく、まぶた自体が内向きになるために、生えてくるまつ毛の全てが、さかさまつ毛になります。
原因は、残念ながら、みなさんの嫌いな加齢です。

クリニックの生井沢君、20代のピチピチのまぶたです。
若い時の下まぶたは、直線的で張りがあります。

加齢によって、まぶたの皮膚や筋肉にユルみが出ると、縦方向(緑)と横方向(青)に、まぶたがたわみます。このたわみによって、まぶたが内側に向いてしまう事が原因です。(高齢の方ほど、下まぶたが曲線的になります)
このようになると、むしろまつ毛を抜かないほうがよい事が多くなります。
抜いてもまつ毛は生えてきますが、生えて来たての短いまつ毛は、腰が強くて余計に黒目(角膜)にキズをつけるリスクがあります。
ではどうするか?と言うと、手術で一発で治してしまいます。

手術に関してはまた次回!


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| さかさまつげ | 13:08 | comments(0) | - |
水晶体脱臼(落下)
今日は緊急手術などもなく、落ち着いた日でした。


先週の木曜、今週の火曜日と緊急で手術を行った、水晶体脱臼のお話です。
水晶体脱臼(すいしょうたいだっきゅう)

8月18日、19日のブログにも書きましたが、水晶体と呼ばれる、目の中のレンズが、正規の場所からずれてしまう状態です。
図でみるとこんな感じ。

レンズがズレてしまう原因は、生まれつきレンズの支えが弱い人や、病気、加齢、外傷であったりしますが、白内障手術の失敗などでも同じような状態になります。

レンズが目の奥に落ちてしまうと、光を曲げる(屈折)する力がなくなり、ピントが全く合わないために、ほとんど見えなくなります。また、今回の症例のように、目の中の水の流れに変化を起こして、緑内障という状態を引き起こしたり、目の奥の組織を傷つけて、網膜剥離という重症の病気を起こす事もあります。
ですので、目の奥まで落ちてしまったレンズは、基本的には取り除いて、白内障手術のように、新しいレンズを入れる必要があります。
目薬一回で、ずれた水晶体が溶けてしまうと楽なのですが、そういう医学はありませんので、治療法は手術になります。

手術は大きく2つの方法です。
〔椶留の方で頑張る手術(網膜硝子体手術)

18日の女性はこちらです。眼球後方、網膜や硝子体に起こる病気のための手術で、奥の方まで器械を入れて、落ちてしまったレンズ(水晶体)を取り除きます。特殊な液体をレンズの下にいれて、網膜を傷つけないように行えば、傷口も小さく負担が少ない手術です。

こんな感じで、目の奥まで器械を入れます。

赤矢印でさした白い円形の物が、落下した水晶体です。青矢印が硝子体カッターといって、掃除機のような器械です。本来は硝子体カッターはもっとデリケートなものを吸い出す器械で、水晶体(白内障)を吸い出すのは結構時間がかかります。固い水晶体を吸いづつけると壊れてしまうため、この日はカッターを3本も使用して手術も40分以上かかりました。
ただし、眼球のキズはとても小さくてすむため、日帰りで帰れましたし、翌日には矯正視力0.5まで改善しています。


▲譽鵐困魄き上げて、黒目の脇から取り出す手術

レンズがもとの場所からちょっとだけズレた場合には、こちらの手術が優先です。(硝子体や網膜を傷つけるリスクがないため)
23日にレンズを取り出した男性は、目の奥までレンズが落ちていたのですが、水晶体があまりに固くて、途中で硝子体カッターで吸うのを諦めて、黒目の脇から取り出しました。硝子体の中をパーフルオロンと言う液体で満たすと、目の奥に落ちていたレンズが浮き上がってきます。

レンズが瞳孔付近に見えるようになったら、黒目の脇にナイフでレンズを取り出す傷口を作ります(青矢印)
(普通は黒目の上方にキズを作りますが、この方は、19日に緑内障手術をして、上方にはそのキズがあるので、仕方なく横〜下方に作っています。)

傷口からレンズを取り出します。

傷口が大きいために、キズを縫います。(抜糸は必要ありません)

最終的にはこんな感じ。硝子体カッターで吸うのは早々に諦めたため、手術自体は30分程度と短時間で済みますが、傷口が大きいため、しばらく乱視が大きくなったり、術後にゴロゴロとした痛みがあります。
特に合併症もなく順調ですが、緑内障の傷口のコントロールも必要であったため、結局1週間入院し、明日退院です。


本来は、白内障手術でもそうですが、レンズ(水晶体)をとる手術では、新しいレンズ(眼内レンズ)を挿入することが必要です。
今回のような患者様は、緊急で手術をするために、前もって正常な状態での検査ができていないため、ピッタリ合うレンズの準備ができません。
ですので、メガネなしで本当によく見えるようにするためには、数ヵ月後に傷口が落ち着いてから、再度手術をしてレンズを入れる必要があります。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| 白内障 | 13:51 | comments(6) | - |
ブログ
今日はクリニックの終了後に、他院様で緊急手術に呼んで頂きました。
内因性眼内炎(ないいんせいがんないえん)といって、身体に起こった感染症が、目の中にまで波及してしまった病気です。
ものすごい重症で、目の中が膿だらけで、普段オレンジ色の網膜が、全て真っ白。網膜の裏側にも膿がたまっています。出来る限りのことはしましたが、視力的には厳しい状態かなと。残念ですしょんぼり

その後、さっきまで別の眼科の先生と飲みに行ったのですが、上記の手術の先生も、飲みに行った先生も、昨日の造影剤のことは知らなかったようで、やっぱり眼科の中ではまだ知れ渡っていないようです。
ブログをみて、高校時代の親友がメールをくれました。製薬会社に勤めているのですが、造影剤のことを詳しく教えてくれました聞き耳を立てる
まーくん、ありがとう!

最近、ブログをみてからいらっしゃる患者様が増えているのですが、
それ以外にも、昔の友人や、同僚など、いろいろな人から、久しぶりの連絡を頂くことがあり、とても嬉しいです。
医学のことも書きたいのですが、明日も早いので、今日はお休みなさい。
| その他 | 23:56 | comments(0) | - |
糖尿病登録医制度
昨日、準緊急で両眼の手術をした患者様も、今朝は「よく見える!」とのことで一安心です。ご家族も、場合によっては・・・。と、少し諦めていたようですが、思ったより、いい結果で大満足です。後日結果報告をします。

今日は以下の手術を行いました。
・白内障手術 11件
・外斜視手術 1件
・緑内障手術 2件
・網膜硝子体手術 2件(糖尿病黄斑浮腫)
問題なく終わりました。
結構、手術が多かったのですが、終わってみると5時半定時。
準備からなにから、スタッフが優秀で、本当に助かります拍手


時間が取れたので、夜は地域の別の病院で行われた、茨城県の糖尿病登録医制度の講習会に行ってきました。
糖尿病の治療で、一般のかかりつけの先生や、糖尿病専門医の役割、治療法などについて、茨城県の医師のレベルを統一化(底上げ;マニュアル化?)しようとする目的があるようです。本来は内科の先生が多くとられる資格のようですが、糖尿病網膜症は眼科の中でもかなり重大な病気であり、僕は糖尿病網膜症の手術目的で紹介して頂くことが非常に多いので、内科の事も出来るだけ知っておきたいと、参加してみました。

勉強になったことです。

〆鯒から「DPP-4 阻害薬」という、新しい糖尿病のお薬が発売され、話題になっており、それなりには把握しておりましたが、薬についての特性や副作用について、キチンと理解することができました。DPP-4 阻害薬にも、いくつか種類があるのですが、腎臓や肝臓の機能によって使い分けなくてはいけないようです。

ビグアナイド系糖尿病薬(メトホルミン塩酸塩)を内服している患者様にヨードを使用した造影検査は、リスクがある!!
放射能で話題になった、ヨードですが、実は医学ではCT検査などでよくつかわれます。眼科でも糖尿病の患者様などで、蛍光眼底造影検査といって、毎週行う検査なのですが、恥ずかしながら、そのような知識はありませんでした。
糖尿病の方が血糖を下げるために、内服するビグアナイド系糖尿病薬には、稀ですが、乳酸アシドーシスという重大な合併症(副作用)が起こることがあります。造影剤に使うヨードとの関係で、腎臓に負担がかかると、乳酸アシドーシスが起こりやすくなるために、検査の前48時間程度は内服を中止したり、検査後も48時間程度は薬を飲まない方がよい。というのが、欧米ではすでにガイドライン化しているようです。
これまで、幸いにも僕の患者様で、乳酸アシドーシスは起こらなかったのですが、リスクは出来るだけ避けなければなりません。今後は絶対に注意しなくては。
それなりに、眼科だけでなく、新しい医学も勉強しているつもりでしたが、とても恥ずかしいです冷や汗
ビックリして、終了後に、知り合いの眼科医2名に電話をしてみたのですが、二人とも知らなかったと。眼科医の人はどれくらい知っているのだろう。もし知らなかった人が沢山いたら、このブログを読んでくれたら幸いです。
眼科のみなさん知ってました??

血糖コンロトールは、意外と厳しい!
血糖コントロールがうまくいっているかの指標にHbA1cという値があります。
通常は5%とか、血糖がまずまずの人はは6%、7とか8%になってくると悪い人。といった具合です。(妊婦や高齢者など、各々の患者様によって、目標とする血糖値は異なります。)
ただ、僕が網膜症の手術をする人たちの多くは、8%とか9%なんていうのが、しょっちゅうで、なかには12%とか、ビックリするような人もいいっぱいいます。
網膜症で外来に来る人は、みなさん血糖が高いので、、8%とか9%とか位だと、いつの間にか慣れてしまって、「まぁ、少し高めですね。内科の先生とよく相談しましょう」とか、7%では「頑張ってますね!」なんて言ってしまうことがあります。
今日の講習会で再確認したのですが、どんなに高齢者でも、状態が悪くても、8%はコントロール不良!!絶対ダメな値だということです。学生自体に覚えたことですが、10年も経つと忘れてしまいます。「血糖が高い。もっと頑張れ!」なかなか言いにくいのですが、最終的には、そう言ったほうが患者様のためなのでしょうか?難しい問題です。
それと、妊婦さんの糖尿病の値は正常値、5%にしないといけないそうです。1型といって、若く発症する糖尿ではとっても難しい目標です。先日8%なんて人がいましたが、目が悪くならないといいのだけど。



実は講習会は来週もあって、次も参加しないと資格は取れないのですが、来週のテキストには、糖尿病網膜症に関して、眼科の事が書いてありました。
ちょっと予習してしまったのですが、眼科の分野の記載は非常に微妙です・・・撃沈
10年前の医学生の教科書?といったレベルで、残念ながら手術の適応などは現在の眼科医学とはかけ離れています。テキストからすると、まさに今日手術をした人は適応にならないようで・・・。
内科の先生をメインの対象として作られたからでしょうが、糖尿病を専攻する医師向けなのでしょうから、もう少し頑張ってみてもよかったのでは??なんて、ちょっと偉そうですが。

血糖コントロールは内科的な仕事、合併症の網膜症は眼科の仕事。でも、
眼科医だって、ある程度は内科の知識が必要です。
内科医だって、ある程度は眼科の知識があった方がと思います。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)
| 糖尿病網膜症 | 22:57 | comments(0) | - |
緑内障手術
今日は以下の手術を行いました。
・白内障手術 4件
・眼瞼内反症手術 2件
キレイに終わっています。


先週末に緊急で緑内障手術をした患者様は、翌日より眼圧が15〜20程度で落ち着いており、今のところ、経過良好です。
ただし、まだまだ安心はできません。
実は、緑内障手術の成否は手術のみで決まるのではなく、術後の処置に大きな役割があります。手術半分、術後の処置が半分です。

緑内障手術◆覆蠅腓ないしょうしゅじゅつ)

緑内障の手術は、目の中に溢れた水(房水:ぼうすい)を、目に穴を開けて水を外に流す手術です。水が外に逃げる分、目の中の水が少なくなり、目の中の圧力が下がります。
穴をあける、あけ方は、術者の好みや症例によって異なりますが、だいたいは3〜4mm程度の四角や三角のキズを作ります。

ここで、ちょっと別の話ですが、
もしも、間違えて手の平に釘を刺してしまうとします。貫通した釘を抜いて、多少出血したり、キズが膿んだりはしても、結局はキズは閉じて治ってしまいますよね?女性が耳にピアスを開けても、きちんと管理しないと穴がふさがってしまうと思います。

緑内障の傷口も、同じようなもので、キズを作ってほっておくと、キズが閉じてしまい、手術をした意味がなくなってしまうのです。
では、キズを大きく作って、水をじゃじゃ漏れにしたらどうでしょう??実は、それも駄目なんです。水が少なすぎてしまうと、目はしぼんでしまって、眼球の形状(球)が保てなくなってしまいます。(医学的な表現ではありません。専門的にはそれ以前に、様々な問題が起こります。)

ボールがしぼまない程度に、ゆっくりと、少しだけ水が流れて、かつ、目の中に水が多くなりすぎないように。といった、なかなか難しい感じなんです。

具体的に、良いキズを作って、良い眼圧にするには、
―口に癒着防止剤を使います。近年は緑内障手術を行うときに、使わない先生はいない。とったほどあたり前の事です。抗がん剤の一種で、一定の濃度に薄めたものを、手術の時に3分程度塗りこみます。
⊇儻紊亡祕気高い場合⇒傷口を押して、開く(マッサージ)をしたり、わざと多めに傷口を縫っておくのですが、眼圧に応じて、縫った糸をレーザー光線で溶かして切ってしまう。なんてことをします。
術後に眼圧が低い場合⇒傷口を安静に保つために眼帯をしたり、あまりに水の漏れが多い場合には、傷口を縫いなおしたりします。

このようなことを行いながら、だいたい1週間〜2週間くらいすると、傷口の大きさなどが一定化して、眼圧も落ち着いて行きます。

ケガをした場合に、早く治る人、なかなかキズが治らない人、いろいろいますよね??
緑内障の傷口も、癒着が強く、すぐにキズが閉じて眼圧が上がってしまう人や、なかなか癒着が起こらず、眼圧が下がり過ぎてしまう人等がいます。
もちろん、僕たちもプロですので、手術の時にも、緑内障の種類や、目の状態、年齢、血管が多いかどうかなど、様々なことを考えてます。例えば、癒着防止剤を3分でなく、長くしたり短くしたり調節をしたり、キズを多めに縫ったり、少なめに縫ったり。
ただし、そういった手術のみの技術ではなく、術後に毎日行う処置で、出来るだけ、目標にした眼圧に近づけていくことが、緑内障の手術ではとっても重要です。術後の管理も腕の見せ所なのですグッド


先週末に手術をした患者様です。

矢印で囲んだ部分に水が溜まって、プックリしています。最終的には眼圧を10程度に落ち着かせたいので、本来なら今日はレーザー光線で傷口の糸を切って、水の出口(傷口)をもう少し開くところです。
ただし、この患者様は目の奥に水晶体が落下しており、それ取り除く手術を明日行うので、今日は様子を見ることとなりました。

実は反対目も全然見えないのですが、

こんな感じ。黒目の中央、白内障でかなり真っ白に濁っています。
瞳孔を広げる薬を使っているのに、ほとんど開かず、またレンズの支えが弱いようで、目の中でレンズ(白内障)がグラグラ動いています。
明日、両眼の手術を行うのですが、結構大変そうです。
頑張るぞグー

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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| 緑内障 | 21:34 | comments(0) | - |
緑内障手術
昨日に引き続き、またまた水晶体脱臼後の急性緑内障です。
(昨日の方は、レンズがないので、ピントが合わず、視力はまだ不良ですが、その他の経過はとても良好です。後日新しいレンズを挿入すれば良く見えるようになりそうです。)

今回は、もともと片目が見えない、80代男性の患者様で、数日前から良かった方の目が見えなくなったと、当院には初めていらっしゃいました。
両眼ともに、光触弁(こうかくべん)と呼ばれる視力で、メガネをかけても光が分かるか分からないかという状態です。

本来、水晶体は図のように、目の中では黒目に近い方(前の方に)位置します。図では白い楕円が水晶体です。ケガでぶつけた場合や、もともとレンズを支える組織が弱いと、このレンズが図の青い楕円のように目の奥方に落ちてしまう事があります。レンズが落ちてしまうと、光を曲げる(屈折)する力がなくなり、ピントが全く合わないために、ほとんど見えなくなります。
ただし、レンズが落ちただけであれば、数日とか、そう急がなくても、レンズが眼の奥の方の組織を傷つける前に取り出して、新しいレンズを入れることで、そう難しくなく、かなり回復します。

今回は、昨日の患者様と同様で、レンズがずれたことにより、目の中を循環する水(房水:ぼうすい)の流れに変動が生じ、または、各種の炎症や癒着により、水の排出口が狭くなってしまいました。目の中で出口を失った水が溢れかえり、目の中は大量の水で圧力(眼圧)が高まっています。
正常の眼圧は10〜20くらいなのですが、今日の患者様は眼圧60以上と、かなり高くなっており、このままでは早々に失明してしまいます。

朝に初診でいらして、眼圧を下げる作用をもつ目薬や、点滴を行いましたが、夕方の手術直前でも、眼圧は70です。とても週明けまでもつとは思えませんので、先ほど、とりあえずは、眼圧を下げる手術(緑内障手術)を行いました。

緑内障手術(りょくないしょうしゅじゅつ)
緑内障の手術とは、簡単にいうと、「目に穴を開けて、中の水を外に逃がしてあげる手術」です。
本来の水の流れ道が上手く働かず、水が溢れてしまう分を、別に水の抜け道を作って、目の外に逃がしてあげます。

本日の手術です。

まず、白目(強膜)の上を覆っている結膜という粘膜の一部を、ハサミできって、剥がします。

すると、白目(強膜)が露出します。この白目の組織をメスなどで切って、水の通り道を作ります。(赤矢印)

黒目(角膜)に近い部分で、白目の一部を完全に切除し、眼球に穴を開けます。

ただ穴をあけただけでは、水がどんどん漏れてしまうので、水の出ていく量をコントロールしやすくするために、せっかく作った穴ですが、髪の毛よりずっと細い糸で、数か所縫って行きます。目の中の水がゆっくり、じわっと、縫い目の隙間から出てくるようにします。

最後は、一度剥がした結膜を、元の位置に縫いつけます。
手術終了時の写真です。

目の内側から、白目の穴を通過して、外に出た水(房水)は、白目(強膜)と結膜の間に溜まります。写真でみると、青矢印で囲んだ部分が、プックリと膨らんでいるのが分かりますか?ここに水が溜まっています。この水はゆっくりと血流にのって吸収されていきます。結膜の外にまで漏れだすわけではないので、涙のようにポロポロと目から出ていくわけではありません。(穴の作り方や、糸の縫い方などには、様々なやり方があって、術者の好みや、個々の患者様の症例によっても変わります。当院では、上記のような手術が多いのですが、例えば、写真の緑矢印の部分には、接着剤(糊)のようなものを使うなど、いろいろ工夫をしています。)

今日、ちょうど視野検査で外来にきた別の患者様、I様の写真です。

緑矢印で囲んだ部分がプックリと膨れています。青矢印の部分に白目の四角いキズがうっすらと透けて見えます。1年以上前に手術した方ですが、現在も眼圧は7mmHg程度と良好です。


こんな感じで、手術は問題なく25分程度(助手なし)で終わりましたが、この患者様はまだまだ見えるようにはなりません・・・冷や汗
今日は、とにかく状態が悪く、ひとまず眼圧を下げる手術だけを緊急で行ったのですが、目の中には、いまだに落下した水晶体が残っていますし、新しいレンズも縫いつけなくてはいけません。
(眼圧が高いと、黒目・角膜が濁ってしまい、目の中をのぞくことが困難です。目の奥の方まで手術をするのは危険なので、今日全てを行うのはリスクが高すぎます。)
とりあえず、超緊急の状態は脱したのですが、週が明けてから、今回のキズに負担がかからないように、目の奥にあるレンズを取り出して、新しいレンズをいれる。
どこから、キズを作って、どうレンズを取り出すか。なかなか難しそうです。週末に作戦会議を開かなくては汗

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)
| 緑内障 | 18:25 | comments(0) | - |
緊急手術
今日は、夕方に近くの開業医様の紹介で、緊急の患者様がこられました。
水晶体亜脱臼といって、目の中にあるレンズ(濁った場合を白内障と呼びます。)が、ぶつけたりすることが原因で、グラグラして、本来あるべき場所からずれてしまっています。
本来は、目の中には房水と呼ばれる透明な水が、規則的に流れているのですが、水晶体の場所がずれると、その房水の流れ方に変動が起こってしまいます。水の流れの変動によって、目の中には水が溢れかえるように増えてしまい、眼圧が上がる急性緑内障発作と呼ばれる状態になってしまっていました。放っておけば、どんどん悪化し、最終的には失明してしまいます。

先ほど手術を行い、水晶体を取り除くことで、水の流れをもとに正常化するようにしました。通常の白内障手術と違って、少し大変な手術なので、一般的には入院して頂く事が多いのですが、ベットがない(満床)ので、一度お帰り頂き、明日また診察となりました。
満床って困ります。
出来るだけ、白内障などは日帰りで行っているのですが、なかなか重症のかたも多くて。

ベットをもっと作れば?と思うのですが、僕も詳しくないのですが、
地域の中で全ての病院の合計のベット数というのが決まっているらしく、勝手に作ると怒られちゃうようです。
でも、現場では必要なのに。と思うと、法律や規則って、なかなか厄介です。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)
| その他 | 20:30 | comments(0) | - |
OCT(optical coherence tomography)
予想通り、お盆があけて混みました冷や汗
午前だけで60人以上。新規の患者様が多く、眼科医1人だと、2時間くらい待つ患者様も出てしまい、すみません。頑張ってはいるのですが。
待ち時間の分、診療では少しでもご満足いただけるように励みたいと思います。

午後は以下の手術を行いました。
・眼瞼内反症手術(逆さまつ毛) 1件
・翼状片手術 1件(結膜弛緩症同時)
・白内障手術 7件
・網膜硝子体手術(黄斑円孔) 1件 
難しい症例はなく、4時過ぎには終わってしまい、午後はのんびり出来ました船


今日は眼科で使う検査の器械の話です。
OCT(optical coherence tomography)
日本語で言うと光干渉断層計。
眼底カメラの画像はこれまでも掲載ししてきましたが、カメラの写真は平面(2次元)であり、例えば網膜に水が溜まっているか?膨らんでいるか、へこんでいるか?などの3次元での評価は、なかなか困難です。

OCTは、近赤外線を利用して、眼底、網膜の性状を詳しく、3次元、立体的に測定することができる器械です。
網膜疾患、特に黄斑部と呼ばれる、物を見る中心部の網膜の診断が、今までとは比較にならないほど正確に下せるようになりました。

診察で患者様に説明するときに使っている図ですが、このように目の奥の方の網膜(光を感じ取るフィルム)の断面図を撮影することができます。右側のキレイな画像がOCT検査の結果です。


正常な方の測定結果です。網膜の中でも黄斑部(中心部)は、物を見ることだけに特化しており、その他の構造が少なく、少し凹んだ形になっています。


これは、最近テレビCMや新聞広告で有名になった、加齢黄斑変性症という病気の患者様の結果です。眼底カメラでは写真のやや右寄りに赤い出血があるのが分かります。ただし、この出血がどの程度、膨らんでいるかなどは分かりません。OCTで撮影すると、網膜がデコボコしたり、水が溜まって膨らんでいる(黒く抜ける)所見などがよくわかります。

当院のような網膜硝子体手術(網膜剥離・糖尿病網膜症・黄斑円孔・黄斑前膜などに対する手術)を行う病院には、絶対になくてはならない検査器械です。
また、緑内障の患者様で、神経(網膜)の厚みなどを測定することにも役立ちます。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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| 眼科の検査 | 19:08 | comments(8) | - |
結膜弛緩症
昨日、暇だとか言ってしまったせいでしょうか・・・。今日は普通に結構混みました。お待たせしてしまった患者様は申し訳ありません。
午後は小美玉で手術です。
白内障手術 5件
やはり、成熟白内障といって、今回は光さえほとんど分からない。という患者様もいらっしゃり、なかなか大変な手術でした。(10分くらい)


今日は、昨日手術をした結膜弛緩症の手術について書いてみます。
結膜弛緩症(けつまくしかんしょう)
病気の詳細は、6月22日のブログをご参照ください。
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4996
僕を含めて、最近の眼科医は、「見える・見えない・失明」などにばかり、ついつい目がいってしまうのですが、患者様にとっては、痛いとか、うるさい、涙がでる。などの症状もツライことです。
結膜弛緩症は、ある程度高齢になった場合に、非常によく起こる病気で、患者様によっては、とても辛いとおっしゃる事があります。


84歳女性の患者様の、昨日の手術前の写真です。

赤い矢印で囲んだ部分が、結膜がゆるんでシワになっている部分です。
この患者様は、涙目、うるさい。というのがツライようです。


赤矢印が結膜のシワを引き延ばして、白目(強膜)に縫いつけた部分です。
黒矢印は、縫っている最中です。(手術では、患者様の頭の上側に座ります。写真は通常の状態とは上下が反対になっています。)

今度は、黒が縫ってある部分、赤が縫っているところです。
こんな感じで5箇所ほど、シワを伸ばして縫いつけます。

ゆるみが大きい部分は、ハサミで切って、切除してしまいます。

切りとった端と端を縫い合わせて、縫い合わせて終了です。
血液がサラサラの薬を飲んでいて、少し赤く出血していますが、数日でキレイになります。
(出来るだけ出血しないように、血管を避けて切ったり、縫ったりする必要があります。瞳孔を開かないで手術をする先生もいらっしゃいますが、当院では出来るだけ見た目を良くするために、瞳孔を開く薬を使用して出血を少なくするように心がけています。)

今朝こられた時の写真です。

手術前にみられたシワがとれて、キレイになっています。

アッカンベーをすると、まだ少し赤みがありますが、2〜3日で治ります。

日帰り手術で5分程度の手術です。
1割負担の患者様だと、片目3000円くらい。
慢性的に涙がでる、うるさい、ゴロゴロするなどの患者様で、目薬で軽快しない場合には、手術をしてしまうのも一つの手かと思います。

涙目の原因となる病気は他にもあります。
また、手術をしなくても目薬の調整だけで、症状が取れてしまう場合も多くあります。
当院での手術をご希望の場合でも、今まで使用した目薬や、検査の結果があると、よい診断につながりますので、現在、かかりつけの眼科様がある場合には、出来る限り紹介状を頂くようにしてください。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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| 結膜弛緩症 | 19:32 | comments(0) | - |
暇です。
今日もお盆なので、かなりすいています。
初診の患者様もお待ちにならずに受診出来ます。
外来を閉じるわけにもいかないので、診察室にいるのですが、
じっとしているのが苦手な性格で、院内をウロウロしてしまいます。
明日も予約が少なめなので、お勧めですよ!
お盆明けは混みそうだなぁ・・・。そっちも怖いなぁ。


お昼の手術は、
・眼瞼下垂症 2件
・結膜弛緩症 1件
・白内障手術 4件
・網膜硝子体手術(糖尿病・硝子体出血) 1件
と、それなりには普通にあるのですが。(みなさん無事に終わりました。)
| その他 | 17:29 | comments(0) | - |
パセリ
妻が家庭菜園でパセリを作っていたようですが、
今朝、「パセリが大変なことになっている!!」と。

キアゲハという蝶々の青虫のようです。
いつからいるのか不明ですが、10匹以上でパセリを食べつくし、もうエサがなくなる寸前です。
子供に羽化を見せたい!と飼ってみようと思うのですが、ネットで調べると、パセリや山椒の葉など、においのある葉っぱしか食べないようで。
急いでパセリの苗を買いに行ったのですが、近所では今日は見つけることができずに、スーパーで食用の葉を購入しました。
飼育が大変そうですが、羽化を見せてあげられたらいいな子供



今日は生き物に縁があるようで、ご近所さんにカブトムシを譲っていただきました!
子供たちは、今のところ、こちらのほうが喜んでいます。
| その他 | 21:13 | comments(0) | - |
霰粒腫(さんりゅうしゅ)
やっぱりお盆で空いています。午前の外来は35人。
早く終わったので、午後は子供とプールに行ってきました!

と、夕方に急患が。
糖尿病で片目が出血してしまい、まったく見えない状態です。
他院様follow中で、少し出血が引くのを待っていたみたいのですが、もともと反対の目が見えない方なので、このままでは生活ができません。
家に帰っても生活に困るので、緊急入院して頂き、明後日の月曜日に手術をさせて頂くことになりました。
二日間、見えない状態で申し訳ありませんが、頑張って頂きたいと。
(週末にこれを読んだスタッフの方、月曜日は緊急手術です。ご協力お願いします。)


霰粒腫(さんりゅうしゅ)



まぶたに、しこりが出来たり、腫れてしまう病気です。
正常な眼瞼(まぶた)のふちからは、あぶらが分泌されているのですが、あぶらがあるおかげで、まばたきが滑らかになったり、涙が乾きにくくなったりします。
この、あぶら分泌する組織をマイボーム腺と呼ぶのですが、まぶたの、はじからはじまで、一つのまぶたに20個、上下左右で80個程度の腺が存在しています。

当院の事務の生井沢くんのまぶたです。

拡大すると、こんな感じ。矢印で囲んだ丸い部分がマイボーム腺の出口です。

霰粒腫は、このマイボーム腺の出口が何らかの原因で詰まってしまい、慢性的な炎症が起こって、肉芽腫という塊(しこり)ができる病気です。
(つまる以外の原因もありますが、一般の患者様に分かりやすい説明のみで。)
霰粒腫の症状はまぶたの腫れや異物感です。まぶたを手で触るとシコリを触れます。
バイ菌がつくなどして、炎症を伴った場合は急性霰粒腫と呼び、赤く腫れると、麦粒腫(ばくりゅうしゅ:感染症)と似た症状(メヤニや充血、痛み)が出ます。


先日来た女性です。赤い矢印のマイボーム腺が詰まって、少し膨らんでいます。下の黒い矢印の部分にしこりが出来ています。

アッカンベーすると、こんな感じ。

治療法は、ステロイドという炎症を抑える目薬や塗り薬を使います。
感染を起こしている疑いがある場合には抗生物質も加えます。
麦粒腫(まぶたの組織にバイ菌が感染したもの)と同じような薬、治療法になるのですが、しこりがある分、霰粒腫は治るまでに時間がかかることがあるのが特徴です。人によっては数ヶ月以上かかることも。

ステロイドには緑内障という副作用を起こす可能性があるので、
当院では、まず薬を処方し、薬がなくなるまでに治ったしまった場合は終了(来なくていい)としていますが、副作用のチェックとして、2週〜1ヶ月程度たっても治らない場合は、一度受診して頂いています。
副作用がなくて、しこりが小さくなっている(薬が効いている)場合には、同じ薬をたくさんだして、治るまで目薬を使っておいてください。としています。(ほとんどの患者様は薬のみで治ってしまいます。)

どんどん悪化する場合、ステロイドの副作用で薬が使えない場合、なかなか治らず、繰り返す場合には、手術を行います。
手術でしこりを摘出してしまうのです。大人の場合には、局所麻酔で10分程度の手術で簡単に治ってしまうため、あまり長引きそうな場合には手術を行ってしまいます。(20〜30人に1人くらい。)

この方は、一ヶ月以上、薬を使っても治らないため、この間手術を行いました。
今はとてもキレイに治っています。
(術後も載せたいのですが、経過がよいと、写真を撮るのが面倒で、つい撮り忘れてしまいます。)

ただし、子供の場合には、手術の程度にもよりますが、多くは全身麻酔を必要とするために、なかなか手術に踏み切れず、長々と薬を使って頂くこともあります。

手術ができない場合などで、ケナコルトという強力なステロイド薬をまぶたに注射する治療法なども、たまにですが行う事があります。

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| まぶたのできもの・麦粒腫・霰粒腫 | 21:09 | comments(4) | - |
働く (端楽)
毎年この時期になると、「先生はお盆は休みじゃないんですか?」と聞かれます。
これまでの人生で、お盆が休みだったことは一回もなく、そもそも、僕の両親は末っ子同士で、核家族で育ったせいか、お盆という風習があまりよくわかりません。御先祖様の迎え方や、送り方なんかも全く分からず、ちょっと日本人としては・・・。と思うときもあります。
なので、お盆に休み?と聞かれると、なんで???となってしまいます。


でも、なんとなくこの時期に思い出だすことは、
昔、祖父が言っていた、働く(端楽)という言葉です。

働く、人が動くと書きます。
みんな人それぞれ、働く理由があって、毎日頑張っています。
「働く」は「端楽」
はた(端)にいる人に、らく(楽)をさせること。


僕の一番身近な両端(端:はた)は家族です。
楽にさせたい、幸せにしたい。と人が動く。

お金を稼ぐ仕事だけが、働くではありません。
奥さんたちが、家族が楽にできるように家事をするのだって、働く。
ボランティアで、困っている人を楽にさせるもの働く。

家族や友人が楽になるように。
一緒に仕事をしてくれるスタッフが楽になるように。
そして、患者様が楽になるように。

どうせ人が動くなら、
自分のためだけと思わず、端の人のために、その人に楽をさせたい。
と思って動くと、なんだかやる気が出てきます晴れ

僕は幸い医療従事者になって、広い両端を持つことができました。
一般的な職種よりは、楽にさせてあげたい人がたくさんいます。
石岡を中心に両端をもう少し広げて、広く地域の患者さんが楽になってくれるといいな。



さいきん、眼科のことが少なくてすみません。


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| その他 | 12:05 | comments(2) | - |
要塞
お盆だからかな?
午前中の小美玉の外来が、久しぶりにすいていて、ゆっくりと出来ました。
時間がゆっくりあると、患者さんとのんびりと世間話ができますニコニコ


今朝の常陽新聞に幕内会の記事が見る
内容は、山王台病院が震災時に備えて、
ー家発電装置を大幅増設
井戸水を使用するために掘削

というものです。

3月の震災の前後は、とにかく網膜剥離の紹介が多く、震災の直前まで手術をしたり、直後から自家発電で手術をしたり、水道が止まっているので、貯水庫の水の残量にヒヤヒヤしながら、どうにか眼科は乗り切りました。

ただし、クリニックや病院本院での人工透析は、どうにも水の確保ができず、約2日、透析患者様を停電や断水のなかった、土浦や、千葉の病院まで搬送するといった事態に陥りました。実は人工透析を行うには、莫大な水を必要とするのです。行政とも様々なやり取りがあり、少しでも透析を行うために、何度も給水車がきて、早朝からスタッフ全員が頑張っていたのを覚えています。
透析の患者様が遠距離を移動するのは大変なストレスをかけてしまいますが、透析の中断は命につながるために、どうにかみなさんに協力をお願いしました。

非常電源(自家発電)は通常の病院以上には備わっていたため、幸い眼科の手術などは問題なく出来たのですが、透析以外にも一部稼働できない器械がでたりと、通常の診療に戻るには、どうしても数日かかってしまいました。

石岡市全域が停電・断水し、透析ができる病院はなかったのだから仕方ない。と考える方も多くいらっしゃると思いますが、そこが幕内先生!
なんと、今後の震災に備えて、水道が止まっても、電気が止まっても、とにかく病院を機能させなくては!とのお考えで、今回の記事に至ります。

もちろん震災はこりごりで、起こってほしくありません。でも、この設備が整えば、もしもの時には多くの患者様、地域の皆様にとって、必ず役に立つものになるでしょうグッド

新聞では自給自足という表現で記載されていましたが、
僕が思った感想は、これはもう「要塞」だな。
お陰様で安心して医療に打ち込めます。


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| クリニックのこと | 20:28 | comments(0) | - |
結膜炎:細菌性結膜炎
今日は以下の手術を行いました。
・翼状片手術 1件
・内斜視(固定内斜視)手術 1件
・白内障手術 8件
・緑内障手術 1件
・網膜硝子体手術 2件(増殖糖尿病網膜症1件、網膜中心静脈閉塞症1件)
無事に終わっています。


ちょっとサボっていましたが、結膜炎の続きです。
細菌性結膜炎(さいきんせいけつまくえん)
結膜にバイ菌が感染すると、結膜炎がおこります。
バイ菌といっても、先日記載したウィルス(はやり目)や、真菌(カビ)、アメーバなど、いろいろな種類がいるのですが、ケガをした場所が膿んだりする原因として、もっとも多いものが細菌になります。

細菌は空気中にも、うようよと膨大な数でうごめいています。
通常の状態では、皮膚や粘膜に細菌がついても繁殖・感染することはあまりないのですが、たまたまキズがあったり、免疫力(抵抗力)が弱くなっていたり、あまりに大量の菌がくっついた時などに感染してしまう事があります。

細菌が結膜に感染すると、細菌性結膜炎として、べったりとした汚いメヤニがでます。(その他、結膜炎の症状として、異物感・痛み・なみだがでる・メヤニがでる・かすみ目・まぶたが腫れる・目が赤いなどが起こります。)

細菌はウィルスほど感染力が強くないために、家族同士でうつし合う。なんてことはあまり多くありません。

治療法は抗生物質の点眼薬がとてもよく効くので、多くの細菌は1日3〜4回くらいの目薬を、数日間使用すると治ってしまいます。
ただし、菌によっては、非常に重篤なものもあり、例えば淋菌と言って、性病を起こすような菌は、とにかく毒性が強く、なかには失明にまで至ってしまう症例もいます。(若い男の子などで、メヤニがたくさん出る場合などは、性器の症状や、風俗店の利用がないかなどを聞くことがあります。眼科なのに何で?って思う方もいるかもしれませんが、必要な情報なのです。)

他には、耐性菌といって、一般の抗生物質が効かない症例もいます。
先日から当院で治療中の90代の女性です。メヤニがでるので、他院の内科で目薬をもらったけど、全く良くならないと来院されました。
このような場合は、メヤニ(眼脂)を少しとって、培養(ばいよう)という検査を行います。試験管などで菌を繁殖させて、菌の種類や、薬との相性を調べる検査です。

数日すると、こんな結果がでます。
上の方にMRSAと書いてあります。MRSAとはメチシリン耐性ブドウ球菌といって、多くの抗生物質が効かないことで有名な細菌です。
下のほうにズラッと並んでいるのが、抗生物質の種類です。各抗生物質の一番右側に、「R」もしくは「S」とあります。
[R]はresistant;耐性・抵抗、つまり「効かない」という意味です。
[S]はsensitive;感じやすい、つまり「効く」という意味です。
この患者様の菌(MRSA)は、下のほうの3つの種類しか効かないという事になります。

ただし、下の3つの成分からなる点眼薬は、現在の日本にはありません。
このような場合は、点滴に使用するための薬を少し薄めてみたり、薬としては認められていないような消毒薬を薄めたりして、患者様にぴったりの点眼薬を作り出す必要があります。

今回は、表の一番下のバンコマイシンという薬が良く効きそうだというわけですが、実はバンコマイシンは昨年から目薬ではないのですが、眼軟膏とって、目にいれる軟膏のお薬が発売され始めています。まだ一般的な薬ではなく、治験といって、実験段階のような薬ですが、製薬会社などにお願いして、使用することが可能になりました。
現在は2週間までしか使用が許されていないのですが、治ってくれるといいのですが・・・・。

と、ながながと書いてきましたが、実際の診療では、ほとんどの場合は培養の検査は行いません。
細菌性結膜炎が疑われた場合に、原因となる菌が淋菌や耐性菌ということは、非常に稀で、多くの菌は通常よく処方される、一般的な抗生物質の点眼薬で治ってしまいます。また、培養検査をすればお金が余分にかかりますし、1週間後に結果が出るとして、その頃には治ってしまっていることが多いからです。

ですので、培養検査を行う場合は、メヤニの量や性状から、毒性の強い菌が疑われる場合や、高齢者などの抵抗力が弱くて、耐性菌という菌が原因である可能性が強い場合などに限って行われます。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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| 結膜炎 | 20:24 | comments(0) | - |
芝生:全盛期
カメラとても暑い日が続きますが、皆さん熱中症には気をつけてくださいね晴れ

毎朝、出勤の気温が上がる前に、水遣りを行うのですが、芝生が全盛期です。

スパイキング、エアレーション、肥料、芝刈り、頑張ったかいがありました拍手
よく見ると、生えてきたキノコに混ざって・・・。

小人図鑑で調べなくちゃ!!見る
(さいきん本屋さんに行くと、小人図鑑というものが流行しているようです。知ってますか?)


井上先生に頂いたトマトもとても順調です。最近、カメラを一眼レフに替えたのですが、キレイにとれてビックリです。
| 芝生・趣味 | 22:35 | comments(0) | - |
成熟白内障
今日は以下の手術を行いました。
・眼瞼下垂症手術 1件
・白内障手術 6件
・緑内障手術 2件
みなさん無事に終わりました。

が、最後の1名の白内障がとっても手こずりました・・・。

成熟白内障(せいじゅくはくないしょう)
白内障の濁りが極端に強い場合は、専門的には成熟白内障などと呼ばれます。簡単にいうと末期です。
当院ではなぜだか、毎週毎週、成熟白内障の手術があるのですが、先日記載した通り、
8月1日 ブログ「白内障の程度」
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4923

あまりに進んだ白内障は、ちょっぴり手術が大変になります。

今日の最後の方ですが、手術前の視力は手動弁といって、0.01未満です。

通常の症例では使用しないのですが、このような強い白内障の場合は、
手術時に特殊な青い色素で、水晶体嚢と呼ばれる濁りを包む袋状の組織を、青色に染めて手術をやりやすくする必要があります。

左が染色前、右が青い色素を入れているところです。
(一般的な手術画像よりも、かなり暗い状態で手術をしていますので、写真が暗くて、良く分かりにくいかもしれません。)

その後、超音波という振動を利用して、濁りを砕きながら吸い出します。
成熟白内障では、濁りが硬いので、砕くのにも時間がかかります。
(当院ではプレチョップ法や、傷口の大きさや機械の細さなどは、乱視など個々の症例によって使い分けていますので、みなさん同じ方法ではありません。この写真はこの患者様のための手術法です。)

この方は全体で10分以上かかり、午後の外来に遅れないかヒヤヒヤしました。
ただし、今日は手術にかかった時間と言うよりも、とにかく目が動いてしまって、手術を始めること自体に手こずりました。
手術では、眩しさから目がキョロキョロしてしまう人が多いのですが、
当院では、まぶしさを軽減するために、とても少ない光で手術を行っています。
(専門的にはLumeraT:S88で、光量0.5の最小値、フィルターを利用して中心外は光量なし)
ですので、強いまぶしさをうったる人は皆無で、僕が「青い光を見ましょう」というと、基本的に全員がキチンとまっすぐ前を見ることができます。

今回は、視力があまりに悪いために、青い光を見ることができずに、さらに緊張してしまって、目がキョロキョロ動いてしまったようです。

手術は無事に終わり、入院の患者様なのですが、先ほど診察したところ、「もう両眼ともに手術前より、よっぽど見える!」とのことで、安心しました。手術前がほとんど見えない分、手術後の見え方の満足度が大きいのは成熟白内障の良いところ??(僕たちも喜んで頂けると嬉しいので。)でも、手術が大変なのは嫌なところです。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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| 白内障 | 20:15 | comments(0) | - |
風々亭
午前中に入院患者様の診察をしましたが、急性網膜壊死の方も眼内炎の方も経過が良好のようで安心しました。週明けに退院です。

午後は家族で大洗に海水浴に行ってきました船
原発の影響か、例年と違って、まだまだ人が少ないようです・・・。
駐車場もすいていて、シャワーや食事で待つこともないし、遊ぶのには「やった!」という感じもしますが、観光業の方は大変だろうなと。

子供は嬉しくて大はしゃぎです。こういうのをみると行ってよかったなぁと思います水泳
放射線量も基準値以下ですし、はやく茨城県に人が戻ってくるといいな。


夜も茨城産を!と、病院の近くの焼肉屋さんへ。(食べたいだけですが・・・)
風々亭(ふうふうてい)さん

常陸牛のとっても良質なお肉が出てきます。
初めて食べに行ったときはビックリしました!

最近忙しくて、あまり焼肉とかにはいけなかったのですが、好物の生肉(ユッケとかレバ刺し)を頼んだら、「今は扱ってない」とのこと。
そういえば、そんなニュースで騒がれた時があったなと。世間に疎くなっている気がします。
セシウム問題もあるからでしょうか?やっぱり、いつもよりもすいています。
海水浴場もですが、焼肉屋さんも心配です。早く落ち着くといいんだけど。
| 石岡市・茨城県 | 21:31 | comments(0) | - |
献血
今日は、山王台病院前に日本赤十字社の献血バスが来ました。

お昼休みが30分ちょっと取れたので、間に合うかと思って400ccの献血を、お願いしてみたのですが、思ったより血液が出るのが遅くて、午後の外来に遅れてしまいました・・・・。すみません。
運動不足かな?加齢かな?昔はもう少し、血の出るのが良かったきがするけど冷や汗

昨日、遠方の眼科様から眼内炎という病気の患者様をご紹介頂きました。
眼内炎は目の中にバイキン(多くは細菌)が入ってしまって、膿んでしまう病気です。菌の強さ(毒性)によるのですが、ヒドイものだと1〜2日で失明してしまう事もあります。
昨日の患者様も、一昨日は視力が1.2まであったのに、昨日の朝には0.2まで低下、夕方に当院に来た時には0.05と、とても強い菌のようでした。
以前の手術から、かなり長い時間がたっており、傷口から菌が入ると言っても、よほど強くこすったりしないと考えにくいのですが。
ご本人は、あまり覚えていないとのことでしたが、先ほど診察にいくと、まだ手術の翌日なのに、まぶたを触っており・・・。駄目ですよびっくり
今のところ、経過は良好で安心していますが。
受付後、1時間くらいで、手術に入れました。緊急の手術を時間のロスがなく出来るのはとっても助かります。スタッフに感謝です拍手


最近、ブログをみたとのことで、質問などのお電話やメールを頂くことが増えました。Q&Aとして、新しく質問をご記入頂けるようにしてみたので、なにかご質問があれば、どうぞ。出来る限りお応えしようと思います。
左のQ&Aという部分からお願いします。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)
| その他 | 21:29 | comments(0) | - |
瞳孔偏位
今日は以下の手術を行いました。
・白内障手術 7件
・結膜腫瘍切除 1件
・瞳孔形成術 1件
・網膜硝子体手術 4件
 (黄斑前膜2件、黄斑円孔1件、急性網膜壊死1件)

最後の急性網膜壊死は非常に稀な病気で重症です。久しぶりにみました。
桐沢型ぶどう膜炎などとも呼ばれますが、ヘルペスウィルスなどによる感染症です。大変な手術で疲れました。

瞳孔形成術は、以前に他院にて白内障手術をされた患者様ですが、

写真のように、黒目の中心(瞳孔)が上のほうにずれてしまい、視力が出にくくなっています。黒目の中心部を作成する手術を行いました。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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| その他 | 19:41 | comments(0) | - |
結膜炎◆,呂笋衞棔流行性角結膜炎
今日は小美玉で手術です。
・白内障手術 6件
・眼瞼下垂症手術 2件
・眼瞼内反症手術(さかさまつ毛)1件
無事に終わっています。



結膜炎◆覆韻弔泙えん)
今日は、ウィルスによる感染症のケースを。
ウィルス性結膜炎
原因のウィルスの種類によって、若干呼び方が異なるのですが、
アデノウィルス8,19,37型など⇒流行性角結膜炎(はやり目)
アデノウィルス3,4型など⇒咽頭結膜熟(プール熱)
エンテロウィルス⇒急性出血性結膜炎


のどにウィルスがついて繁殖する場合を、風邪(カゼ)といいます。
白目の上の粘膜(結膜)にウィルスがついて、繁殖した場合がウィルス性結膜炎になります。

症状
異物感・痛み・なみだがでる・メヤニがでる・かすみ目・まぶたが腫れる・目が赤い(充血)などの症状がでます。
ウィルスの強さによって、ちょっとしたメヤニで済んでしまう場合や、ひどい症状で目を開けることができなくなる人もいます。同じウィルスでも、体調などの免疫力・抵抗力によって、個々の患者さんによって症状に強弱が出ることもあります。

診断
〔篆如Р搬欧篌囲、職場や学校などで結膜炎が流行っているか?
⊃濃 Х詼譴寮状を調べます。(専門的ですが、まぶたの裏側の結膜に濾胞というふくらみができたり、偽膜といってひどい反応がでる事があります)
診断キット:抗原抗体反応といって、ウィルスがいると正確に反応する検査器具もあります。粘膜をこする必要があったり(痛い)、院内感染の問題があったりで、´△ら診断が明らかな場合には省略されることもあります。


治療
多くの場合は、風邪と一緒で、体の免疫力がウィルスをやっつけ、自然に治ります。数日〜長くても2週間程度で治ることが一般的です。
ウィルスに対する特効薬は、インフルエンザウィルスや、ヘルペスウィルスなどの特殊なウィルスを除いて、まだありません。昔と違って、ただの風邪の時には薬を出さない先生が増えたと思いますが、出さないというよりは、効くお薬がないのです。
はやり目もウィルスを駆除するような特効薬はなく、基本的には自然に治ります。ただし、炎症による症状をできるだけ和らげたり、後遺症の発生を予防するために、ステロイド剤という炎症を和らげる薬を使う事が一般的です。
ウィルスによる風邪をこじらせると、細菌を原因とした肺炎を起こすことがあるように、ウィルス結膜炎などの目が弱っている時には、細菌が繁殖しやすいために、予防の目的で最近に対する抗生物質を処方することは多々あります。(点眼薬の抗生物質は短期の使用であれば、副作用が少ないために、予防として処方する先生が大多数のようです。)


伝染病
実は、はやり目(流行性角結膜炎)になると、学校をお休みしなければいけません。ウィルスは主に手指を介した接触感染で起こります。
もしも、はやり目になったら、法律で登校が禁止されているのです。

うつりやすいウィルスですので、うつらないこと、そして人にうつさないことが重要です。
・結膜炎の人は目を触ったら、すぐによく洗う。
・周囲に結膜炎の人がいたら、手を良く洗い、むやみに目をこすらない。
・プールではゴーグルを使用する。(プールでうつるものがあります)
・洗顔のタオルを家族で共用しない
・メヤニや涙、点眼薬はハンカチではなく、ティッシュペーパーにとってすぐに捨てる

実は、正直な話、眼科としては、はやり目は天敵になります。
院内感染といって、受診した患者さん同士でうつりあってしまうと困るからです。
結膜炎で受診して、厄介者扱いを受けたことがある人もいるのではないでしょうか??でも、眼科にも評判があって、「あの眼科にいったら、結膜炎になった。」などの噂がでると困ってしまうのです。しかも前述の通り、基本的には自然に治るような病気なので、できれば来てほしくない。なんて考える医師もいます。
当院では、はやり目が疑われる患者様は、来院後すぐに別の待合室で待機して頂き、出来るだけ早く診察をします。会計や処方なども個別で行うようにして、院内感染のができるだけ起こらないように努めているのですが、お子さんの患者様で走り回って、壁をベタベタ触ってしまうときには、頭が痛くなります・・・。

他の科に比べて、眼科には雑誌や絵本、おもちゃなど、患者様が共有する暇つぶしの物品が少ないと思います。その理由の一つに、はやり目による院内感染が怖いというのがあるのです。

今日いらした24歳女性の症例です。

強い充血を認めます。写真の右側は、はやり目に特徴的な後遺症で、黒目(角膜)が濁っている写真です。もう少し分かりやすい、ヒドイ症例の写真を出したいのですが、ヒドイ症例は第一診察室には入らないようにしていただいたり、写真をとるなどの、余分な時間を少しでも省いて診療を行い、院内感染を予防する必要があり、なかなか難しいのです。


20年くらい前までは眼科というと、「赤目外来」などとって、結膜炎などを主体でみることが、仕事の重要な位置を占めていたようです。最近は眼科の主な仕事を、視力や失明などの見える・見えないという分野だと考える医師が多くなりました。どちらも眼科の大事な仕事ですが、僕もどちらかと言うと、見える・見えないに主体に考える事が多くなっているかと。もう少し、バランスの良い医師を目指そう。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)
| 結膜炎 | 20:41 | comments(0) | - |
白内障の程度
今日は以下の手術を行いました。
・白内障手術 6件
・眼瞼腫瘍切除術 1件
みなさん無事に終わっています。


白内障(はくないしょう)
白内障手術の手術の時期に関しては、3月28日のブログをご参照ください。
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4923
基本的には、「ご希望があれば手術をしましょう。」という方針です。

ただし、一般的には手術は早目、例えば視力が0.7とかで、運転免許証の更新のために受ける。といった方が手術が簡単です。
最近はほとんどの患者様の手術が数分で出来る時代になりました。
でも、全員が出来るわけではありません。

今日、実際に、当院で手術を申し込んだ患者様の写真です。


こちらの2名は、矯正視力が0.5程度の患者様です。瞳のなかが濁っていますが、水晶体が白から緑がかって濁っています。このような症例では、ほとんどが4分とかで手術が可能です。


こちらは、散瞳をしていない(瞳を開いていない)ので、分かりにくいですが、瞳孔の中心部がかなり白く濁っています。視力は手動弁といって、影の動きが分かるか分からないかです。このような症例は、手術を安全に行うために、水晶体に色を付けるような作業が追加されるため、一般的な症例よりは2分くらいは手術が長くなります。


この方も、0.01程度の視力ですが、水晶体(白内障)がやや茶色みがっており、濁りがとても硬くなっています。硬い濁りを、小さく砕いて手術をする作業に時間がかかり、手術は10分弱かかります。


こちらの方も手動弁とほとんど見えません。しかも反対目も白内障と緑内障で0.1程度・・・。右側の写真は同じ目を少し撮影方法を変えて写真を撮っています。濁りが茶色でとても硬そうです。やはり10分弱かかります。

手術が長くなると、手術後の炎症が強くなったり、手術自体が少し痛みがあったりすることが多くなります。
また、濁りが強くて、視力の悪い症例は、手術前の検査が上手にできなくなったりして、目の中に入れるレンズの度数合わせが難しくなります。(例えば、裸眼で運転免許を目指すなどの良好な視力を目指すのが困難に)

手術はいつでもいい。何歳でもお引き受けします。とは言っているのですが、あまりに遅くなると、手術をする方も、される方も、お互いに大変かもしれません。
両眼ともに0.1以下になって、はじめて「見えにくい。」と来院される方が、ほぼ毎日きます。できれば、高齢の患者様の御家族のかたは、2〜3m離れたカレンダーが見えるかどうかチェックしてみて、文字がはっきり読めないようなら一度受診を勧めて頂ければと思います。
なんの病気も早いうちに治した方が楽な場合もありますよね。

やっぱり石岡市は重症例が多い冷や汗


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)
| 白内障 | 20:46 | comments(0) | - |
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