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糖尿病網膜症ァ‥尿病眼手帳
今日は午前が小美玉で外来、午後はクリニックでした。
午後の外来は、久しぶりに、ものすごーく空いていてのんびりでしたよつばのクローバー
こういう時間に診断書とか、書類の仕事をやっつけてしまうといいのでしょうが、外来中と思っていると、なんだかんだ気になっちゃって、他の仕事はなかなかテキパキとは進まないんですよね。要領がわるいのかな??


今日も糖尿病に関してです。
糖尿病眼手帳(とうにょうびょうがんてちょう)
糖尿病などの患者様は、かかりつけの内科などで、血糖値や血圧を書いてもらう手帳をお持ちの方が多いと思います。
外来で先生に、「血糖は189で・・・」とか言われても覚えにくいですが、ノートに書いてもらえば確実ですよね。そして、何より自分の体のデータをきちんと保管することで、治療にもより積極的に参加できます。
眼科でも、「今回は出血が少し増えていますね。・・・・次回は4ヶ月後で。」なんて言われても、普通は、なかなか把握できません。
「症状もないのに、出血??増えているって、失明するの??」という具合に思ってしまう人も多いはず。
また、急に説明されて、理解もあいまいなまま、内科の先生に「眼科の結果はどうでした?」と聞かれても困りますよね?

ー分の病気・病状をきちんと理解する
内科医・眼科医の間の連携を深める

この目的のために、とっても便利で重要なものが
「糖尿病眼手帳」なのです。

糖尿病眼手帳は日本糖尿病眼学会により作成され、
増え続ける糖尿病、糖尿病網膜症による失明を防ぐ、
糖尿病網膜症の早期発見、適切な治療、そして患者様の診療放置・中断をいかに防ぐかということを目的としています。

こんな感じ。ポケットにも入ります。
内科様などで渡される、血糖コントロールのノートを一緒に持てるサイズです。


中には、こんな説明も。
赤線を引いてみましたが、ここが重要です。
自覚症状が出てからでは遅いのです!!
眼底検査の目安ものっています。
ただ、これならまず安全という、一般的な目安であって、
増殖期で2週間〜1ヶ月、増殖前で1〜2ヶ月とでとかありますが、
実際にはもう少し間隔をおいて来て頂くことが多いです。
(血糖が異常に高い人や、レーザーや注射の治療中の人は、毎月来てもらう事もありますが)


病気の説明もありますので、自分が現在どの段階にいるのか。なども理解しやすいと思います。


これが、診察後に僕たちが記載するページです。
診察日や、次回の予定、視力、眼圧、網膜症の様子や、悪化・改善・横ばいなどが記載されます。

日本中ではすでに100万部以上の手帳が使われたようです。
当院は網膜症の手術などで紹介を頂くことが多いので、まだ開院1年半ですが、在庫からは、すでに500〜600部をお渡ししたようです。糖尿病の患者様はたくさんいらっしゃいますね。

ご本人がご希望されない場合には、お渡ししていませんが、本当は、出来る限りお持ち頂きたいなと。
眼科の受診後は、内科の先生に見せて頂ければと思います。目の状態によって、内科の治療を変更頂くこともよくあります。また、診療情報といって、紹介状の記載にはお金がかかってしまいますが、このノートの記載は無料です。(たぶん全国で。)

また、なにかの理由で別の眼科様に受診する場合にも、眼科医が見れば、これまでの経過が一発で、かなり正確にわかります。転勤が多い人で、眼科を毎年変更しなくてはいけない人も、次の眼科の先生がノートへの記載を引き受けてくれます。(普通の眼科医ならきっと。)

そう思って、お渡しするのですが、たまーにお渡しした当日に、待合室の忘れものになっていることが・・・冷や汗

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| 糖尿病網膜症 | 22:00 | comments(0) | - |
全剥離
今日の午後はちょっと辛かったです。
・白内障手術 16件
・緑内障症手術 1件
・網膜硝子体手術 2件
(糖尿病黄斑浮腫1件、網膜剥離・増殖網膜症1件)
みなさん無事に終わっていますが、最後の症例がちょっと大変で冷や汗


本日はじめてこられたのですが、87才女性です。
右目が1ヶ月以上前から見えない。とのこと。
視力は光触弁(こうかくべん)と言って、失明の一つ前、明かりが分かるか分からないかのレベルです。診察すると、

なんと全ての網膜がはがれているではないですか!
イラストだとこんな感じ。

本来、緑の光を感じフィルムは、眼球の内側の壁にしっかりくっついているはずですが、赤矢印のように内側に剥がれてきています。あまりに剥がれると、内側からみると朝顔のつぼみのように見えます。これは手術開始時です。


かなりの重症で、発症後時間がたっているので、今から網膜をくっつけても、僅かにボンヤリ見えるくらいを維持するだけといったことが予想されます。
年齢も87歳なので、今回は、ちょっと諦めて頂こうかな。と、思っていたのですが、
反対の目を診察すると、視力が0.3、そしてなんと、末期の緑内障があるようです。こうなると、緑内障の目も将来心配ですので、ごく僅かでも視力を残しておいた方がいいのかな?と。
結局、緊急で入院して頂きました。

手術で良く見ると、

網膜は剥がれると白く見えるのですが、シワシワの網膜のシワとシワがくっついているような感じです。実はこの間には、カサブタができており、カサブタを出来るだけ取ってあげないと、網膜のシワを伸ばして、貼り付けることができないのです。


目のはじっこの方を見ると、網膜の断裂(穴)を発見!白く浮き出た網膜の断裂部のオレンジ色が穴の部分です。

網膜をつけるのには、重症例で使用する、重い液体パーフロロカーボンで押しつけます。

(パーフロロカーボンについては、2011.09.04 Sundayのブログを参照下さい。)

網膜がくっつくと、オレンジが回復して、こんな感じに。


ここで、レーザー光線でヤケドを作って、貼り付けていきます。

白い点々が焼いたあとです。

この方は、目のはじっこの方の網膜にもカサブタがベッタリついており、グチャグチャです。

仕方なく、一部のカサブタは、網膜ごと切除してしまい、
最終的にはシリコンオイルを目の中に入れて、終了となりました。
(シリコンオイルについては、2011.04.12 Tuesdayのブログをご参照ください。)

基本的に、網膜剥離は、多くの場合で診察当日に手術を行う事が望ましい病気です。みなさん、急に見えにくくなったら、出来るだけ早く来てくれるといいのですが・・・。今回は、普段はお一人暮らしのようで、やっぱり難しいのかな・・・。

網膜剥離について、いつかきちんと病気の原因から書いてみたいと思うのですが、網膜剥離の患者様が来た日は、そのまま夕方〜夜に緊急手術になるため、なかなか時間が・・・。書きたいこと、知って頂きたいことはたくさんあるのですが、1日が26時間あればな。なんて。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
Q&Aなどでも、質問を頂くことが増えてきているようで、多少は社会貢献になっているのかな?頑張ってみます。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| 網膜剥離 | 21:13 | comments(11) | - |
納豆博物館
今日の午後は、他院様で糖尿病網膜症の硝子体手術に呼んで頂きました。
夜には、眼科の後輩の先生が奥様と石岡に食事に来てくれ、久しぶりに会いました。みんな頑張っているようで、良かったです。


石岡近隣にもいくつか工業団地があり、
小美玉には、おかめ納豆で有名な?(僕は小さい時から食べているのですが)
タカノフーズさんがあります。
近いので、よくそちらにお勤めの患者様も来られるのですが、
今日は、子供がその納豆博物館に行ってきたようで、お土産をくれました。
キーホルダーなのですが、

やわらかいので、押してみると、

ぷくっと、納豆がでてきます。
なかなかいいセンスです。

| 石岡市・茨城県 | 23:28 | comments(0) | - |
糖尿病網膜症ぁ/聞坿:増殖網膜症
今日はお昼に白内障手術を7件行いました。
みなさん無事に終わっています。


今日は網膜症の進行期(末期)についてです。

糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)
増殖網膜症(ぞうしょくまくしょう)


中期では血液の流れが極端に悪くなった(虚血)部分の網膜が白くなり、軟性白斑と呼ばれました。この段階で、造影検査で血流がないことを確認した場合にはレーザー治療を行うのですが、残念ながら、きちんと治療を受けられなかった場合には、進行期(末期)へと進んでいきます。

人間の体は、様々なストレスから回復しようとする力が働きます。例えば、手足をケガして、血管が切れた場合には、新しい血管を生やしたりして、出来るだけもとに近づけようとするのです。
網膜も血管が詰まって、あまりに血液・酸素が足りなくなると、網膜は自分で血管を生やそうと頑張るのです。このように書くと、新しい血管が生えて、血流が戻れば万々歳というようにも思うのですが、残念ながら、目の場合にはそう上手くいかないのです。
手足の血管は、ケガの後に新しく生えてくる血管でも、多くの場合には全く問題なく機能するのですが、網膜の血管が詰まった場合の、後から生えてくる新しい血管(新生血管:しんせいけっかん)は、ほとんどができそこないしか生えないのです。もともと、目の中の血管は、非常に精巧にデリケートにできているのですが、緊急事態に生えてくるような血管には、そこまでの精巧には形成されないのです。
手足の血管は多少のできそこないができて、もしも出血したとしても、「アザができた」くらいで済むのですが、目の中で出血した場合には、場合によっては失明につながる大惨事になってしまうのです。

できそこないの血管(新生血管)は、ちょっとした血圧の変動などで、すぐに出血してしまうので、目の中が血みどろになってしまうのです。


水色の矢印の先に、ちょっと見づらいのですが、もやもやとした細い血管が見えます。これが新生血管です。緑の矢印は、新生血管から出血した状態です。


このように目の中に出血をすると、目の中が赤い出血で埋まってしまうために、光が目の奥、網膜まで届かなくなるために、急激に暗く、見えなくなってしまいます。


出血が続いて、そのまま真っ暗という場合もありますが、出血が自然に止まって、途中でキレイになってしまう事もあります。ただし、どちらにしても、ある程度以上の出血が眼の中に存在すると、数か月たった時点で、目の中には、写真、水色やじるしのような、カサブタ(増殖膜:ぞうしょくまく)ができてしまいます。カサブタは、ヒキツレを起こす性質があり、目の中のカサブタ(増殖膜)がヒキツレを起こすと、網膜が内側に引っ張られ、最終的にはグチャグチャになって失明してしまうのです。


「症状」
出血の程度によりますが、出血が多い場合には、出血直後から真っ暗になることも多々あります。直前まで1.0の視力があった人が、トイレから帰ってきたら、全く見えなくなっていた。なんてこともよくあるのです。
出血が少量であれば、その部分が曇ったように見え、モヤが動いて見えます(飛蚊症)。
出血量が少なくて、目のはじっこのほうでのみ出血した場合などは、出血していることに気がつかないまま、目の中がカサブタだらけになっていた。なんて人もいます。
とにかく、糖尿病網膜症の症状は、気がつきにくい。分からない。と言う特徴があり、気がついた場合には末期の末期なんて事が多いのです。


「治療」
出血する前であったり、出血量が少なくて、外来での網膜光凝固術(レーザー治療)で抑えられる事もありますが、ある程度以上の出血があったり、カサブタが張ってしまった場合には、手術によって目の中に器械を入れて、出血を洗い流したり、カサブタをはがし取ったりする必要がでてきます。このような手術を網膜硝子体手術と言います。

手術は、全員が全員上手くいく。という物ではなく、時には失明につながる合併症を起こすこともあります。ですので、症状のない中期の段階で、レーザー治療を行うことが大事なのです。


「診察」
糖尿病眼学会などでは、一般的に2週間〜1ヶ月に一回の診察としていますが、基本的には定期検査よりも治療が必要な段階であり、何ヶ月に1回の診察と言うよりは、治療のスケジュールを組んでいく必要があります。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| 糖尿病網膜症 | 22:29 | comments(0) | - |
猪口才
今回の石岡市の紹介は、お蕎麦屋さんの紹介です。
昨日、子供たちと食べに行った、たまたま、眼科の先生同士のご夫婦にあったりして、ビックリしました。世間は狭い。

猪口才(ちょこざい)さん

クリニックの前の道を北に50mもないくらいで、歩いて1分弱のお店です。
ご夫婦で経営されているような感じで、いかにもこだわっています!という雰囲気です。地元産のそばを、その日の分だけ臼で粗挽きにするとのこと。そばの香りが強く、とてもいい匂いです。
蕎麦がきや、カモのおつまみなどもあり、僕的には、なにより、お店に置いてあるお酒の種類が好みです。
でも、基本的には週末に子供と行くので、蕎麦と一緒に1杯程度。
注文後に打ったりするのかな?料理までの時間がわが子にはちょっとツライようです・・・。

前に、平日のお昼にランチにいったことがあり、軽いコースを頼んでみたのですが、とても満足した覚えがあります。でも、最近はお昼に出かけるのは難しいんですよね。

一人で、仕事帰りに行って、ちょっと飲んで、最後に蕎麦。なんてやってみたいな熱燗
| 石岡市・茨城県 | 19:48 | comments(0) | - |
糖尿病網膜症 中期:増殖前網膜症
今日は網膜症の重要な病期、中期についてです。

糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)
増殖前網膜症(ぞうしょくぜんまくしょう)

初期の単純網膜症から、さらに血管が詰まっていくと、単純網膜症で見られた赤い小さな点々(網膜出血)、白い小さな点々(硬性白斑)よりも大きな斑点が出てきます。

これが増殖前網膜症(中期)の患者様の1例です。
初期の単純網膜症に比べて、赤い網膜出血(水色の矢印)が大きくなります。また、白い大きめの斑点(軟性白斑:なんせいはくはん)を認めるようになります。軟性白斑は強い虚血(きょけつ:血液が足りない)を示す所見で、血液不足によって網膜の細胞が破壊されたり、むくんだりしている状態です。血液の多い赤ちゃんの顔が赤く、亡くなったり、体調の悪い方の顔は、血流が悪く青白くなるのと似ていますね。

血液の不足具合を詳しく調べる検査として、蛍光眼底造影検査(FAG)があります。蛍光眼底造影は、造影剤という特殊な条件で光を出す物質を、血管に点滴して、目の中にどのように流れるかを調べる検査です。

上の写真と同じ患者様の蛍光眼底造影検査の結果です。水色の矢印が指している白い線は、もともとある正常の血管です。血管の中に造影剤を点滴で入れるので、血管の中の造影剤からでる光が、しっかりと白くうつっています。この血管が網の目状に枝分かれをして、目の中に毛細血管として広がっていくのですが、緑の矢印の先のあたりは、薄い灰色にうつっています。この部位にはきちんと血液がながれ、造影剤が広がっているという事になります。
では、上の写真で軟性白斑となっていた赤い矢印の部分はというと、造影検査の結果では、黒く抜けてしまっています。血液が全く流れないため、造影剤もいきわたらずに白く光らず、黒くうつってしまうのです。この黒くうつる、血流のなくなってしまった部分を無血管野(むけっかんや)と呼びます。


「症状」
この状態でも、多くの患者様で自覚症状がありません。視力も良好に保たれる場合の方が多くなります。(出血や網膜のむくみが、物を見る中心部にあると視力が下がる場合もあります:糖尿病黄斑症)

「治療」
やはり、内科的な治療は重要で、血糖値や血圧の正常化に務める必要があります。
眼科では、必要に応じて網膜光凝固術(もうまくひかりぎょうこじゅつ)と呼ばれるレーザー治療を行います。

「診察」
1ヶ月〜2ヶ月に1回の定期検査が必要とされています。ただし、他の合併症の有無や血糖の状態により、実際には3〜4か月に1回の診察で済む人もたくさんいます。
担当の眼科医の指示に従うようにしましょう。
診察では、医師が眼底を直接のぞいたり、カメラによる撮影、必要に応じて上記の傾向眼底造影検査を行います。また、視力が下がり始めることもあり、少しこまめに視力を測定したり、黄斑症(黄斑浮腫)という病態の確認として、OCT検査を行うようになります。


中期の増殖前網膜症できちんと治療を行う事ができれば、現代の医学では基本的にはほとんど全員の患者様は失明しないで済みます。(超重症例などでの例外はありますが)
治療法があるのに、なぜ失明する人が後を絶たないのでしょう?
それは、残念ながら、定期検査に来てくれない患者様が無数にいらっしゃるからです。

治療をするべき中期では、視力低下などの自覚症状がない場合の方が圧倒的に多いのです。ですから、目が見えにくくなったら病院に行こうと思っている患者様は、症状を自覚して、眼科に行った時には、既に末期で、失明するかしないかといった治療を相談しければならなくなってしまうのです。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| 糖尿病網膜症 | 21:01 | comments(2) | - |
糖尿病網膜症◆―藉:単純網膜症
今日は祝日でしたので、入院患者さんをちょっと診察して、あとはお休みです。
子供が習い事をしているのですが、初めてちょっと見学に行ってみました。でも、僕がいると気が散ってしまうみたいなので、すぐに退散・・・。


今日からは、糖尿病の3大合併症の一つ、網膜症について書いて行きます。
糖尿病で血液がドロドロになると、目の奥の光を感じるフィルムの部分、つまり網膜の血管が詰まっていきます。詰まることによっておこされる、眼底出血などの病態を、糖尿病網膜症と言います。

今日はまずは、一番初期の段階から。
糖尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)
単純網膜症(たんじゅうもうまくしょう)

目の血管は無数にあり、糖尿病になったばかりで、少しくらい血管が詰まっても、眼底・網膜には何も変化は起こりませんが、ある程度詰まってくると、目の中に出血などが起こります。

これが初期の網膜症、「単純網膜症」の患者様の眼底写真です。
水色の矢印の部分など、ちらほらと小さな赤い点々(網膜出血)が見えます。緑の矢印が指している、少し黄色っぽい白い斑点は、硬性白斑(こうせいはくはん)といって、血流が悪くなったり、弱くなった血管から漏れ出した脂質などの老廃物の蓄積です。

「症状」
この状態では、ほとんど全ての患者様は自覚症状がありません。視力も良好に保たれます。

「治療」
治療としては、内科的な治療が重要で、血糖値や血圧の正常化に務める必要があります。年齢や糖尿病の種類、妊娠などによって異なりますが、ヘモグロビンA1cという値を6%台に抑えることで、進行を止められたり、ゆっくりにする事が出来ます。(単純網膜症では血糖値や血圧の改善により、網膜の出血が少なくなったり、網膜症が軽快する症例もあるのですが、多くの場合はそう上手くは行きません。血糖が良くなっても、ゆっくりとは進行してしまう症例のほうが多いのです。血糖が良くなったからと言って、眼科の検査を中断することのないように気をつけましょう。)
眼科としては、一部の症例で、止血剤や血管拡張薬などの飲み薬を飲むことがありますが、欧米などの報告でも大きな効果は期待できないとの報告が多く、基本的には眼科的な治療は行わず、経過観察のみを行うことになります。

「診察」
一般的には3か月〜半年に1回の定期検査が必要です。血糖値が良好で、安定している場合には1年に1回の診察になる場合もあります。(年齢や重症度、黄斑浮腫などの合併症の有無、血糖値などにより異なります。担当の先生とよく相談してください。)
診察では、眼底検査を行って出血の状態を詳細に把握します。当院では出来るだけ写真も取るようにしています。上の写真でも、どこにいくつの出血があるのか、ぱっと正確に把握することはできないと思います。眼科のカルテは、スケッチのような絵を保存するのですが、全てを正確に再現することはできません。
出血が増えているのか、横ばいなのかをきちんと把握することは非常に重要で、出来るだけ写真のデータとしてきちんと保管する必要があるのです。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| 糖尿病網膜症 | 21:50 | comments(0) | - |
台風
今日は午前が小美玉、午後がクリニックでの外来で、計約100名の患者様を担当させて頂きました。
角膜穿孔といって、黒目が膿んで穴があき、目の中にまでウミが出始めている患者様がこられ、緊急入院して頂きました。高齢なので、手術的な処置は避けたいのですが、しばらく入院での治療で頑張って頂きたいです。


台風すごかったようですね強風
重大な被害にあわれた方も多いようで・・・。
今年の日本は自然災害、水害が多くて少し不安になります。
大変な目にあわれた方に比べれば、たいしたことではないのですが、
我が家も少し。

1年半前に植えたコニファーと呼ばれる木がみんな倒れてしまいました。
合計6本。
赤矢印のものが倒れたものですが、ブルーアイスといって少し軟らかく、ふわっとしているので、風に弱いのかもしれません。交互に植えていた、ロケットスターといってスラッと固い木は大丈夫でした。
植えた直後ならまだしも、1年半もたっているので、まさかといった具合でしたが、やはり台風はすごいですね。自分で植えた木なので、よけいにちょっと悲しいです悲しい

関係ないですが、倒れたブルーアイスを元に戻す作業で思ったのですが、この種のコニファーはヒノキ科なのかな??ものすごくヒノキ風呂の匂いがします。ちょっと刻んで、お風呂に入れたら、ヒノキ風呂として使えるのでしょうか??
| 芝生・趣味 | 22:17 | comments(0) | - |
糖尿病網膜症 ‥尿病
台風ですね・・・。強風
今日は以下の手術を行いました。
・白内障手術 11件
・網膜硝子体手術 2件
(糖尿病網膜症・黄斑症1件、眼内悪性リンパ腫1件)
本当は糖尿病の方は両眼手術の予定でしたが、途中で咳が止まらなくなってしまい、もう片方は延期に。
今日は医師の患者様の手術もありました。2年ほど前から、眼科医の先輩のご両親などの手術をお任せ頂くことが増えました。みなさん同じように手術をしますが、なんとなく医師の手術はちょっと緊張します。でも、医療のプロの人に認めてもらっていると思うと、ちょっと誇らしくも思えます。


糖尿病(とうにょうびょう)
人間が食事をすると、食物中の栄養分を消化して、ブドウ糖というものを作ります。このブドウ糖を頭の脳ミソから、手足の先まで、血液に乗せて送り届け、それぞれの細胞がエネルギー源としてブドウ糖を使用します。
血液中のブドウ糖を各細胞の中に入れ込む働きをするホルモンで、インスリンというものがあるのですが、なんらかの原因でインスリンが少なくなったり、インスリンが働きが悪くなったりすると、血液中のブドウ糖が、細胞の中に取り込まれずに、血液の中に余ってしまいます。
このような状態を「血糖が高い」、もしくは「糖尿病」と呼びます。

では、糖尿病・血糖が高い(血液中のブドウ糖が多い)と何が悪のでしょう?
実は、血液中の糖分が多いと、血液がドロドロになって、血管が詰まってしまうのです。(医学的には血管の炎症など、いろいろあるのですが、一般に分かりやすい表現で。)
血管が詰まる病気で有名なものは、脳梗塞(脳の血管が詰まる)や、心筋梗塞(心臓の血管が詰まる)などがあります。どちらも、命にかかわる重大な病気で、糖尿病の人は、これらの病気を起こすリスクが数倍に跳ね上がります。実際に糖尿病が原因でなくなる方は、年間に1〜2万人もいます。
ただし、脳ミソや心臓の血管というのは、体の中では、比較的大きな太い血管であり、そういった血管が詰まる前に、多くの場合ではもっともっと小さな細い血管が詰まります。
糖尿病で、細い血管が詰まって問題となることが多い場所が3つあって、糖尿病の3大合併症と呼ばれています。

糖尿病の3大合併症
‥尿病網膜症(とうにょうびょうもうまくしょう)
糖尿病性腎症(とうにょうびょうせいじんしょう)
E尿病性神経症(とうにょうびょうしんけいしょう)


〔嵋貍
目は、眼球自体が非常に小さい臓器ですが、そのなかには非常に細い血管が無数に詰まっています。これが詰まることで、いわゆる眼底出血を起こします。日本人の失明の原因の第2位(年度によっては1位)にあたり、年に3000人以上のかたの視力を奪う重大な合併症です。

⊃嫋
体中をめぐった血液は、いろいろな臓器に栄養分を運び、逆に老廃物を持ち帰ります。腎臓の血管は、枝分かれして細くなって、最終的に網目状になり(毛細血管)、血液をろ過して、不要な物質を取り除きます。これが最終的に尿(おしっこ)になります。腎臓の血管が詰まると、老廃物を取り除き、尿を作る機能がなくなってしまうので、そのような場合は、人工透析といって数日毎に病院に通って、血液を人工的にキレイにする必要が出てきます。
人工透析を行う理由の第一位が糖尿病性腎症であり、年間1〜2万人の人が、新たに透析になっていきます。

神経症
手足を動かしたり、胃腸を動かしたり、血圧を上げ下げしたり。このような働きを担っているのが神経とよばれる組織です。神経の周りには細かい血管が張り巡らされ、神経に栄養分を与えるのですが、そのような血管が詰まると、神経の働きが悪くなります。手足がしびれたり、便秘になったり、立ちくらみが多くなったり(起立性低血圧)。これも糖尿病でよくみられる症状です。


日本では、糖尿病の患者様は2000万人程度いると推測されており、しかも現在もどんどん増えています。
糖尿病になりにくい生活を送ること、つまりバランスのとれた食生活や、運動、メタボなどに気をつけるのが最も重要ですが、糖尿病の原因は食事のみではありません。なりやすい体質、遺伝子の問題もあったり、他の病気が原因で糖尿病が引き起こされることもあり、糖尿病に絶対にならないと言いきれる人はいないと考えましょう。スリムで、バランスの良い食生活を続けている人も、なることもありうるのだと考えましょう。
少なくとも40歳を過ぎたら、年に1回、難しければ2年に1回でも、人間ドックや定期健診を受けるなどする事で、早期発見につながります。

そして、なにより大事なのが、糖尿病が疑われたらきちんと精密検査を受けましょう。そして、必要があれば、治療を継続して受けましょう。

外来で毎週かならず一人はいるのですが、網膜症で見えにくくなってきた患者様に、糖尿病とは言われてないのですか?と聞くと、「5年前に会社の検診で言われたけど、症状がなかったから放っておいた」と答えたり、「1年くらい治療したけど、何も変わらないから辞めちゃった」と答える方がいます。


血糖が高いこと自体では、普通は症状は何もないのです。(あまりに高いと、尿が近くなったり、のどが乾きやすくなったり、疲れやすくなったりしますが。)
糖尿病で怖いのは、知らぬ間に合併症が進み、症状が出た時には末期、しかももとには戻らない。ということです。
人工透析になったら、一生人工透析です。
失明したら、一生失明です。
少しくらい腎臓の機能が悪くなっても、血液検査・尿検査をしなければ全く分かりませんし、自覚症状はないのです。
目も、かなりの末期になるまで自覚症状が出ないのです。「最近見えにくい」なんて時には、すでに失明するかどうかの治療を相談しなくてはならないことが多々あります。

こうやって書くと、糖尿病は恐ろしい病気だと思ってくれますでしょうか?
そうなんです。怖い病気なんです。
ただし、早期発見をして、きちんと治療を続けていくことで、ほとんどの患者様は失明もしませんし、腎臓も悪くなりませんし、一生涯全く問題なく過ごせるのです。(1型糖尿病といって、非常に悪い糖尿病などでは難しいのですが)
つまり、きちんと通院して、きちんと治療すれば心配のない病気なのです。
問題は、発見が遅れたり、治療を受けなかったり、治療を途中でやめてしまう事です。2000万人の糖尿病の患者様のうち、実は約4割が治療を受けていない。と言われています。


糖尿病の治療は、残念ながら、病気を治してなかったことにする。とか、悪くなった合併症を回復させる。という事はできません。治療をすることによって、体のツライ症状がとれた。よくなった。と思えないと、なかなか満足できずに、治療を中断してしまう事が多いのですが、糖尿病の治療は、良くなるためのものではなく、合併症による症状が起こらなくする予防の治療です。
合併症による症状が出ずに、一生をまっとうできたとなれば、それで治療は大成功です。
患者さん自身の力も大事ですが、内科の先生の力も大切です。よく担当医の先生と相談して、治療を継続することが大事です。目立った症状がなく、外来で「変わりないですね。」と言われるのは、素晴らしいこと、治療がうまくいっているのです。


まとめ
,燭泙砲録祐屮疋奪を受けましょう。
検査で異常値があれば病院にいきましょう。
治療は、必ず続けましょう。

あたり前の事で、偉そうに書いていますが、実際は難しいんですよね。
僕もドックなんて受けていませんし、実際に仕事を休んで病院にかかれるかと言うと・・・。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| 糖尿病網膜症 | 18:23 | comments(0) | - |
失明
今日は小美玉市医療センターで井上先生と手術です。
午後に白内障手術が7件でした。無事に終わっています。

今日は、ちょっと嫌な話ですが、失明について書いてみます。
失明(しつめい)
失明とは、明かりを失うこと、目が見えなくなることです
一般的には人生の途中で見えなくなることで、生まれつき見えない場合は盲(もう)と呼びます。

日本中で1年間に失明されるかたが、どれくらいいるのでしょう?
実は、これが非常に難しいのです。

例えば、失明を、まったくの光が分からない(生物学的な失明)とするか、視機能の低下により日常の生活ができない(社会的失明)とするか、などで、数がかなり変わってきます。
また、失明した人を把握するという事自体が、とても難しく、死亡届のように届け出の義務がないため、片目が見えなくなっても誰にも言わない人もいますし、医師も片目失明した人に、なにかの登録などを勧めるわけでもありません。両目の視力が悪くなり、視覚障害というのに該当する場合には、医師から患者様に登録を勧めるのですが(残念ながら、そうしない医師もいますし・・・。)、視覚障害(身体障害者)の申請を好まない患者様もいるので、実際に失明していても、国として全てを把握することはとても難しいのです。

一般的な値として、僕たちが診察中に失明の原因として説明する時は、厚生労働省などが発表する統計を参考にするわけですが、基本的には視覚障害者の申請の数から決められているようです。これが、新聞や医療の講演会などでも引用されます。

では、一般的に言われているランキングです。
失明の原因
[估眈
糖尿病網膜症
L嵋貎Я琶兩症
げ斑変性症
ザ度近視(変性近視)

などとなっています。

上記の全てに関して言えるのが、網膜・神経が駄目になるという事です。

眼球の断面図ですが、左側(黒目側)から入ってきた光が、右奥(眼底)に届くと物が見えます。青矢印(角膜)や、赤矢印(水晶体)は、光を通してピントを合わせるという、カメラで言うとレンズの役割をします。右側の緑の部分が光を感じ取るフィルムの役割で、網膜と呼ばれます。
赤矢印の水晶体が濁った場合を白内障と言いますが、この場合は、見えなくなってから病院に来ても、人工のキレイなレンズと交換すれば、簡単によく見えるように回復します。青矢印の角膜が駄目になっても、簡単ではないですが、角膜移植といって交換をすれば、ある程度は回復します。
こんな感じで、目の前の方の病気は、悪くなってから交換しよう。で、すむのですが、
目の後ろの方(眼底)に問題が起こると大変なのです。
現在の医学では、上の図の緑の部分、網膜や神経を回復させたり、交換するといった医療は存在しませんので、網膜や神経が駄目になって見えにくくなったら、あきらめましょう。という事になります。
・圧力が原因で、神経が押しつぶされる⇒緑内障
・糖尿病で血管が詰まり出血⇒糖尿病網膜症
・遺伝子レベルの以上で網膜が死んでしまう⇒網膜色素変性症
・加齢などが原因で、網膜・フィルムで出血⇒黄斑変性症
・眼球が以上に大きくなり、網膜が薄くなる⇒変性近視

他には、
・外傷などで網膜が破れる⇒網膜剥離 なども失明につながります。


よく外来で、1ヶ月前から見えなくなった。もしくは、1年前から見えにくかった。という患者様がこられます。
眼科では、加齢を原因に人類の全員がなる、白内障という病気の患者様が多いため、手術をすれば治る。というイメージが強いのですが、上記のような網膜や神経の病気は、基本的には治りません。それ以上進まないように治療をすることになります。

上記のような重大な病気を含めて、基本的に目の病気というものは、初期段階では自覚症状がなく、気がついた時にはかなり症状が進行しているというものが圧倒的に多いのです。このため、自己判断により病院に行かなかったり、治療を怠ったりすると失明という最悪の結果を生み出します。
初期の段階で、きちんと発見し、その後もきちんとした治療を受ければ、医学が進歩した現代では、実は[估眈磴癲↓糖尿病網膜症も、げ斑変性症もほとんど失明することがない時代なのです。
どれも年間数千人の失明者がでる病気ですから、みなさんが、出来れば、年に1回程度の定期検査をしたり、異常を感じた時にすぐに病院に来たり、きちんと治療を受けてくれれば、年に一万人の失明者を減らせるのです。

昨日のブログで書いた、網膜中心動脈閉塞症の患者様は、小美玉市医療センターで、現在の医学で出来うる限りの治療を行いましたが、残念ながら、手動弁(しゅどうべん)といって、光の影が動くのが分かるか分からないか。といった程度です。片目ですが、社会的失明に当たる視力です。
この病気は、血管が詰まって、見えにくくなってから1時間〜2時間での治療が必要です。この患者様は丸々1日たってからの受診のため、治療前から予想は出来ていましたが、やはり駄目か。といった具合です。急に見えにくくなったら、すぐに眼科に電話をするか、救急車を呼ばなければいけないのです。明日でいいやでは、遅いのです。
(網膜中心動脈閉塞症に関しては、以前のブログを参照下さい。)
2011.04.23 Saturday
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4925

健康な人であればものを見るのは無意識で、特になにも考えなくてもあたり前のようできるのです。ですから少しでも異常、異変、違和感を感じたら、早めに眼科での診察を受けてください。

当たり前ですが、眼科医は患者さんに失明されるのが、とっても嫌なのです。僕も外来で、たまには、厳しいことをいうことがありますが、許して下さいね。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| ロービジョン・視覚障害・失明 | 20:56 | comments(3) | - |
眼科とは全く関係ありませんが、仕事関係の男性から、先日誕生日プレゼントを頂きました。(僕は8月が誕生日です)

ブログを見てくれているとのことだったので、報告です。
空き缶?に、土みたいなものと、種が入っていて、缶を開けて水を上げると、机の上で「松」が生えてきました。
男性からですが、おしゃれなプレゼントありがとうございました。
世の中、いろいろな物が売っていますね!
| その他 | 20:22 | comments(0) | - |
石岡のおまつり
出張で診療・ブログをお休みを頂いておりましたが、再開させて頂きます!
(留守中にも、網膜中心動脈閉塞症などの超重症の患者様が来られ、小美玉市医療センター眼科にて治療をお願いしました。いろいろご協力頂いた先生方、ありがとうございました。)

石岡のおまつり(常陸國總社宮大祭)

毎年この時期に、3日間のお祭りがあります。
僕は引越してきてから、実はまだ2回ほど見学に行っただけなのですが、
かなり歴史のある、大きなお祭りのようです。
3日間で、なんと40万人もの見物客がくるとのことです。


県内の他の病院で勤務していた頃から、田植えや、稲刈りの時期には、手術を避けてほしいと言われることがありましたが、石岡では、「おまつり」のあたりは忙しいから。と言われる事が多々あり、最初はびっくりしました。かなり地域に根差した、一大イベントなのです。

石岡のシンボルでもある、獅子を先頭に、2色の布でホロをつくって、後ろには台車(小屋)が続きます。幌獅子(ほろじし)と呼ばれる、石岡のおまつりに特有のものらしいです。この幌獅子などが数十台と市内を練り歩きます。
小屋の中で太鼓などの楽器を奏でるのですが、子供たちも汗びっしょりで頑張っています。


介護老人保健施設、「あいあい」の入居者様に見せに来てくれた幌獅子の一つの「小川道」さんです。上の提灯に、石岡市内のそれぞれの地名が書かれており、ホロの部分の色や、獅子の顔も、地域によって異なるようです。


こっちは駅前で見かけた幌獅子ですが、右側は病院近くの「山王台」、左側は自宅近くの「南台」。いろいろあります。


お獅子さんに、頭を噛んでもらうと、頭のよい子?になると言われているようです。(僕も詳しいわけではないので、間違っていたらすみません。)
うちの子は、今日だけでも3回噛んでもらいましたが、将来は天才になるかな??

さぁ、明日からまた頑張るぞ!!
| 石岡市・茨城県 | 22:31 | comments(0) | - |
お休み
今日は以下の手術を行いました。
・霰粒腫摘出術 2件
・翼状片切除術 1件
・眼瞼下垂症手術 4件
・眼瞼内反症手術 1件
・白内障手術 3件
みなさん無事に終わっています。

勝手ながら、出張のため明日からお休みを頂いております。
超緊急での手術時などには対応致します。
ブログの方も数日間、更新のない予定です。
また、来週から頑張りたいと思います。

そーいえば、我が家の芝生は軸刈りから復活しました花
| その他 | 22:00 | comments(0) | - |
眼内レンズ偏位・脱臼
今日の午後は開業医様で白内障手術を8件行いました。無事に終わっています。

白内障手術は濁った水晶体と、人工の眼内レンズを交換する手術です。
人工の眼内レンズは、通常は50年とか基本的に一生涯もつので、白内障手術は人生で一回行えば、2度行う事はありません。
ただし、たまには不具合が生じて、再度手術を行う事があります。

眼内レンズ偏位・脱臼(がんないれんずへんい・だっきゅう)
挿入した眼内レンズがズレてしまった状態です。
ズレている程度によって、偏位(ちょっとズレ)、亜脱臼(まずまず)、脱臼(目の奥の方まで落ちる程のズレ)と呼びます。

原因はぶつけてしまったことであったり(外傷)、もともとレンズを支える構造が弱い(加齢や偽落屑症候群)、白内障手術での合併症(破嚢)などが原因になります。

レンズがずれると、急激に視力が低下したり、目の中の水の流れに変化が起こり、眼圧が上がる緑内障と呼ばれる病態が出ることもあります。

8月29日に手術をした89歳の男性です。
以前に他院にて白内障手術を受けたとのことです。

矢印の部位にレンズの上縁が見えますので、レンズが下方にズレているようです。
図で表すと、

通常は上のようであるのが、下図のように下方にズレています。

目の中に入っているのはこんな感じのレンズのようです。


手術の写真は上下反対になります。レンズが上の方に向かってズレテいます。赤の矢印の部分にレンズの足が見えます。


白目から器械を入れて、レンズを前の方に押し上げます。


緑矢印のあたりに1mm程度のキズをつけて、青矢印のようにレンズの足を目の外に出します。


レンズの足の部分に細い糸を縛りつけ、同じ糸を白目の部分に縫いつけるなどします。青矢印は目の中を針で縫っています。同じことをもう片方のレンズの足で行います。


最終的にはこんな感じ。

日帰りで行って、外来はご自宅近くの小美玉市医療センターでのfollowとなったため、まだ術後の写真は撮っていないので、術後の写真が手元にはないのですが。
手術は上手くいったと思うのですが、今回の手術はキズ口が1mm程度と、非常に小さいのが良いことですが、目の中での操作が、けっこう窮屈でやりにくいため、時間は30分ちょっとかかりました。
4mm程度キズ口を作って、古いレンズを取り出して、新しいレンズを縫いつけた方がよほど早く出来るようです。今後はどうしよう。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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| 白内障 | 20:57 | comments(2) | - |
点眼薬アレルギー
こんにちは。
午前の外来が55名、午後が20名、お昼休みは白内障手術が7件でした。


点眼薬アレルギー
どの薬もそうですが、絶対に安全な薬というものは存在しません。
どんな薬だって、薬との相性によっては、副作用が起こることがあり得るのです。ちょっとした風邪薬や、ダイエット薬などでも、数百万人に1人などでは命を落とすことがあります。

今日は、午前中に診察をした患者様が、「家に帰ってから目が腫れた。かゆい。」とのことで電話を頂き、先ほど診察すると、検査をした左目が充血し、メヤニが出て、まぶたが腫れていました。
かゆみもあり、検査で使用したミドリンPという薬の成分に対する、点眼薬の急性アレルギーのようです。

眼科では点眼薬を使って、瞳を大きく開いて(散瞳)、眼底検査をすることが多々あります。この患者様は、4月に黄斑円孔という病気の手術をした70歳の患者様で、視力も0.9〜1.0程度にまで回復している患者様で、これまでも同様の検査を行っていたのですが、突如アレルギーが出るようになってしまったようです。
花粉症も昨年までなかった人が、急に発症するのと同じで、今まで大丈夫だったから、絶対にないという事はないのです。

薬は、考えられる副作用に比べて、効果が大きいと判断される場合に使われます。実は、点眼薬に対するアレルギーは、それほど珍しいものでなく、毎日外来をやっていれば、時々は起こってしまうことです。ただし、飲み薬などと違って、命にかかわったり、失明するようなことはありえず、今回のように、「かゆみ・充血・メヤニ」などが起こるのみで、基本的には炎症をおさえる目薬で数日で軽快します。
たまには、起こりうる副作用ですが、検査の重要性の方が大きいと考えられるので、一般的には検査・目薬が優先され、起こった場合には治療をしたり、今後は同じ目薬は使わない。という事になります。


重要なのは、何か予想外の症状が出た場合には、その時に診療をした担当医に、すぐに報告することです。今回は、手術も担当させて頂き経過も良好ですので、おそらく僕と、患者様の信頼関係が築かれており、すぐに教えてくれたのだと思います(思いたい)。
問題なのは、何か上手くいかなかった場合に、そのことを報告せずに、すぐに病院や医師を変更してしまうことです。僕たち医師は上手く行かなかったときほど、相談してほしいのです。
使った目薬が相性が悪かった時や、あまり良くならなかった時には、その経験を踏まえて、よりよい治療をしようと頑張ります。それでも駄目なら、さらに違う治療をと。そこが腕の見せ所!
自分の手に負えない場合には、他の専門医の先生に治療を依頼するために、紹介をすることだってあります。
患者様から他の病院を紹介してほしいと言われたら、きちんと経過やデータを記載して、紹介をすることで早く治ってほしいのです。きちんとした医療をやっていると自負があれば、紹介を嫌がるなんて医師は普通いません。むしろ、自分がどんな医療をしているか、ほかのDrに見てほしいものです。
自分の患者様が失明をしてしまったり、上手く治療ができないでいるのは、とっても嫌ですし、責任問題になってしまいますから。
(一般的に、世の中で認められている全ての治療を行っても、どうにもならない病気に関しては、希望がない限り、紹介をすることなどはありませんが)

もう一度。
薬が効かない。治らない。調子が悪い。そんな時は、(そんな時こそ)、出来るだけ教えて下さいね。

今日は、この後、茨城でご開業の先生と食事をします。
最近、いろいろ相談にのっていただく先生が増えていますが、たくさんのDrとお話をすると、様々な意見が聞けて面白い!勉強になります!

| 点眼薬(目薬)のこと | 18:09 | comments(0) | - |
日立かみね公園
今日は日曜日で入院患者さんが少なく、朝にちょっと診察しただけで終わりました。

子供の幼稚園のお友達が、お父様のお仕事で引っ越しをされるようで、その前にみんなで小旅行?
茨城県日立市の、かみね公園(動物園・遊園地)に誘って頂きました。
初めて行ったのですが、小美玉・石岡スマートICから高速を使うと1時間もかかりません。近い!
動物園の入園料は大人500円、子供100円。結構リーズナブル。
ゾウ・ライオン・トラ・キリン・カバ・サイ・シマウマ・チンパンジー・サル、もっとたくさんの動物がいました。所々に動物用のエサが100円で売っているのですが、入園量が安いせいか、みーんな買っています。良くできています。


一緒に遊園地もあって、子供用の乗り物も結構あります。


とっても楽しかったですラッキー
僕は今の仕事で石岡にきて1年半。いろいろな出会いや別れがありますね。
| 石岡市・茨城県 | 21:32 | comments(0) | - |
眼瞼下垂症
土曜日は午前のみ外来です。
午後は長女と水戸市の千波湖で手漕ぎボートに乗ってきました。

エサをまくと、あっという間に30匹位のアヒルやカモが集まります。ボートの中にまで首を伸ばしてくるので、少し恐怖です・・・。
いいお天気で、まだものすごーく暑かったですが、ちょっと木陰にはいると、ふっと吹く風が冷かったり、スズ虫の鳴き声が聞こえてきたり。すぐそこに 秋はやって来ているようです。


眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)
眼瞼(がんけん)とは、まぶたのことです。眼瞼下垂症は、まぶたが開きにくい状態、下にさがっている状態です。

原因
加齢にともなうものが最も多く、まぶたの上の皮膚がたるんでしまったり、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋:がんけんきょきんなど)が、弱くなってしまう事により起こります。
他には、まぶたのケガ(外傷)や、重症筋無力症などの筋肉に関連した病気、まぶたを開ける神経(動眼神経:どうがんしんけい)を侵す、脳動脈瘤・脳梗塞・糖尿病などが原因になる場合、ハードコンタクトレンズの長期装用なども原因になることがあります。
生まれつき筋肉や神経に障害がある先天性の場合には、弱視と言って視力が育たない。といった重度の問題を起こすこともあります。

症状
重度:瞳孔といって、黒目の中心がでないほどの症例では、まぶたが邪魔をして物が見えず、視力が下がります。(正常の人が軽く目をつぶった状態。)
中等度:そこまで行かなくても、瞳孔がギリギリ見える。といった程度では、上方の視野が狭くなり、全体として暗い、かすむなどの症状が出ます。(正常の人が、薄目をあけてみているような状態)
軽度:頑張ればまぶたが開く程度でも、頑張ってまぶたを開くために、眼精疲労が起こり、まぶたが重い、目が痛い、肩がこる、頭痛などのツライ症状が出ることがあります。うつ病になりやすかったなどという報告もあります。
・他には、見た目(整容・美容)の問題などもあります。また、まぶたを挙げる筋肉だけの力では、不十分な場合には、おでこの筋肉でまつ毛やまぶたの全てを持ち上げようとするために、おでこにシワがよります。ある程度の年齢になると、みんなおでこにシワが出来るのはこのためです。

治療
基本的には手術によって治療をします。
子供の弱視の症例を除き、失明したり、手遅れになるような重大な病気ではなく、治療を急ぐ必要はない疾患ですが、上記のような症状が辛くて、治したいと思ったら治療を受けると良いと思います。


8月に手術をした患者様です。上が手術前、下が手術後1週間です。1ヶ月〜2ヶ月くらいたつともう少し腫れが少なくなります。
眼瞼下垂は当院で行っているものだけでも、大きく6種類の方法があります。
・ナート術(針と糸で縫うだけ。二重まぶた形成にも行います)
・皮膚アプローチ眼瞼挙筋タッキング
・皮膚アプローチ眼瞼挙筋腱膜前転
・経結膜アプローチ眼瞼挙筋腱膜前転
・上眼瞼リフト(眉毛下皮膚切除術)
・筋膜移植術

どのような術式を行うかも、人によって様々ですので、担当医とよく御相談下さい。
今後、少しづつ各手術の詳細を書いて行きます。

今日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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| 眼瞼下垂症 | 22:52 | comments(0) | - |
軸刈り
午前が小美玉、午後がクリニックの外来です。
今日は緊急や重症の患者様はいなくて良かったです拍手

先日、芝生の事をもっと書くように知り合いからメールが・・・。
最近、身の回りの人がブログを読んでくれて、連絡をくれることが多くなりました。なかなか、古い友人たちと連絡をとる機会がないので嬉しいです。

軸刈り(じくがり)
きっちと、2cmくらいに刈りそろった芝生はキレイです。
でも、10cm弱の少し長くのびた芝生も、やわらかそうで、僕は好きです。
ただし、あまり長く伸ばしてしまうと、その後が大変です。

芝刈りをすると芝が短くなりますが、短く切られた芝は横方向に育つようになるようです。すると、芝が密集して、より青色が濃くになり、密集して隙間がなくなった芝生には、雑草が生えにくくなる等のメリットがあります。
芝は、土の中の根から地上に伸びてきて、生長点という部位から先が緑色です。芝刈りで重要なのは、生長点よりも上の先っぽで切ってあげることです。これよりも下で切ってしまう事を「軸刈り」と言います。軸刈りをすると、残った芝は茶色になってしまいますし、成長のもとがなくなって、最悪枯れてしまいます。
伸びた芝生の3分の1程度を刈るのが基本で、芝生の長さを2cmにそろえる場合、3cm程度で芝刈りすると良いようです。


日曜日に一ヶ月ぶりに芝刈りをしましたが、軸刈りになってしまいました・・・。
今朝の写真です。壁際は芝刈りがやりにくいために、前回の芝刈りが十分でなかったり、普段踏まれにくいなどもあって、芝の伸びが良いようです。そのためか、ちょっと間をおくと、思ったり芝が伸びてしまい、軸刈りになってしまいます。
日曜日に、急いで、近くのホームセンターで液体肥料を買って、ジョウロでまいたのですが、現在4日目を迎えましたが、まだ緑にはなりません。心配です悲しい

僕が参考にしている、芝生の育て方のマニュアル本では、「夏場は1週間〜2週間に1回は芝刈りをすること。」なんて書いてあります。
キレイな芝生は好きですが、忙しいし、真夏は暑いのに、それって無理唖然


眼科とは関係ない話でしたが、最後まで読んで頂けた方、ありがとうございました。


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| 芝生・趣味 | 21:47 | comments(0) | - |
黄斑前膜⊆蟒
今日は午前外来66名、午後は以下の手術を行いました。
・翼状片手術 2件
・白内障手術 5件
・網膜硝子体手術 4件
 (黄斑前膜1件、糖尿病網膜症2件、黄斑変性による増殖網膜症1件)
みなさん無事に終わりました。


今日は黄斑前膜の手術に関するお話です。
黄斑前膜(おうはんぜんまく)
病気自体の説明に関しては、3月23日のブログをご参照ください。
2011.03.23 Wednesday
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4940


これは、僕が普段患者様に渡している説明書です。
縮小されて、ちょっと見えにくいと思います。すみません。


本日の手術は72歳の男性です。

向かって
左側が、黄斑前膜の右眼、右側は正常な左眼です。
写真の赤矢印が黄斑と呼ばれる、物を見る中心部の網膜です。
右の写真では、色が濃く、均一で、キレイな状態です。
左の写真では、黄斑の上に薄い半透明の膜(カサブタ)が覆い、黄斑の色がぼやけています。カサブタがヒキツレをおこすために、網膜にシワが形成され、網膜の赤い血管がクネクネしています。
写真の下にあるのは、OCTと呼ばれる断面図です。青矢印が黄斑にあたる部位ですが、正常な右の写真では黄斑は少し凹んでいます。左のOCTでは黄斑の上に緑矢印の部位ですが、横に直線的に走る白い線が見えます。これが黄斑前膜です。この膜がヒキツレを起こし、網膜を引っ張るために、網膜にシワがより、厚みが厚くなっています。
この方は、検診で見つかり、現在の視力はメガネをかけても0.7程度に低下しています。
黄斑前膜は失明する病気ではありませんので、いつ手術をするかは担当医とよく相談されるべきですが、運転免許証を考える人は0.7〜0.8くらいでは検討をしなくてはいけません。


本日の手術です。手術の写真は上下反対になります。
まず仰向けに寝て、麻酔の注射をします。
まぶたを開ける器械を付けて、目の中に器械をいれるキズを作ると、こんな感じ。

黒目の周りに水色のプラグのようなものが3つあります。これが目の中に器械をいれるトンネルになります。僕の右手にもった器械は赤矢印のプラグから、挿入します。


ライトを入れて、目の中をのぞいてみると、黄斑が赤矢印の部分に見えます。黄斑前膜は半透明な膜で、このままだと、どこが膜なのか良く見えません。(重症例で、厚い膜では見える場合もあります。)


なので、マキュエイドと呼ばれる、白いお薬を目の中に入れます。
可視化剤といって、手術中に透明の物質に色をつけて認識しやすくします。


右手にもったセッシ(ピンセット)で、赤矢印のように黄斑前膜(カサブタ)をはがしていきます。(僕は右利きなんです。)

膜をはいだら、取り付けていた器械をはずして、

これで終了。最近は器械が小さく繊細になったので、手術後に白目が赤くなる人が大幅に減りました。青矢印の部位が赤いのは、麻酔の注射のキズ口です。

60歳以上の患者様では、多くの場合で白内障を合併しており、一緒に手術を行います。今日の患者様は72歳なのですが、ほとんど白内障の濁りがなく、黄斑前膜のみの手術で、17分くらいでした。
もともと初期の症例で、術前視力も0.7なので、運転免許は大丈夫だと思いますが、明日以降、合併症に注意して診察が必要です。


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| 黄斑前膜 | 21:05 | comments(0) | - |
もうすぐ今日が終わる。やり残したことはないかい?
今日は
・クリニックで午前の外来が60名。
・午後は小美玉で白内障手術と眼瞼下垂の手術を。
・夕方は県内の開業医様で手術のお手伝い。
(白内障7件、レンズ縫着1件、硝子体手術が2件も。開業医さんでも、すごく沢山手術をする医院もあるんですね。すごいです。)
・夜は昔の同僚と食事をしながら眼科の勉強会?
・今は、午前のカルテのチェックをしています。

結構忙しい毎日ですが、充実していますラブ
仕事があるのは幸せだなと。
でも、たまに疲れた時に、最近よく聞く歌があります。

「かりゆし58;オワリはじまり」
もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい 燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい


やる気が出てきます。
時間は限られていますが、なんでも一生懸命に取り組んでいきたいなジョギング
仕事も子育ても、プライベートも。なんて上手くは行かないのですが。

いつも最後まで読んで頂ける方、ありがとうございます。


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| その他 | 23:39 | comments(0) | - |
白内障手術(水晶体超音波乳化吸引術)
今日はお昼に以下の手術を行いました。
・白内障手術 7件
問題なく終わりました。
外来が午前・午後で88名とやや多く、お待たせした患者様もいらしたと思います。出来る限り待ち時間を減らしていきたいと思います。


今日は白内障の手術のお話です。
白内障手術(はくないしょうしゅじゅつ)
白内障は目の中にある水晶体というレンズが濁る・曇る病気です。
水晶体には若ときには、近くを見たり、遠くを見たりと、ピントを合わせる機能があります。加齢に伴って、この機能が失われると「老眼」と呼ばれる症状がでます。さらに、加齢が進むと、水晶他が濁ったり、曇ったりして「白内障」と呼ばれ、かすみ目や視力低下の原因となります。
現在の医学では白内障は手術以外では治せません。手術で新しい、人工の眼内レンズと交換すると行ったことを行います。
白内障手術は眼科の中で最も多数行われる手術であり、日本中でなんと、1年間に約100万件が行われます。
僕が1年間に行う白内障手術は、他の病院様での非常勤手術などを含めても1000件くらい。日本で行う手術の1000分の1、0.1%にしかなりません。
そこら中の病院で、毎日毎日行われているんですびっくり


手術では、仰向けに寝て頂き、まずは麻酔の目薬をつけます。
次に、消毒を念入りに行います。

イラストでは水色の部分が白内障の濁りになります。実は、レンズの全体が全て濁って、交換するわけではなく、イラストでいうと赤い袋に包まれた、水色の部分の濁りを、赤い袋を残して、水色の部分を掃除する手術です。

目玉を取り出すの??と良く質問を受けますが、そんなことありません。
仰向けに寝て、まぶたを大きく開く器械をつけ、僕たちが上からのぞきながら手術をします。

まずは、こんな感じで2mm程度のキズを黒目や、白目の部分に作り、目の中に器械などを入れる通り道を作ります。


次に、レンズを包んでいる袋の一部に穴をあけます。


この方は、レンズの濁りを小分けにする方法として、プレチョップという器械を使って、写真では左右に濁りを分割しています。
(僕は手術中のまぶしさを減らすために、あまり強い光を使わないため、写真が暗くなってしまします。見えにくいかもしれませんが、すみません)


濁りをある程度、小分けにしたら、今度は超音波と言って器械の先から振動を出す掃除機を入れます。振動で濁りを粉々に砕きながら、掃除機のように吸い出してしまうのです。


濁りを取り出して、キレイな袋だけの状態になったら、眼内レンズ(矢印)という新しいレンズを、小さく折りたたんで目の中に入れます。目の中でレンズを開いて、袋の中に固定します。(最近は、レンズを小さく折りたたんでいれ、目の中で開くことで、小さな傷口で手術ができるようになりました。)


最後は目の中に入れた薬などを洗い流して、おしまいです。

普通の症例ですと数分で終わってしまいますが、稀には特殊な症例があり、手術の方式を変えるなど、特殊な処置を必要とする患者様もいます。
どのような手術方法を選択するかは、担当の医師とよく相談しましょう。


白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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| 白内障 | 22:12 | comments(0) | - |
パーフロロカーボン
水曜日に手術をした糖尿病の患者様も経過良好で、明日退院です。

手術の前、緑矢印は網膜(眼球の奥に位置するカメラのフィルム)の前にべったりとドス黒い出血があります。青矢印は出血などが固まってできた増殖膜(ぞうしょくまく)というカサブタです。(正式にはちょっと違いますが一般に分かり安い表現で。)
カサブタが引きつれを起こすことによって、目の中がグチャっとしてしまいます。
手術でカサブタをとって新しい出血が起こらないように、レーザー光線というもので網膜を焼きます。

これが今日の写真です。手術後4日ですが、かなりキレイになっています。オレンジ色の網膜が見えますが、周囲にやや白っぽい斑点がたくさん見えます。この白い斑点がレーザーで焼いたヤケドの後です。斑点が1〜2ヶ月経って、黒っぽく変わってくると、出血しにくい安定した状態となります。


手術前の状態をイラストで書くとこんな感じ。

緑が網膜です。茶色のカサブタ(増殖膜)が引きつれを起こすせいで、網膜にしわがより、内側に剥がれてきます。

以前はこのような症例では、網膜にしわがあったり、水がたまってしまい、キレイにレーザーのヤケドを作るのが難しかったのですが、最近はパーフロロカーボンという、比重の重たい液体を目の中に入れることで、手術中にしわを伸ばしたり、レーザーを簡単にうつことができるようになりました。
しわしわの紙の上に、重石を転がして、しわを伸ばすような感覚です。

こんな感じです。手術中は仰向けに寝ているので、重い液体(カーボン)を入れると、図では青になりますが、カーボンの重みによって、しわが伸びたり、網膜が押し付けられて、網膜はく離をコントロールすることができます。

手術のみでは、しわが伸びない場合には、シリコンオイルや、空気といった、比重の軽いものを目の中に入れて、手術後にうつぶせになることで、しわを伸ばす。といったことを行う必要があります。

こんな感じで、カーボンとは逆に、軽い物質を入れて、その浮力によってしわを伸ばします。


今回の患者様も、手術前にはうつぶせが必要だと説明していましたが、手術中に思ったよりキレイにカサブタがはがせ、また、重いカーボンのおかげでしわを伸ばしたり、レーザーを打つことができ、うつぶせもなし、入院も短く済みました。

ただし、カーボンは高価なのが難点です。1本3〜4万円位します。
高額医療といって、患者様の実質の負担は変わらないのですが、ちょっとした液体が数万円って、医療ってお金がかかります・・・。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
| 網膜硝子体手術 | 20:15 | comments(0) | - |
8月の手術実績
8月分の手術数を集計しましたので、掲載します。
ブログで逆さまつ毛などの記事を書いていましたが、いつもよりまぶたの手術が多い月でした。


手術合計 133件

内訳

・白内障手術 83件

・網膜硝子体手術 18件(糖尿病・網膜剥離・眼底出血・黄斑円孔など)
・涙器の手術 1件(NSチューブ)
・眼瞼(まぶた)の手術 15件(眼瞼下垂・さかさまつげ・霰粒腫)
・結膜の手術 3件(翼状片・結膜弛緩症)
・緑内障手術 7件
・その他の手術 6件(斜視、瞳孔形成など)

レーザー手術合計 13眼
内訳
・網膜光凝固 5件(糖尿病・眼底出血などに対するレーザー)
・SLTレーザー 1件(緑内障に対するレーザー)
・YAGレーザー 7件(後発白内障に対するレーザー)

*手術数は、分院である小美玉市医療センターとの合計数です。手術数は基本的に保険診療で請求された件数です。両眼同時手術などは2件と計算しています。 白内障の手術時に、逆さまつ毛や眼瞼下垂の手術を追加で行っておりますが、それらはカウントしておりません。また、病気が古くてNSチューブが挿入できなかった症例などもカウントしていません。

抗VEGF薬 硝子体注射 20件(加齢黄斑変性症などに対する注射です。ルセンティス・マクジェン・アバスチンの合計)

ステロイド薬 テノン嚢注射 9件(糖尿病や網膜静脈閉塞症などでの黄斑浮腫などに対する注射です。トリアムシノロン)



白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
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