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ただの日記
今日は小美玉市医療センターで井上先生と手術です。
・白内障 8件
・眼瞼下垂 3件
夜は県内の病院様で硝子体手術のお手伝いに参加しました。

眼瞼下垂は炭酸ガスレーザーでの手術(ミュラー筋タッキング)が当たりまえになってきました。もう普通のメスを使った術式は考えられません。炭酸ガスレーザーに関してはおいおい記載していきたいと。
ホームページも更新しないと。とは思っていますが、なかなか進まない・・・。

病気のブログを書きたいところですが、まだちょっと風邪っぽいので、今日はこれで失礼します。
| その他 | 21:15 | comments(0) | - |
ぶどう膜炎АーN邸,修裡院.好謄蹈ぅ
今日は以下の手術を行いました。
・白内障手術 7件
・緑内障手術(流出路再建)2件
・眼内レンズ整復 1件(他院にて20年前に手術後)
最後の人が難しかった・・・。外来も少し遅れてしまいました。


ぶどう膜炎
治療 その1 ステロイド

ぶどう膜炎は、体に存在する免疫反応によって、ぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)に炎症が起こる病気だと書きました。

ぶどう膜炎の治療は、「熱があるから解熱剤を飲もう。」というのと似ていて、「ぶどう膜に炎症があるから、炎症を抑えよう。」というものになります。多くのぶどう膜炎の治療には、ステロイド薬という炎症を抑える薬を使います。

ステロイド薬
ステロイドは、腎臓の上にある副腎という場所で作られる、もともと体にあるホルモンです。体にかかるストレスや負担、炎症などを抑える働きがあります。非常に強く、炎症を抑える効果があり、ぶどう膜炎だけではなく、解熱、鎮痛、喘息、膠原病、アトピー、湿疹などなど、とにかく全身の病気に使用され、大活躍です。
もともと自分の体のなかで作られるステロイドですが、ぶどう膜炎や膠原病などで、通常の状態よりも、病的に白血球の働きが強くなってしまったり、炎症が強くなった場合には、自分で産生する量では炎症を止める事ができません。そのような炎症がコントロールできない場合に、薬としてステロイド剤を使用することで、炎症を止めよう。というものです。
強力に炎症を止めてくれるため、様々な病気に使用されますが、その分、副作用もたくさんあります。

ステロイド剤の主な副作用
ヾ鏡(バイ菌)に弱くなります。
 もともと免疫や炎症は、外敵か体を守るための反応です。病気を抑えるためとはいえ、ステロイドで炎症や免疫力を抑えれば、バイ菌にかかりやすくなります。点滴や大量に内服した場合には、肺炎などに気をつけなくてはいけません。
⇔估眈磧η鯑眈
 眼科的には房水の出口に作用するなどして、眼圧が上がり、緑内障を引き起こしてしまう場合があります。緑内障を起こしやすい家系や体質がありますが、ステロイド薬の使用中は、定期的に眼圧を測る必要があります。長い期間使用した場合には白内障の進行につながることもあります。
B里悗良作用
点眼薬のみでは起こりませんが、内服や点滴でステロイドを使用した場合には、糖尿病、胃潰瘍、骨粗しょう症、高血圧、高脂血症、体重増加、筋力低下、精神症状など、様々な副作用が起こりえます。


ぶどう膜炎でのステロイド剤
眼科で主に使用するステロイド剤の使用方法には、主に4つあります。
‥栖稾堯↓注射薬、F睇薬、ぢ舂姪静(ステロイドパルス)

‥栖稾
 主に、図の緑矢印の部分(虹彩炎)、目の前の方の部分の炎症を抑えるために使用します。ぶどう膜炎の多くは、虹彩炎を伴っているため、ほとんどの患者様が使用します。フルメトロンという目薬や、より強力なリンデロンという目薬が有名です(ジェネリック医薬品では名前が変わります)。副作用は、上記のとおり、バイ菌への感染に弱くなるリスクがあり、多くの場合で抗生物質の点眼薬を併用します。角膜にキズがつく場合や、また、全ての治療に起こりえますが、緑内障を引き起こすことがあり、使用中は定期検査が必要です。
注射
 注射剤は点眼薬に比べ強力で、デカドロンという注射剤を白目の部分(結膜)に注射をしたり、ケナコルトという注射剤を眼球の後方(テノン嚢下)に注射をしたりします。特に、ケナコルトはかなり強力に、長期(数ヶ月)に炎症を抑える効果があり、近年、治療に使用されることが多くなってきました。当院でも、今まで飲み薬が必要だった症例でも注射薬だけで炎症を抑える事が出来る症例が増えており、たくさんの患者様の治療に役立っています。
点眼薬は虹彩炎(目の前の方の炎症)を抑える事が出来ますが、眼球後方には成分が届かないため、上の図の青矢印(毛様体)、赤矢印(脈絡膜)の炎症まで抑える必要がある場合には、注射薬などが必要になります。
副作用は、やはり感染や、緑内障のリスクになります。
特に注射が上手くできずに、眼球の奥の方ではなく、前の方に薬が漏れてしまうと、急激な眼圧上昇を起こすことがあり、注意が必要です。
(当院では年に数百件の注射を施行していますが、これまで軽度の眼圧上昇にて点眼薬を1剤使う程度の症例はありますが、内服薬や手術等が必要になる眼圧上昇を起こした症例は1例もありません。)

F睇薬
 内服薬は血流に乗って全身の臓器にいきわたるため、注射のように眼球全体への効果が期待できます。ただしその分、糖尿病、胃潰瘍、骨粗しょう症、高血圧、高脂血症、体重増加、筋力低下、精神症状など、全身への副作用も起こりえます。プレドニンという少し苦い薬が有名で、眼科では朝に1錠〜重症例では8錠程度を内服します。数ヶ月以上の長期間内服する場合には、骨粗しょう症の予防薬や、定期的な血液検査が必須になります。(たまに何ヶ月とか何年も内服しているのに、骨粗しょう症の予防をしていない症例に出会ったりして、ビックリする事があります。)
また、眼科のためとはいえ、ステロイド剤を飲んでしまうと、ぶどう膜炎の原因となる疾患の炎症も抑えられてしまう事が多く、内服薬を開始する場合には、血液検査や全身の検査を済ませて、出来る限り原因疾患の究明を済ませるべきです。(手術後など、あきらかにぶどう膜炎の原因が分かっている場合には、その限りではありません)
ぢ舂姪静(ステロイドパルス療法)
 その名の通り、ステロイド剤を大量に点滴で体に注入します。例えば、上記の内服薬プレドニンが1錠5mgだとすると、点滴では1000mg、200錠に匹敵する量を一気に流し込みます。多くの場合、3日間連続で点滴をします。強力に炎症を抑える場合に行う治療法で、眼科では原田病、癌関連ぶどう膜炎、ぶどう膜炎ではないですが視神経炎や甲状腺眼症などで行われます。
血圧変動や心臓などへの負担、感染症、高齢者では神経症状などの副作用が発現するリスクがあり、一般的には入院での治療が望まれます。

今日も最後までお読み頂きありがとうございます。
ちょっと風邪っぽいので、もう寝ます。
明日までに治さないと。お休みなさい。
| ぶどう膜炎 | 23:18 | comments(2) | - |
アクアワールド大洗
今日は午後に、アクアワールド大洗水族館に行ってきました!
クリニックから小美玉・石岡スマートICを使って、片道30分ちょっとです。

海はいいなー。夕方までサーファインをしている人もいました!
震災後、観光業には厳しい風評被害が続きましたが、だいぶ人でが戻ってきているようで、安心しました。

アクアワールド大洗水族館
http://www.aquaworld-oarai.com/
詳しくは、公式ホームページを見て頂くのがよいと思いますが、関東最大級の水族館です。生き物の種類もかなり豊富ですが、展示の方法や、施設員の対応、設備の清潔度や、企画など。人を楽しませよう!という工夫・意欲がよく伝わってきて、とてもよい水族館だと思います。
最近は、旭山動物園を筆頭に動物園や水族館の頑張りがすごいですよね!気配り、アイデア、日本人の優れたところだと思います。

僕は「沖縄の海」という名前の水槽が一番好きです。

熱帯魚は色がキレイですよね。


写真は適当にアップしましたが、もう数え切れない種類の海の生き物がいます。
年に2〜3回くらい行くのですが、アシカショーやイルカショーは毎回ネタが変わっていて楽しめます。土日に行くとショーは満席で、立ち見になることも。前の方4列くらいに座ると、イルカのジャンプではねた水で洋服がびっしょりになります。(ちょっと濡れる。とかではありません!本当にびっしょりです。)
ちなみに、3回行くなら年間パスポートがお得です。
食事の割引などもあり、2回くらいで元が取れる感じ。

今回の企画物は、サメを手で触れる(サメ肌)、サメ博士になろう!、カピバラの銭湯など、また新しくなっていました。
はく製や、模型の展示、数十種のペンギンの鳴き声が聞けたり、水中カメラでウーパールーパーを観察したり、博物館の一面もあり、小学生くらいには社会科見学にもよさそう。

うちの子は、キッズパークが大好きです。


小学生未満の子供用のネットでできた大きなアスレチックです。

近隣には海産物店も多く食事も美味しいです。
リゾートアウトレットもあるので、大人も1日遊べますよ!
| 石岡市・茨城県 | 20:35 | comments(0) | - |
ぶどう膜炎Α仝彊と全身の検査 その2
今日もつくば市から網膜剥離の紹介です。

写真は網膜の断裂部(裂孔)ですが、すでに黄斑も剥がれた症例で、1.0への回復は難しいようです。10日以上まえから視野が欠けていたようで・・・。受診が遅い・・・。発見後、早急に紹介してくれた先生には感謝です。11時に来院。お昼休みの12時に手術が可能でした。少しでも良好な回復を望みます。
他には、白内障手術後で手術が必要になった患者様の紹介や、硝子体出血などもあり、ちょこちょこ外来の合間に、3件の緊急手術を行いました。さすがに疲れましたが、無事に終わってなによりです。

ぶどう膜炎
原因と全身の検査 その2


前回、ぶどう膜炎の原因となる疾患、他の全身の病気の一症状として、ぶどう膜炎を発症することがあることを記載しました。
ですので、ぶどう膜炎の患者さんが来た時には、目の検査だけではなく、体の病気も調べなければなりません。

ちなみに目の検査としては、「ぶどう膜炎ぁ廚離屮蹈阿能颪い燭茲Δ別椶涼罎梁りや白血球の状態を調べる検査や、視力や眼圧、蛍光眼底造影検査と言って目の中の血液の流れを調べる検査などが必要です。

左が正常、右が炎症のある造影検査の写真です。

ぶどう膜炎を引き起こす可能性がある疾患については記載しましたが、
実際には、以下のような検査を必要に応じて行います。
〔篆(全て)
口腔、皮膚、性器の診察(ベーチェット/サルコイドーシス)
D偉(原田病)
で検査(腎関連ぶどう膜炎/糖尿病)
シ豈娶〆(ウィルス/寄生虫/サルコイドーシス/糖尿/膠原病/血液疾患)
Ε譽鵐肇殴鵝CT(サルコイドーシス・リウマチ・関節炎)
Э餘娶〆(原田病)
皮膚の生検やツベルクリン(サルコイドーシス)
硝子体生検(悪性腫瘍やウィルスなど)
遺伝子検査(原田病/ベーチェット/脊椎炎)

以上を必要に応じて、検査を行います。

実は、3割程度のぶどう膜炎は原因が不明とされており、上記の全てを行っても原因が分からないこともあるとされています。
とういか、簡単な治療で治ってしまうような軽いぶどう膜炎の場合には、上記の検査を行う必要がない場合もあります。
 銑Δらいは、あまり体に負担がかかりませんが、
Э餘娶〆困蓮崘惺に針を刺して、髄液を採取する」検査であり、体にも負担が大きく100%安全とは言えません。
硝子体生検は、眼球内の組織を手術によって取り出すのですが、手術によってぶどう膜炎の炎症を悪化させてしまうリスクや、最悪失明につながるような合併症を起こす場合ないとは言えません。
遺伝子検査は、現在の医学では保険が適応されず、数万円、数十万円の費用がかかる場合もあります。
それほど重大でなくても、
ゥ譽鵐肇殴鵑CTは少なからず放射線被爆を受けますし、採血だって、何項目も調べれば保険診療でも1万円の以上のコストがかかってしまう事もあります。
重度のぶどう膜炎で、治療のコントロールができない場合には、多くの検査が必要になりますが、
無駄な検査をできるだけ省いて、体への負担を減らし、医療費を出来るだけ減らし、的確な検査のみを行い、的確な診断をしていくのが僕たちの役目です。
それには、目の所見以外に、みなさんからの詳しい問診がとても重要です。体重は?頭痛は?口内炎は?など、些細な事柄でも、出来る限り協力して頂けると助かります。


個々の病気の病態や、必要な検査については、専門的になり過ぎるので、今回は記載をあきらめようと思います。
| ぶどう膜炎 | 18:18 | comments(0) | - |
ぶどう膜炎ァ仝彊と全身の検査 その1
昨日は雪のせいで常磐道が通行止めになったり、手術の予定が大幅に遅れるなどして、患者様含め多くの方にご迷惑をおかけしました。すみません。子供の時は雪が楽しみでしたが、仕事の事を考えると雪は困ります・・・。

今日は以下の手術を行いました。
・白内障手術 11件
・網膜硝子体手術(茎離断)3件
 (網膜剥離1件、糖尿病黄斑症1件、黄斑前膜1件)
無事に終わりました。
今日も網膜剥離の患者様の紹介がありましたが、

黄斑ギリギリです。明日には黄斑も剥がれていそう。手術ができて良かったです。


ぶどう膜炎
原因と全身の検査 その1

免疫の異常などが元になってぶどう膜炎を起こす事を書きましたが、なぜ、ぶどう膜炎が起こるのかという事に関しては、実際には今の医学でも分かっていないことだらけです。
ぶどう膜炎の原因と書くと、実際にはちょっとおかしな表現なのですが、ぶどう膜炎は、目だけではなく体の病気に合併して起こったり、全身の病気の一つの症状として起こったりすることが多いのです

重症例のぶどう膜炎を合併する体の病気としては、
.戞璽船Д奪班
▲汽襯灰ぅ鼻璽轡
8凝追

の3つが有名で、三大ぶどう膜炎なんて呼ばれています。

他には、リウマチ関節炎膠原病を持っている人に起こりやすかったり、腎炎糖尿病も、ぶどう膜炎をよく引き起こします。血液疾患悪性腫瘍が元になるものもありますし、生肉を食べた後に寄生虫に感染したり、ヘルペスやエイズなどのウイルス感染に合併することもあります。抗がん剤などの薬が原因になることも。

なので、ぶどう膜炎にかかった場合には、熱は?体重減少は?口内炎は?関節は痛くない?皮膚に湿疹はありませんか?ペットをかっていますか?旅行はしましたか?何か病気をしたり、薬を使っていますか?ストレスは?リンパ節は腫れていない?
眼科なのになぜ??っていうくらい、問診をうけたり全身をじろじろ見られたりします。

ぶどう膜炎の治療は、ほとんどの場合はステロイドと言う薬を使って、炎症を抑えることが主体になるのですが、ステロイドの使用方法や使う量などが、元になる病気の種類によって異なるため、きちんと診断していくことが重要なのですよね。
また、元になるような全身の病気があれば、そちらも治療が必要です。ぶどう膜炎の原因を調べることで、糖尿病がみつかったり、エイズがみつかったり、悪性腫瘍が見つかったりすることも決して珍しくはありません。

ちょっと難しい内容になってきてしまいました・・・。
個々の病気について書きだすと専門的になり過ぎてしまうようで、どういう内容にしようか迷います。
| ぶどう膜炎 | 23:35 | comments(0) | - |
石岡市も雪。気をつけて来院ください!
おはようございます。
茨城県の中央部では、年に1〜2回、雪が降ることが多いようです。
今朝は初めての積雪で、厚く積もったわけではありませんが、真っ白雪

当院の裏にある栗林です。キレイ結晶

道路も凍っていますので、これから来院される方は、ゆっくり気をつけていらして下さいね!早朝からスタッフが駐車場の雪かきをしてくれていますが、多少は滑るかもしれませんので、歩行にも気をつけてください。

今日の午後はかなり遠くまで手術のお手伝いに行ったり、夜はお世話になっている眼科の先生たちと食事・意見交換の予定です。高速で移動しますが、午後には雪が溶けているといいのですが自動車
| その他 | 09:01 | comments(0) | - |
裂孔原性網膜剥離А,Δ追せ枕
今日のお昼は以下の手術を行いました。
・眼瞼腫瘍切除(良性)1件
・白内障手術 6件
・網膜硝子体手術 2件(茎離断1・増殖1)
 (網膜剥離1件・増殖糖尿病網膜症1件)
みなさん無事に終わりました。

左が網膜剥離の患者様で、オレンジ色の濃いところが網膜の断裂(穴)です。右は糖尿病の患者様の写真で、カサブタを剥がしているところです。この方は、目の中が広範囲にカサブタだらけで思ったより大変でした・・・。

かなり遠くの眼科様からも、網膜剥離の紹介を頂けるようになり、とてもありがたく思います。スタッフの協力もあって、午前中にこられた患者様ですが、お昼休みに手術を行え、今日は午後の外来にも影響なく、定時で終わることができました。みんなありがとう。
患者様も黄斑が剥がれる前に、かかりつけの先生が早々に紹介して下さったおかげで、手術も楽で、おそらく1.0の視力を保てそうです。良かったです。

うつ伏せ枕
裂孔原性網膜剥離での硝子体手術に関しや手術後のうつ伏せに関しては、昨年ブログを書きました。
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4921
2011.10.25 Tuesday、2011.10.24 Monday

手術後には、うつ伏せになって頂かないといけないのですが、今日はうつ伏せ枕の紹介です。

手術後は目の中に空気や、特殊なガスをいれて、その浮力を利用して網膜を押しつけるのですが、眼球の構造上、多くの場合でうつ伏せになることが必要です。状態や網膜の穴の場所によって、座っていた方がいい場合や、横向きがいい場合などがありますが、医師の指示を守るようにしましょう!

なかなかツライ姿勢なので、少しでも楽に時間を過ごして頂くように、いろいろな枕が開発されています。

これが当院で一番多用している枕です。同じものが5〜6個くらいあったような?(すみません、看護師さんが管理してくれています。)
ワイヤーの土台に、スポンジ製のドーナツ状の枕がついています。写真はナイロンのカバーですが、この上に綿のカバーをかけて、顔をうずめるように使います。(なんと、カバーが洗濯できないタイプの枕もあり・・・、個人的には当院のものはかなり清潔・キレイだと思います。ご安心下さい。)


今日の方は、こんな感じ。カバーも水色なので写真だと分かりにくいですかね?人によっては、首や腰が悪かったりで、枕を使わない人や、胸のあたりにバスタオルを抱えてみたり、とにかくうつ伏せが長時間になるので、疲れないようにすることが重要です!

実は眼球が真下を向いていれば、座っていてもいいので、
日中は、こんな姿勢をしている人もよくいます。

なんとなく、落ち込んでいるように見えますね冷や汗

網膜剥離は手術も大事ですが、術後のうつ伏せがなにより重要です。
みなさん、大変ですが頑張ってください!
| 網膜剥離 | 19:08 | comments(8) | - |
ぶどう膜炎ぁ‐評・所見 その2
ちょっと忙しく、更新が滞ってしまいました。

ぶどう膜炎ぁ‐評・所見 その2
前回は、ぶどう膜での白血球の活動、炎症自体による所見や症状について記載してみました。
今日は炎症がもたらす、その後の変化について書いてみます。

風邪で高い熱が出たとき(炎症)には、だるいなどの症状がでます。みなさん、症状が辛いので冷やしたり、解熱剤を使ったりすると思います。
ただ、解熱剤の使用には、他にも体力の消費を抑えたり、たんぱく質の変性などを抑える効果もあります。例えば、42度を超える熱により、組織の機能が障害され、無精子症になったり、耳が聞こえなくなったり。という話を耳にしたことがあるでしょうか?
熱以外でも、例えばリウマチで関節に炎症がある場合は、痛みの自覚だけでなく、きちんと消炎(炎症を抑える)しなかれば、どんどん関節が変形してしまいます。
(故意に専門的な表現を省いています。耳でムンプスとか、明確に解明されていない部分や、炎症という言葉の使用について、医師向けの説明ではありません。分かりやすくするため。)

ぶどう膜炎も早期にしっかりとした治療を行わないと、目の中で組織が癒着を起こしたり、様々な変化が出てきます。

目の前の方(虹彩付近)の変化
目の前の方のぶどう膜に炎症が起こると、瞳孔や隅角と呼ばれる房水の出口の組織に癒着が起こってしまう場合があります。

こちらは、瞳孔の部分が癒着していた症例です。瞳孔には明るさによって、広がったり、縮まったりします。瞳孔が癒着してしまうと、目の中に入る光の量を加減する働きがなくなってしまいます。あまりに、瞳孔が小さくなると、暗く感じたり、物が見えなくなります。また、眼科医は瞳孔から目の中の状態をのぞいて診察するので、診察が困難になります。
ぶどう膜炎では、瞳孔の癒着を防ぐために、瞳孔を広げる目薬を使用したり、場合によっては注射をすることもあります。こちらの症例は注射で広げることができましたが、古くなって硬く癒着してしまうと、手術以外では治せません。ところが手術はぶどう膜炎を悪化させる可能性があるので、半年以上、炎症が落ち着いてからしかできませんので、やはり早期から癒着をしないようにすることが重要です。

これは、隅角とよばれる虹彩の根元、房水の出口の構造です。
上の正常な写真と比べ、下の写真の矢印は癒着を起こして、出口がふさがっています。隅角に癒着が起こり、房水の出口がせまくなってしまうと、目の中に房水が溢れ、眼圧が上がって。続発性の緑内障が起こってしまいます
やはり、重度のものでは、将来的に手術が必要になったりしますので、癒着が起こる前にしっかりと炎症を抑える治療をすることが重要です。
ぶどう膜炎によって、失明する場合、この続発性の緑内障が原因となることが多くあります。


目の奥の変化
目の中が白血球で濁っただけであれば、治療により炎症が落ち着くことで、濁りは徐々にキレイになっていきます。
ただし、炎症が強かったり、長引いたりすれば、やはり後遺症が残ってしまいます。

50代の男性の眼底写真です。眼内の多くを占める硝子体と呼ばれるゼリー状組織が、白血球で濁っているので、写真が上手くとれません。白っぽくかすんでいますね?視力は0.1で紹介されてきました。

ケナコルトというステロイドの薬を注射して2週間後です。かなりキレイになってきました。


注射後3ヶ月です。濁りは全くないので、視力は1.0まで回復していますが、ピンク矢印の部分は血管に炎症が起こった後で、血流が悪く、血管が白く見えます。この部位の視野は見え方が悪くなっています。今後、出血を起こす可能性もあり、場合によっては、レーザー光線で網膜を焼くなんていう治療が必要になる場合もあります。出血がひどい場合にはそこからカサブタが生まれ、増殖網膜症といって失明につながるような病態に進むこともあります。
青矢印の部位には、黄斑前膜というカサブタ状の膜が形成されています。ぶどう膜炎の炎症によって出現したものです。現在は小さく、視力への影響が少ないのですが、今後の経過によっては、カサブタにより網膜が引き連れ、物が歪んで見えたり、視力が低下したり。場合によってはカサブタを剥がす手術が必要になる可能性もありえます。
(黄斑前膜の参照⇒http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4940)
炎症が強い時期には、黄斑浮腫といって、やはり物が歪んで見えたり、長引けば視力が低下し、回復できない状態になることもあります。




この2枚は、メラノサイトと呼ばれる、ぶどう膜(茶目)の色のもとになっている部分に直接白血球が攻撃をして、炎症が起こった症例です。
上の発症時に比べて、下の半年後には、色素が薄くなってしまッているのが分かりますか?色のもとになるメラノサイトがいなくなってしまったのです
オレンジ色の網膜で、夕焼け眼底なんて呼ぶこともあります。
原田病という病気で、若い男性の患者様、早期にステロイドパルスりょうほうという点滴の治療が行えたため、視力も1.0に回復。大きな問題はなく安定していますが、茶色のメラニン色素が少なくなってしまっているため、発症前に比べて強い光に弱く、眩しいと感じることが多いようです。


ぶどう膜炎での主だった変化を、書いてみましたが、例えば白内障が進みやすくなるなど、実際には、まだまだたくさんの変化が起こりえます。

ぶどう膜炎で大事なことは、
〜瓩から、しっかりとした治療をする。 
おかしいと思ったらすぐ病院へ。
癒着が起こってしまってからでは完全には元に戻りません。
医師の指示に従って最後まで治療する。
痛みがよくなると、勝手に薬をやめたり、通院しなくなってしまう人がいます。再発したり、あとから2次的な変化が起こって、結局見えなくなってしまいます。
| ぶどう膜炎 | 23:17 | comments(0) | - |
ぶどう膜炎 症状・所見 その1
今日の午後は以下の手術です。
・翼状片手術 1件
・白内障手術 13件
・緑内障手術(トラベクレクトミー)1件
・網膜硝子体手術(茎離断)2件(黄斑前膜2件)
無事に終わっています。

ぶどう膜炎 症状・所見 その1
炎症とは、組織が熱を持ったり、赤くなったり、腫れたり、痛んだりすることです。ぶどう膜炎はぶどう膜に炎症を起こすので、目の中に、同じような症状や所見が現れます。


ぶどう膜炎の人の写真です。ぶどう膜に炎症があると、白目(強膜や結膜)にも炎症が波及し、充血します。痛みもでます。バイ菌がついた結膜炎程ではないですが、分泌が少し増えてメヤニも多少出ることがあります。

次に目の中を観察してみると、


緑矢印
本来、目の中には毛様帯というぶどう膜の構造から産生された、房水というお水が循環しています(イラスト水色)。体の他の部位は赤い血が流れて栄養や酸素がいきわたりますが、目の中に赤い血が流れていたら、光がとおりませんよね。
毛様帯では、通常は血液の中から栄養分の豊富なキレイなお水だけを濾過して、眼内に送り出すのですが、ぶどう膜炎で免疫反応が活発な時には、免疫を担当する白血球と言う細胞が、房水の中に出てきてしまうのです

こんな感じで、角膜の裏側に白血球の塊がべったりついたり、房水の中を白血球がうようよと泳ぐようになります。
透明で光を通す役割の角膜や、房水が濁ってしまう状態なので、自覚症状とちては、かすんで見えたり(霞視;むし)、光が散乱してまぶしく見えたり(羞明;しゅうめい)します
このような目の前の方(水晶体より前)のぶどう膜炎を、特に虹彩炎(こうさいえん)、または前部ぶどう膜炎と呼んだりもします。

青矢印
硝子体と呼ばれる、目の中の広範囲を占めるゼリーの中にも白血球がうようようごめくようになります。やはり、濁ってしまうので(硝子体混濁)、かすんで見えたり、視力が下がったりします。

このような硝子体の濁りで、特に毛様体の近くで炎症が強いぶどう膜炎は、中間部ぶどう膜炎なんて呼んだりもします。

赤矢印
網膜や、その奥にある脈絡膜と呼ばれるぶどう膜に炎症が起こる場合もあります。網膜の血管に炎症が起こると、出血を起こすこともあります。出血で硝子体が濁ってしまうため(硝子体出血)、やはり視力が低下します。

(もっと血みどろの例も多いのですが、血みどろの症例は写真が撮れないというか、うつらないのですよね。)
網膜の血管の炎症や、出血、浮腫など、目の一番奥の方で炎症が起こるぶどう膜炎を後部ぶどう膜炎と呼んだりもします。


全部
前部(虹彩)、中間部(毛様体)、後部(脈絡膜)、3つのぶどう膜のうち、どのぶどう膜に炎症が起こるかで、呼び方が変わったりしますが、3つの全てというか、全域で炎症が起こる場合も多く、そのような場合は汎ぶどう膜炎(はんぶどうまくえん)という名前で、重症例になります。ただ、医師から患者様に説明する場合には、説明も大変なので「ぶどう膜炎ですね。」という説明のみになってしまう事が多いかと思います。


これみんな、ごく最近の症例の写真ばかりです。やっぱりここは重症例が多いなぁ。次回は、ぶどう膜炎が長引いた時に起こる2次的な所見などについて書いてみたいと。
| ぶどう膜炎 | 23:00 | comments(7) | - |
このブログの題名はなんだろう?
冬はもともと乾燥するため、毎年ドライアイが悪化するシーズンです。
今年は雨が降らずに、テレビでも「記録的な乾燥状態」とのことで、外来にも「ゴロゴロする。痛い。」ドライアイの患者様が増えています。
もちろん、眼科で目薬等を出すのですが、みなさん、自分でもエアコンの風を直接顔に浴びない。加湿する。などの対応を行ってみてくださいね!
今年に入って、ドライアイの新しい目薬が発売されました。さっそく今日も処方したりしているのですが、おいおいその話も書きたいなと。

でも・・・、
今日は硝子体手術や白内障など、いろいろな病院様で手術のお手伝いをしたので、ちょっと疲れました。
お昼には網膜中心動脈閉塞症の紹介、緊急入院もあったりして。
(参考⇒http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4925)

最近は、手術の非常勤と言っても、手術を教える仕事が多くなってきました。(偉そうな表現ですね・・・。手術を覚えて頂くのをほんの少しだけお手伝いしているだけです。)
人に教えるのって、なかなか難しいのですが、最近ご一緒する先生方は、みんな上達がとても早くビックリしています。

お手伝いをさせて頂く先生たちが上手になると、いつか追い越されてしまうのではないか??なんて、ちょっと心配になることもありますが、たまにビデオを見てみると、2年前より1年前、1年前より今の方が、僕自身も明らかに上達しているのかなと。(器械がよくなっているだけ?)
器械も知識も、医学は日進月歩なので、これで満足。という事はないのでしょう。どこが頂点なのか分かりませんが、まだまだまだまだ上手くなりたい!頑張るぞ!!

そうは言っても、最近、ちょっと眼精疲労を感じることが多くなり、老眼が始まったのかな?自分の目の機能としては、すでにピークを過ぎているのかもしれません。40歳が肉体的なピークだとすると、もうあとちょっとです・・・。そんなことは考えない方がいいのかな。
変なブログになってしまいました。すみません。
| その他 | 22:28 | comments(0) | - |
ぶどう膜炎◆,屬匹λ譴辰董
今日のお昼は、白内障手術 8件、緑内障手術(流出路再建)2件を行いました。無事にできました。

さて、昨日の続きです。

ぶどう膜炎◆,屬匹λ
まず、普通の目の写真ですが、

この茶目の部分をみて、何に似ていると思いますか??
賛否両論あると思いますが、これの茶目(虹彩)が、ブドウの皮の色に似ていると思われたことで、ぶどう膜っていう名前が付けられたようです。
この茶色の組織ですが、実は、写真のように肉眼で見える部位のみではなく、目の中の内側全面に広がっているのです。

赤矢印が肉眼でも見える虹彩(こうさい)、そこから後ろに続き、緑矢印の部分を毛様体(もうようたい)、さらに眼球の後方に伸びて、後ろの方の青矢印の部分は脈絡膜(みゃくらくまく)と呼ばれます。

この虹彩・毛様体・脈絡膜の、茶色状の組織、三つを合わせて、ぶどう膜と呼びます。ぶどう膜の特徴として、メラノサイトという日焼けやホクロの原因となる色素成分が豊富であることや、血管が多く、血流が豊富な事が挙げられます。(免疫の主役は、血液中の白血球であると昨日書きましたが、ぶどう膜は血液が豊富な組織であるため、免疫反応が強く起こるのです。)

三つのぶどう膜には、それぞれ以下のような働きがあります。
‘彩
虹彩のない、黒目の中心部を瞳孔と呼びます。虹彩・瞳孔の役割は、明るい場所や暗い場所で、瞳孔の大きさを変え、目の中に入る光の量を加減する働きがあります。(暗い所で瞳孔が開き、明るい所では小さくなります。)
¬嗟預
血管が豊富で、血液から必要な栄養分を含んだお水を濾過して、目の中に流しこみます。(房水の産生機能)
L絡膜
脈絡膜の内側は光を感じるフィルムである網膜、外側は白目(強膜)です。
脈絡膜は豊富な血液を使用して、網膜に栄養分を与えたり、色素を利用して、白目側からの光が目の中に入らないようにする暗室効果(眼内を暗くする)などがあります。


分かりやすく書きたいと思いつつ、難しい文章に近づいているなと・・・。
ぶどう膜炎は、「濁っているから手術で取ってしまおう。」といった外科的な病気と異なり、診断で頭をかなり使ったり、治療は手術ではなく、薬が中心で、眼科の中では、かなり内科的な病気になります。
細かいことを書いても分かりにくいかもしれないので、次回は写真などを多用して、炎症の所見について書いてみようかなと思います。
| ぶどう膜炎 | 22:06 | comments(0) | - |
ぶどう膜炎 ー己免疫性疾患
昨日の超重症の糖尿病の方たちも、思ったよりキレイで安心しました。
ところが、「うつ伏せはしてないよ。」なんて自己申告の患者様が・・・。
失明するかどうかと何度も言っているのに・・・。またグチを言ってしまいそう。悲しい・・・。
そんなブログばかりではいけないので、
きちんと病気のことも。

ぶどう膜炎 ー己免疫性疾患
ぶどう膜とは、眼球内の重要な組織にあたりますが、今日はぶどう膜の説明の前に、病気の基本となる免疫や炎症という概念について書いてみたいと思います。

免疫・炎症とは?
例えば、風邪のウィルスが喉につくと、体は免疫という反応を起こし、喉の血流が増えて赤くなったり(充血)、腫れたり、熱を持ったり・分泌物が増えたり・痛みが出たりします。
このような現象を炎症と呼び、炎症を起こす働きが、免疫反応・免疫力(抵抗力)になります。、
本来、免疫力は体に侵入してきた細菌やウィルスなどの外敵から体を守るための正常な防衛反応で、なくてはならないものです。
細菌などの感染症以外でも、体は異物が入ると排除しようとするのですが、花粉に対して過度に免疫力が働いた場合がアレルギー(花粉症)になります。
また、何かの病気で臓器の移植をした場合で、拒絶反応という言葉を聞いたことがあるでしょうか?自分以外の臓器が入ってきたと体が認識してしまうと、免疫力が炎症を起こして、移植した臓器を排除しようとしてしまいます。骨髄移植を行うときに、HLAという遺伝子の検査などを行うのは、自分に対しては炎症・免疫が起こらないため、出来るだけの自分と似ている遺伝子の人を探して、拒絶反応が起こりにくくするためです。

他に、免疫反応以外でも、体にケガをしたり、ぶつけたりした場合に、ケガを治そう・回復しようとして血流が増え、赤くなったり、腫れたりする場合も炎症が起こります。

免疫の働きの多くは、血液の中の白血球という細胞が担当しています。
(血液の中には、大きく赤血球という酸素を運ぶ赤い粒と、白血球というバイキンをやっつけ、免疫を担当する白い粒、出血をした時に血を止める、血小板などがあります。)

自己免疫疾患とは?
自己免疫性疾患とは、なんらかの原因(ストレスや、遺伝、疲労など、多くは原因不明)をもとに、免疫力がウィルスなどの外敵ではなく、自分自身の組織を標的に攻撃をして、炎症が起こる病気で、よく難病と呼ばれます。

自己免疫性疾患として、有名な病気としては、リウマチがあります。
リウマチは、関節が腫れたり、痛んだりして、曲がっていってしまう病気ですが、決して関節にバイ菌が感染したわけでもなく、ケガでぶつけて腫れているわけでもありません。体の免疫力が何かの間違いで、関節を外敵と認識して、炎症を起こしてしまう病気です。明確な原因は分かっていません。
・関節を中心に炎症が起こる病気⇒リウマチ
・皮膚を中心に炎症が起こる病気⇒膠原病
・甲状腺(喉)を中心に炎症が起こる病気⇒バセドウ病
  
などとなり、どこに、炎症が起こるか、間違った免疫が働くかで、病状・病名が変わりますが、基本的には自分の組織に免疫力が働いてしまう病気で、体の様々な場所に起こりえます。

眼科では、
,屬匹λ譴鮹羶瓦鳳蠑匹起こる病気⇒ぶどう膜炎
黒目(角膜)を中心に炎症が起こる病気⇒角膜炎
G鯡棔頁鯡棔砲鮹羶瓦鳳蠑匹起こる病気⇒強膜炎
せ訖牲个鮹羶瓦鳳蠑匹起こる病気⇒視神経炎

などの病気があります。
| ぶどう膜炎 | 21:49 | comments(0) | - |
グチ
今日は手術日ではないのですが、少し急がないといけない人が多くて。
・白内障手術 2件
・網膜硝子体手術 4件(茎離断2件、増殖2件)
 (増殖糖尿病網膜症3件、硝子体出血1件)
無事に終わったと言えば終わったのですが、増殖網膜症のかたはカサブタだらけでの人ばかりで。
お一人はもともと網膜が全て剥がれて、他の病院で手術は不可能(意味がない)と言われ、そこからさらに何ヶ月も経っているとのこと。今回は、結局反対の目も見えなくなってしまい、生活が出来ないから。と今朝当院に。
確かに、大きな改善は望めず、手術に大きな意味はなさそうですが、少しでも明かりを残したいとのことで手術をお引き受けしました。あまりにひどい症例で、シリコンオイルを入れて、失明はなんとか防げると思いますが、やはり光が分かる程度しか保てないのかな。反対の目の、今回見えなくなった方はまずまずみえるようになりそうですが。

1月4日のブログで書いた人も、出血やカサブタはキレイに取れて、手術は成功と思いますが、広範囲に血管がつまっていて、今後、回復しても0.1くらいの視力にしかならなそう。

仕事が忙しくても、よくなる人ばかりだと、心が楽。というか疲れないのですが、手術が上手くいっても、あまりよくならないようなケースが続くと、ちょっと疲れます。

糖尿病。
どうしようもなくなってからしか、病院に来てくれない人が多いです。古い病気や、カサブタだらけで、網膜が剥がれているような人は、どうやっても回復しないのですが。
何と書いていいのか。うーん。糖尿病。頭がいたい。



今日手術のS様。ご紹介頂いた先生もブログをよく見て下さっているみたいですが、こちらはBRVO後の硝子体出血2ヶ月。適切な時期に紹介頂き、簡単に15分くらいの手術で終わりました。おそらく問題なく、すぐにお戻りになると思います。以後よろしくお願い致します。
| その他 | 21:46 | comments(0) | - |
山王台病院(本院) 改装工事
今日の午後は特殊外来の患者様のみで、ちょっとのんびりです。

先月から、山王台病院(本院)の旧館部分の改装工事が始まっています。
騒音なども少なからずあり、ご迷惑をおかけする患者様もいらっしゃるかと思いますが、どうかご容赦ください。
旧館と言っても、まだ13年。僕が知っている一般的な病院の中では、かなりキレイなほうだと思っていましたが、今回、よりキレイに快適に。患者様に喜んでもらえたら。ということで、思い切った改修を行う事になりました。

病院をお休みにするわけにはいかず、少しづつ改装が行われている最中です。さっき、ところどころ覗いてみたのですが、終わった場所はとってもいい感じだったので、一部ご紹介いたします。


これは何だと思います??
本院のエントランス、正面受付の吹き抜けの天井に、待ち時間の患者様が少しでも気持ちよく過ごせるように。と設置された飾りつけですリース
今回はかわいいクマの飾りつけですが、シーズンごとに変更していく予定とのことで、今後も楽しみです!
医療行為とは直接は関係がありませんが、病気の時に少しでも心が穏やかになればいいですよね。



これは外来のトイレの入り口です。いかにもトイレ。とならないように、少しスペースを空けて矢印の部分で内扉になっています。センサーの自動ドアで、重いドアを開ける必要はありません。病院は不本意ながら、患者様同士でバイキンを移し合ってしまうリスクがある施設ですが、出来るだけ自動にして手で直接触れる部分を減らすことで、感染を予防する効果もあります。


女子トイレには入れないので、男子トイレのみ撮影してみました。(女性の方は色とか違うかも?)
うーん、キレイよつばのクローバーインテリアデザイナー?設計士?だれかは分かりませんが、いいセンスです。病院というよりはシティーホテルのようです。
注)これは眼科クリニックではありませんよ。

個人的な意見ですが、自分が通院する病院の水周りが汚いと、ちょっと清潔感が・・・。と不安に思ってしまい、トイレなどがキレイだと安心します。。(潔癖なのか??)

眼科・内科クリニックは、築3,4年でとってもキレイだと思ってはいるのですが、ちょっと本院をうらやましく思う今日この頃です。

今日は眼科の先生の新年会に誘って頂きました。いろいろ情報交換・勉強をしてきたいと思いますが、明日も外来と午後は準緊急の手術なので、二日酔いに気をつけなくては(笑)
| クリニックのこと | 16:00 | comments(0) | - |
隅角解離 隅角後退症
今日は外傷の患者様の一例です。

隅角解離(ぐうかくかいり)
隅角後退症(ぐうかくこうたいしょう)

緑内障のブログでちょっと書いたのですが、目の中には房水という水が循環しており、房水によって栄養分を循環させたり、眼球のボールが膨らむようになっています。

茶目(虹彩)の後ろ側にある毛様体と呼ばれる組織から、房水は産生され(オレンジ矢印)、赤矢印の隅角と呼ばれる出口から排出されていきます。
この赤矢印の部分、隅角は、前側が黒目(角膜)と、後ろ側が茶目(虹彩)によって作られる角の部分になります。


少し分かりにくいので、一応、別のイラストも。赤が隅角、オレンジが毛様体、緑が水曜体、青は水晶体を支えるチン氏帯と呼ばれる糸状の組織です。

黒目に特殊なレンズをくっつけて、隅角を診察することができるのですが、

当院の事務、生井沢君の隅角です。写真やや右上の白くうつる部分が角膜、茶色い部分が虹彩、赤い矢印の白と茶色の間(境界)が隅角と呼ばれる構造です。問題ない隅角です。


今回は、10代の男の子で、野球ボールが当たってしまったとのことです。

茶目の左下の部分、緑の矢印のところで、虹彩が断裂していることが分かります(虹彩離断)。


ちょっと拡大してみると、緑の矢印の先には、水晶体が見えます。とっても細いので分かりにくいですが、青い線を2本引いてみましたが、それと平行に、うすーい白い糸が水晶体を支えるように張っているのが分かるでしょうか?チン氏帯と呼ばれる組織です。ケガでチン氏帯が切れてしまうと、水晶体がずれたり、白内障手術が難しくなったりします。(本来は虹彩が邪魔をするので、チン氏帯は見ることが出来ない組織です。)


断裂した部分の隅角の写真です。青矢印の分だけ、隅角が断裂しています(隅角解離)。断裂の隙間から、本来見ることのできない、毛様体という房水を作る組織がみえます(ピンク矢印)。


断裂していない部分の隅角ですが、打撲によって、虹彩が後ろ方向にずれたため、ちょっと細い矢印ですが、緑の分だけ隅角が後ろに下がり、隅角の構造が正常に比べて広がっている状態です(隅角後退)。
写真のちょうど真ん中のあたりには、隅角に赤い出血が見えます。打撲で無理に隅角が引っ張られた時の出血でしょう。


隅角解離は以下の主に問題を引き起こす場合があります。
…禊祕飢斑症 
目の中を循環する房水の排出量が多くなりすぎて、眼球がしっかりと膨らんでいる事が出来ずに、やわらかくペコペコになってしまい、低眼圧黄斑症といって、網膜に浮腫みがでたり、シワがよったりして視力が下がってしまう事があります。主に外傷直後から、遅くても数ヶ月以内に問題になります。
⇔估眈
逆に、房水の流れ方によっては房水の排出が悪くなるなり、目の中に房水がパンパンに増えて、眼圧が上がってしまう事があります。ケガをした直後だけでなく、数年数十年たってから緑内障を発症することもあり、問題ないと思っても、稀には定期検査を受けていただく必要があります。
まぶしさ(羞明;シュウメイ)
瞳孔・茶目には、目の中に入ってくる光の量を加減する働きがあります。断裂部から光が余分に入ってくると、まぶしさを感じることがあります。
ど視(フクシ)
断裂部から入る光が網膜に映像を結ぶ場合には、瞳孔の中心をとおる正常な映像と、異なる映像として認識されるため、物が2重に見えたりすることがあります。


治療法
根本的な治療法は、手術で断裂部を針と糸で縫い合わせることです。
手術以外では、眩しさや復視を軽減するために、特殊なコンタクトレンズで断裂部を隠すようにしたり、緑内障を発症した場合には、緑内障の目薬をつかったりする場合もあります。
この患者様は、10代の学生なので、できれば上記の合併症が起こらずに、手術が必要にならないといいのですが・・・。
| 外傷 | 23:44 | comments(0) | - |
白内障手術:小瞳孔の例
今日は今年の手術初めの日です。
・眼瞼下垂手術 1件
・白内障手術 12件
・網膜硝子体手術(茎離断)2件
 (黄斑円孔 1例・中心静脈閉塞後の増殖網膜症 1例)
みなさん無事に終わりました。
初日ですが、今日もいろいろな症例があり、手術医としてはやりがいがあり、楽しい1日でしたグッド


70代の女性です。5年前から全く見えていないようで、手術を勧められていたとのことですが、決心がつかなかったようで。カサブタだらけでしたが、30分ちょっとで、かなりキレイにとれたので、うつ伏せにならずにすみました。


80代の男性。成熟白内障で光が分かるだけです。コンステレーションのおかげで、10分もかからずに終了です。
(眼科の先生に器械どう?と質問されるのですが、硝子体もいいですが、おもったより白内障がいいです。インフィニティーの安全性に、流量が多く、アキュラスのスピード感が加わったという感じです。)


さて、今日の手術から一つ。
白内障手術:小瞳孔(しょうどうこう)
白内障手術は、多くの場合、数分でかなり安全に終わるようになりました。ただし、上記の人のようにあまりに進行してしまうと、手術は少し大変になります。
今日はそういう症例の一つで、小瞳孔の症例についてです。

瞳孔とは、茶目(虹彩)で形成される、内側の黒目の部分になります。瞳孔は明るい場所では、小さくなって、目の中に入る光を少なくして、眩しさを軽減します。逆に暗い場所では、大きくなって、より多くの光を取り入れようとします。
瞳孔の大きさは自分の意思で変動させるのではなく、自律神経といって、脳ミソが勝手に担当してくれています。糖尿病などで自律神経の働きが悪くなると、瞳孔の働きも悪くなったり、加齢でも自律神経や、瞳孔の筋肉自体が衰えて、動きが悪くなったりします。(一般的に子供の瞳孔は大きめ、高齢者の瞳孔は小さめです。)

手術では上の成熟白内障の例のように、目薬で瞳孔を広げて(散瞳)、濁った水晶体をよく観察できるようにしてから、濁りを取り除いて行くのですが、何かしらの原因で瞳孔が広がりにくい場合には追加の処置が必要になったり、手術の安全性が低下したりします。

今日の70代男性の患者様です。(白内障のみでなく、この後に引き続いて黄斑円孔という手術を行っています。)

緑の矢印が角膜(茶目)の長さに相当しますが、日本人の角膜はだいたい横幅が11mm程度の長さです。瞳孔の大きさ(ピンク)は3mmくらいしかありません。これだと、器械を入れにくかったり、水晶体がよく見えないので、手術の安全性が低下してしまいます。

そこで、

ちょっと乱暴ですが、ハサミでチョキチョキと、茶目(虹彩)に切り込みを入れて、瞳孔を広げてしまうのです。


これで、ちょうと茶目の1/3くらい、4mm程度まで瞳孔が広がりました。


広げた瞳孔から、水晶体の濁りを取り出しています。コンステレーションはこのような症例でも、目の中の安定がよく、切開を含めても白内障の部分は10分もかかりませんでした(黄斑円孔を含めると30分ちょっと)。

瞳孔をあまり大きく切ってしまうと、手術後にまぶしさを感じることがあります。僕は4mmあればまず切ったりしないで、そのままで手術をしますが、3mm以下の場合には安全のために切開をするようにしています。

小瞳孔の原因としては、
_知陝文朕雄垢あります)
糖尿病
PE症候群(目の中にフケ状の物が溜まる疾患:組織が弱い)
い屬匹λ豈蠅隆往がある人
チ偉腺肥大の薬を飲んでいる人
ξ估眈磴妊汽鵐團蹐箸いμ瑤鮖箸辰討い真

などがあります。
(今日の人はΔ任靴拭最近はサンピロを使う先生は少ないのですが、何年も前から使っていたようで。)

小瞳孔であるだけならば、普通は少し時間がかかるだけで、問題なく終わりますが、他にも手術を難しくする要因があると、リスクが積み重なり、白内障手術と言えど、難しくなる場合もあります。
手術を難しくする因子として小瞳孔以外に、例えば、
奥目の方(器械を目の中に入れにくい)、成熟白内障、緑内障(狭隅角)、チン氏帯脆弱(目の組織が弱い)、角膜混濁(黒目が濁って眼内が見にくい)、顔や体がふるえる、硝子体出血、認知症などがあります。


どれか一つならまず問題ありませんが、
奥目で、小瞳孔で、緑内障があって、末期の成熟白内障で、しかも、顔がゆらゆら動いてしまう。なんていう人の手術は大変です。

上記のようなリスクに1つ、または2つくらい該当する人には、将来3つ目が合併してから手術を考えるよりは、少し早めに手術をするほうが安全です。そのような場合にはこちらから、「早めの方がいいかも知れません。」とお勧めするので、ご検討下さい。
| 白内障 | 21:25 | comments(0) | - |
新年の改装 スリットランプ
ブログを初めてもうすぐ10ヶ月。
Q&Aなども利用して頂くこともたまにはあり、社会貢献・眼科医療の理解に少しでも役に立っているといいなと思います。
黄斑変性などの質問を頂いたのですが、きちんとブログを書いていれば、Q&Aという形でなくてもいいのか?と思うと、もっとどんどん病気の記載をしなくてはいけないようです。頑張らなくては。
(迷惑メールのような書き込みも多くなってしまったのですが、どう対応していいのか難しい問題です。なにかいい方法があればいいのですが。)


今日もクリニックのお話です。
以前にブログに書いたのですが、眼科で必ず使う、目を拡大して診察する器械で、細隙燈顕微鏡検査(スリットランプ)という物があります。
2011.10.19 Wednesday
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=5107
このスリットランプですが、手術の器械やOCTなどと違って、あまり開発が進まず、実は10年以上前からほとんど変化がありません。(極最近は照明がLEDの物が出来て、少し省エネだったりしますが、診察の能力には変化がありません。)

当院は殆どの設備が最先端のもので取り揃えてあるのですが、実はこのスリットランプだけは、僕がこの医院に来る前から病院にあるもので、10年弱の歴史物らしいです。

パッと見はキレイなのですが、よーく見ると、皆さんがお顔を乗せるピンク矢印のプラスチックの部分に少しキズや黄ばみがあったり、緑矢印の机の部分は薬品をこぼすなどでシミがあったり、水色矢印の台座は、みなさんの靴や荷物があたるせいか黒ずんでいたりします。
もちろん、毎日机も拭いていますし、お顔を乗せる部分は1人診察するごとに消毒薬でふき取り、顎の部分は新しい紙に張り替えていますので、細菌学的には清潔です。
でも、診察を受けるにあたって、スリットランプは眼科の顔ですし、出来るだけキレイな状態でみなさんを迎えたいと、前々から考えてはいました。
一番いいのは、毎年器械を買い替えることでしょうが、器械のレベルによりますが、実はこれ一台で500万円とかそういう代物です。新しい器械で診察能力が向上するのであれば考えますが、最初に書いたとおり、そういうこともありません。
買うべきか、買わざるべきか、どうしたらキレイになるのか?ずっと悩んでいたのですが、今年は思い切って、セルフリペアに挑んでみました!


まず、抗菌のプラスチックボードを裁断機で幅2cmで切断し、お顔を支える部分のプラスチックが少し黄ばんでいるので、交換をしてみました。


次に、診察装置を一度外して、机の上に病院の内装と同じ模様の、抗菌インテリアシートを張り付けます

最後に、台座の部分を重厚感のある黒のペンキで、ローラーを使って縫ってみます。(塗るのに夢中で写真を取り忘れ、しかも、白のワイシャツに黒いペンキが・・・悲しい


とってもキレイにできました!
緑の部分はメガネを置くのに、フェルト生地を張ってみました。
病院の雰囲気ともよく合っていると自己満足ですが、いかがでしょう?
今でもよくペンキ塗りはするのですが、昔、引越し屋さんのアルバイトで、壁の借り換えなんかもやったことがあったので、上手に経験を生かせました。なんでも役に立つものです。

清潔感のあるキレイな病院で患者さんをお迎えしたい。
キレイなまま維持していくことが重要ですが、シートもプラスチックも、緑のフェルトも、まだまだたくさんあるので、適宜交換可能です。また、当院は掃除のスタッフの方も、朝から夜まで、毎日毎日頑張ってくれているので、安心です。
ひとまずこれで、今年の改装は納得がいきました。(病気のポスターはおいおい充実させていきます。)

明日から手術も本格的に再開します。
明日からは、病気の話題・説明の分野で少しづつ進めていきたいと思います。
| クリニックのこと | 21:29 | comments(3) | - |
電気性眼炎・雪眼炎
もう一日ゆっくりさせて頂いて、雪山トレッキング?子供をソリにのせて、お散歩です。


今日はちょっと関連のある話で。
電気性眼炎・雪眼炎
光は、その波長が長いか短いかで色が変わるのですが、
紫外線⇒⇒赤外線
左が短く、右が波長の長い光です。
色を変えた部分は可視光線と呼ばれる光で、人間の目で感じる事が出来る光の範囲です。虹の7色ですね。
紫よりも波長が短いのが紫外線、赤よりも長いのが赤外線になります。
紫外線が皮膚に悪影響(日焼け、ヤケド)を起こすのは、よく知られていますが、紫外線は目にとってもあまりいいものではありません
紫外線の影響により、白内障の進行が早くなったり、加齢黄斑変性症などの重大な病気の発症率が上がることも報告されています。
特に紫外線は、眼球には角膜(黒目)から入ってくるのですが、溶接作業や雪の照り返しなどで、短時間に強度の紫外線が角膜にあたると、日焼けで皮膚の表面が剥けてしまうのと一緒で、角膜の表面の細胞に障害がおこり、角膜の表面の細胞(上皮)が剥がれ落ちてしまう病態が起こります。これを溶接が原因であれば電気性眼炎スキー場などで雪が原因であれば雪眼炎と呼びます。

紫外線を浴びてから、すぐに発症するわけではなく、半日程度たって忘れたころに、両眼に強い痛みを感じ、目が開かない、充血、涙が止まらない。などの症状が起こります。ビックリして、初めてなった場合には救急車を呼んで病院にくることも多々あります。眼科医にとっては、昼間に作業を行っているのに、夜に救急外来に受診となり、夜に病院に呼びもどされるという、やや厄介な病気です(笑い)。

ご本人にはとても痛くて、目が開けられない、救急車を呼ぶほどの辛い病気なのですが、実は病気としてはあまり重大な物ではありません。もともと角膜の他の病気がある人などを除き、ほとんどの人が1日、長くても2日程度で勝手に治ってしまいます
ただし、角膜の表面の細胞が脱落して、表面のバリアがない状態なので、バイ菌がつかないようにはするべきです。溶接作業で何回も繰り返している人などは、そのうち病院には来ないで、自分で治るのをまつ。なんている人もいるのですが、眼科に来て頂いた場合には、感染予防に抗生物質、キズを治しやすくしたり痛みを撮るのに、ヒアルロン酸の点眼薬や、眼軟膏を処方したりします。特に眼軟膏は角膜の表面を油の膜で覆ってくれるので、痛みもかなり和らぎます。眼軟膏をいれて、まばたきで角膜がこすれないように眼帯をする。というのが、一番よい治療かもしれません。

あまり重大な病気ではないとはいっても、電気性眼炎を繰り返していると、角膜が濁ってしまったり、乱視が強くなってしまったり、翼状片という病気の原因になってしまう事もありえます。

溶接作業には本来は資格が必要で、防御マスクをしなくてはいけない事になっているのですが、「短時間だから。面倒だから。」と、マスクをしないで作業をしてしまい、発症してしまった。という人が一番多いです。きちんとマスクをつけましょう。
他には、日焼けサロンでなってしまった人も数名いらっしゃいました。
昨日今日は曇りだったので、我が家もサングラスをサボってしまったのですが、本来は、雪山ではサングラスが望ましいでしょう。(反省)
| 角膜潰瘍・角膜炎 | 20:53 | comments(0) | - |
七草粥
今日は1月7日。七草粥の日です。
お正月の暴飲暴食・お酒で弱った胃を休める為とも、一年の無病息災を願うためとも。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。これを全部、畑や山で集めてきてお粥を作ったら、風流でカッコいいのでしょうが、最近はスーパーで「七草粥セット」を売っているので、作るのは簡単です。

子供と一緒に季節行事を楽しもう!というのが最近のコンセプトですが、残念ながら、今回は全く食べてくれず・・・。「パンが食べたい。」とかで冷や汗

ちょうど入院患者さんが途切れていないのと、もともと今日は代診の先生にお願いをしている日なので、突然ですが「雪遊びをしよう!」と、栃木まで遠出をすることに雪

こちらは大喜びです。ただ、突然の思いつきで出かけたため、スタッドレスタイヤの準備ももなく、10年ぶりくらいに、車にチェーンを取り付けてみたりして、どうにか無事に付きましたがドキドキでした結晶

最近は日記のようなブログばかりですみません。
| 季節・行事 | 21:39 | comments(2) | - |
新年の改装◆.櫂好拭
毎日、寒くなってきました結晶
調べてみると、24節季で今日は「小寒;しょうかん」とのこと。寒さが厳しくなっていく節目のようです。今日からは年賀状でなく寒中見舞いになるそうで。うーん。昔の人はすごいなぁ。
24節季とは、旧暦を使っていた時代に、太陽の軌道ひと周りを24等分して、季節の変化を把握するための物らしいです。
立春や、啓蟄、夏至、冬至、大寒などはよく耳にしますが、いろいろ勉強してみると面白い見る24節季をさらに3等分して、季節の表現をする72候というのもあるみたい。おいおい勉強して行こう。


さて、まだ完全には正月気分が抜けず、病気の話題はもう少しあとにして、今日も新年の改装を行ってみました。
ブログを見てくれる患者様はいいのですが、当院のような手術ばかりの眼科にくる方は、インターネットには触れない、高齢の方が圧倒的に多いのです。病院の事や病気のこと、知って頂きたいことがあっても、「ネットでみてね!」なんてわけにはいかず。
個別の症状に関しては、診察室でパンフレットを渡したり、待合室に既成の病気のパンフレットを置いたりもしています。
ただ、眼科の一般的なお話や、医院の特徴、治療理念などは、院内の掲示物として見て頂くのがよいかと思っています。

昨年作成したポスターが、汚れたり、ヨレヨレにシワが入っていたり、なんだか情けないので、全て作りなおしてみました。

矢印のあたりです。
古いポスターなどを、とにかくいっぱい張っているのはカッコ悪いし、統一感のないポスターもあまり好みでないので、同じ書式でいろいろ作ってみました。自己満足ですが、キレイに出来たなと。

院内の雰囲気・景観を損なわない程度で、もう少し張れるスペースがあるので、今月中に「白内障について」や、「網膜硝子体手術について」、「緑内障について」なんていうポスターも作成してみます。みなさんの待ち時間が、少しでも有意義なものになればいいなと思います。
| クリニックのこと | 20:23 | comments(0) | - |
新年の改装 ‥蟒馮
かなり以前から、患者様から病院へのご意見を頂くための、「投書箱」を置いてはいたのですが、あまり目立たないせいか、2ヶ月に1枚程度の利用しかありませんでした。
これまでは、ほとんどの投書が感謝や激励のお言葉で、ありがたく思っていましたが、よりよい医療を目指していくには、患者様が不愉快に思ったことや、こうしてほしいなどのアドバイスなどを頂き、日々の診療に反映させていく必要があります。

そんなわけで、より多くのご意見を頂けたら。と、

投書箱(ご意見箱)の配置などを変更してみました。
エントランスを入って、右奥の自動販売機の近くにあります。
待合室のメインのソファに座ると、右手に見えます。

もっともっと「いい病院」、皆様に「期待される病院」、地域の皆さんが「安心してかかれる病院」を目指していきます。是非、ご協力下さい嬉しい
| クリニックのこと | 21:10 | comments(0) | - |
祝 新年!
あけましておめでとうございます鏡もち
今年は大晦日や元旦には緊急手術がなく、実家で子供とのんびり凧揚げを楽しみました凧

今年は辰年です!
幕内会 介護老人保健施設「あいあい」の水槽に「タツノオトシゴ」がいます。縁起ものですので、お時間のある方は見に来て下さいね!石岡のお獅子さんもいますよ!



本日より今年の外来が開始となりました。
お正月明け初日なのですいているかな?と思っていましたが、午前だけで60名といつも通り。さっそく網膜硝子体疾患の紹介が数名あり、中にはこんな人も。

40代の無治療の糖尿病です。大型トラックの運転手さんとのことですが、大型の免許はさすがに難しいかな・・・。そうは言っても、出来るだけの事はしなくては!!右目(写真左)は来週そうそうに手術の予定となりました。
初日から重い症例ですが、おかげで、お正月気分も吹き飛びました!
さあ、今年も頑張るぞ!!!!

ブログの更新も出来る限り頑張っていきます。
今年もよろしくお願い致します。
| その他 | 21:31 | comments(0) | - |
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