師走

更新が滞ってしまい・・・[:冷や汗:]
やはり12月は忙しいですね。

なかなか時間がないのですが、数日前から家の大掃除を頑張っています[:おうち:]
高圧洗浄機にハマってしまい、玄関やベランダ、窓、外の階段など洗いまくってみました!

コンクリートの階段は、普段は汚れているのかどうか、よく分かりませんが、高圧洗浄機で洗浄すると灰色のコンクリートに、白い文字が書けちゃいます!洗浄の前後の写真をとっておけばよかった・・・。
白内障の手術もそうですが、窓など、曇りが取れてキレイになると気持ちいいですよね。

難点は、洗ったあとの泥水が跳ねて、服も顔もビショビショです。晴れてはいましたが、12月に水で濡れたままだと、けっこう寒い。筋肉痛もあるし明日までに体調を戻さないと。

昨日は、幕内会の忘年会がありました[:ビール:]
僕は正式に仲間に入れてもらって、2年弱ですが、
H11年に山王台病院ができたときの総職員数は35名くらいだったようです。
それが、H23年の現時点では500名弱にまで!すごい[:びっくり:]
来年は「特別養護老人ホーム ようよう」もでき、さらに仲間が増えるようで。
規模が小さいのと大きいの、どちらも利点・欠点がありますが、地域医療として、総合的に考えると、やはり大きいに越したことはないのでしょう。
僕は眼科のことしか力になれませんが、よりいっそう地域医療に貢献して行きたいと思います!

ちょっとサボってしまいましたが、病気の解説も来週から頑張ります!

両眼 網膜剥離 

今日は他院様での手術もなく、家で大掃除を手伝う予定だったのですが、
お昼前に小美玉市の51歳の男性が「左目の下半分が見えない。」と・・・。

まさか??

やっぱり??

網膜剥離です。

ヒドイ・・・。
しかも進行期の緑内障もあるようで、特殊なガスや空気を入れる手術ですが、手術後に眼圧が高くなっては一大事なので、通常の空気を少なめに入れて。
ちょうど午後休みだったので、受診後2時間程度ですぐ手術に。無事に終わりました。ついでと言っては何ですが、昨日の緑内障発作のおばあちゃんも手術で治してしまいました。

落ち着いて、網膜剥離の患者様の反対目を診察すると・・・、
なんと見えている方の目も、軽いですが網膜剥離になっているではありませんか[:びっくり:]年に1例あるかないかの珍しさです。
だいたいの硝子体手術は両眼一緒にやってしまうのですが、空気をいれてうつ伏せになってもらう手術は、両目一緒だと、しばらく何も見えなくなってしまいます。
まずは、今日の手術が安定するまで様子をみよう。

年末に向けて、緊急手術祭り??のあやしい雰囲気が出てきました。
僕は昔から、1月1日とかに急患に当たってしまうタイプなのですよね・・・。

忘年会

今日は、以下の手術を行いました。
・白内障手術 7件
・眼内レンズ縫着術 1件
・網膜硝子体手術(茎離断)2件
(網膜剥離1件、外傷後の硝子体混濁1件)

1人は、かなり古い外傷で、目の中が濁っていたり、水晶体というレンズがなかったり、瞳孔がひきつれていたり。
できる限り通常の眼球に近づくように頑張ってみました!
外傷の手術は、やりがいがあって面白いです[:ひらめき:]
結構上手く出来たのですが、10年以上も「もう治らないと言われ、諦めていた」とのことで、明日は喜んで頂けるのではないかと、僕も楽しみです。

今日は、昼間の手術が長引いてしまい、午後の外来が少し遅れてしまいました。
お待たせしてしまった患者様には、大変申し訳ありませんでした。

昨日は医師の誕生日パーティーに呼んで頂き、だいぶ飲んだので記憶があいまいなのですが[:ビール:]、
今日も、後輩の眼科医とちょっとした忘年会です。
その後も、12月は忘年会続きで、ブログが進みにくいと思いますが、
時間のあるときに、書いて行きたいなと。

網膜硝子体学会

今日の夕方から、網膜硝子体学会に参加になります。
網膜・硝子体手術を一番の専門に考えており、最新の話題は出来る限り把握していきたいと。
ただ、来てみると、今年の学会はあまり元気がないようです。いつもより人もまばらな感じが。これと言って、目新しい発表や、ビックリするような話題や、新しい器械も見当たりませんでした・・・[:悲しい:]
次世代型と呼ばれる新しい硝子体手術の器械は、ちょっと興味あります[:見る:]
茨城県内にはまだ使用している施設がないようです。欲しいなぁ・・・[:ときめき:]

会場の「東京国際フォーラム」まで、高速で1時間ちょっと。
3日間。宿泊か通勤か、迷うところですが、車で通う事にします。

移動

今日の午後は、ちょっと大変でした。

初めに、当クリニックで準緊急手術の緑内障手術。
次に、小美玉市医療センターで、予定手術。
その後、県南の眼科様から網膜剥離の紹介があって、クリニックに戻って手術。網膜剥離っておおいなぁ。
夜は、知り合いの先生が勤務する病院で大変な手術があったようで、急きょ呼んで頂きお手伝いに。

移動と、着替えが大変でした。
緊急手術は、まとめてクリニックで出来たら、少し楽なのですが、ベットの満床との戦いもあって難しいのですよね・・・。

今日はブログはお休みで。

疲れた・・・。

水曜の午後はまるまる手術です。
今日は、
・翼状片手術 3件
・白内障手術 8件
・網膜硝子体手術 3件
(糖尿病網膜症2件、網膜中心静脈分枝閉塞症による硝子体出血1件)
17時半には終わったので、そう長い手術ではないのですが、


翼状片がこんな感じで。
病気の詳細は以前のブログを(2011.06.08 Wednesday)
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4939

できれば、最低でも瞳孔と呼ばれる中心の黒目に届く前に受けて頂きたいのですが・・・。でも、このかたは時々は眼科にかかっていたようなのですが・・・。
大きな切除が必要ですが、血液をサラサラにする薬を飲んでいるため、どうにも血が止まらずに苦労しました。頑張ったかいもあり、結局はキレイに終わりました。あとで、術後の写真も載せたいなと思います。

緑内障のブログはまた明日に。
外来でも、「読んでますよ!」なんて言って頂ける事が増えてきて、頑張りたいのですが。ちょっとお休みで[:しょんぼり:]

それと困っていることが一つ。
ブログの左の欄に「Q&A」というのを作って頂き、数名の患者様たちと、やり取りをさせて頂いたのですが、最近、毎日のように迷惑メールのような書き込みが・・・。削除しても、次の日には別の書き込み。どうしたらよいのやら。はぁ。

病気の原因

いつもなかなか一緒にいる時間がないので、日曜祝日の朝の診察は、子供を病院に連れていき、お手伝い??邪魔??をしてもらうのですが、今朝は昨日手術をしたばかりの患者さんが多かったので、お留守番に。長女が「連れてって欲しい」と泣いたりして・・・。カワイイなぁ[:ときめき:]

今日は外来の説明で、よく困ることから。
病気の原因について

外来をしていて、「残念ですけど、緑内障です。」「加齢黄斑変性症です。」「眼底出血です。」
診断をつけたら説明をするのが僕の役目なのですが、少し重い病気の診断をすると、多くの方に「原因は?」とか「何に気をつければいいですか」と質問されます。病気であることに納得が行かない場合や、健康に気を使っている人などで、そういう傾向が強いようです。

すると、僕は一般的に言われている・考えられている原因をお話するのですが、本当はなかなか難しいのですよね・・・。

例えば、「緑内障です。」と伝えると、「目をいっぱい使う仕事をしたから。」「細かいものが好きだったからかな。」とか、みなさん、いろいろな事を言われて、自分で納得しようとするのですが、現在分かっている緑内障の原因は家族性(遺伝傾向)があると言う事だけで、煙草もパソコンも、紫外線も関係がないようです。

「血管が詰まって、眼底出血です。」なんて伝えると、「最近、寝不足だったから。」とか、「煙草すってるからでしょ。」とか、自分でなにか原因を決めて納得しようとする方がたくさんいます。寝不足や煙草は、ある意味あっているのですが、実際にはそう簡単ではないのですよね。

血管が詰まる理由は、加齢や動脈硬化、他に高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病などが大きな原因ですが、さらにその原因には、運動不足、煙草、塩分など食生活などもありますし、遺伝傾向なども関係します。他にも、そういった傾向が全くなくても、生まれつき一部の血管が細かった。なんていうことだってあり得ます。

なので、なにか一つの原因を明確に指摘して、ここを気をつけましょう。なんて偉そうなことは、なかなか言えないのですよね[:悲しい:]

どんなに健康に気を使っていて、バランスのとれた食事をとって、運動もして、体系もスリムで。そんな人も、ある程度の年齢になれば脳梗塞を起こすこともありますよね。
「肺がん」というと、煙草だけが悪者にされますが、煙草をすっていなくても肺がんになる人は沢山います。(もちろん、大きな要因の一つですが)
「インフルエンザや風邪」も、ただ、ウィルスを他の人からうつされた。だけではなく、自分の寝不足やストレスなどで免疫力・抵抗力が弱かったり、もしかしたら、おなかを出して寝たとか。いろいろな要因が重なって病気が成り立ちます。

そんな感じで、外来では、「あなたの病気の原因は、これこれ、こういったものたちがリスクとしてはありますが、なにか一つだけが原因というわけではなく、いろいろな要因が重なっていて起こっており、明確な原因は不明です。」なんていう、少し曖昧な表現が多くなってしまうのです。

みなさん、ご自身の病気を納得するために、何か一つの事柄を病気の原因として説明してほしい。とういう希望があるようなのですが、なかなか難しいのです。

文才があまりないので、よく分からないブログになってしまったでしょうか?
最後までお付き合い頂いた方、ありがとうございます。

そうそう、さっき電話があって、明日も網膜剥離の紹介が来るようです。
スタッフの皆さんは、これをみたらビックリかな?すみませんが、ご協力お願いします。

医療費

Happy halloween[:おばけ:]

今日でハロウィンの飾り付けも終了ですね。
もう少ししたら、クリスマスの飾りつけを[:ツリー:]
去年は開院初年度で、あまり気が回りませんでしたが、今年は頑張ろうかな?
でも、節電のことを考えると・・・。
患者さんの気持ちが和らぐのも大事だし、どっちがいいのかな??

今日のお昼は、白内障手術7件、緑内障手術1件。無事に終わりました。

白内障手術のコスト
最近は、なんだか経済、日本の将来が不安になります・・・。
医療費の増加、国の負担の問題で、よく眼科の白内障手術の点数が問題になります。国としては、命に関わらないし、もっと安くてもいいのでは?と。
ところが、眼科の偉い先生たちが言うには、白内障手術を行って、患者さんの視力が回復することで、例えば介護が必要になる人が減る。なんていう経済的な効果などを試算すると、日本の眼科の白内障手術は、先進国の中では、ずば抜けて割安で、経済効果が高い(コストパフォーマンスがよい)とされています。だから、もっと高くてもいいのでは?みたいな。

通常の白内障手術は、手術自体の費用が片眼で120,000円、両眼で240,000円です。保険診療というか、国で決められています。
当院では両眼同日に日帰りで手術をする人が一番多いのですが、他に再診療や、いろいろ使う薬が上乗せされて、両眼で270,000円くらい。
実際に支払うのは、1割負担で27,000円、3割負担の人は81,000円くらい。
(薬の内容などで多少は前後します。当院は両眼同時など、いろいろ工夫しているので、日本中の眼科では、おそらくかなり安い方かと。)
こうやって書くと、両眼で27万円も利益が??と思いますが、実際には、この中には、手術で使う道具代や、挿入する眼内レンズの代金が含まれています。
当院では、基本的に最新型・最高レベルのレンズしか採用していません。(全員にレンズのメーカーの保証書を渡しています。)例えば、もっとも使用数の多い乱視用レンズは、1枚15万円します。両目で30万円も。
大量購入により仕入れ値は値引きされるので、赤字にこそなりませんが・・・。

1割負担の人だと、両眼で27,000円、さらに高額医療を申請すると自己負担は両眼でも12,000円くらいにあり、メガネを買うより安い?なんておっしゃる方もいます。

でも、最近のニュースだと、徐々に医療費の患者負担を上げよう。なんて動きがあるようです。例えば、現在1割負担の人が2割負担になるようで。
そうすると、両眼で54,000円。白内障手術をちょっと考えてしまう人も出そうです。

僕は普段、白内障の人には、「手術は困った時に、希望があればやればいい。簡単に治せるし、手遅れにもならないから、不自由がなければ、しばらく放っておいて、1年に1回くらい見せに来て下さい。」なんて説明しています。
ただ、今後どんどん、手術費用が上がったりするのなら、早めにすすめた方が、その人のためにはいいのか??なんて、いろいろ考えることが増えそう・・・。

手術代自体が下がると、赤字になってしまって、手術をする医院がなくなってしまう。もう少し高い方がいい。なんていうのが、眼科医の先生がたの要望らしいです。でも、需要と供給の観点からは、現時点では手術をしたがる医院がいっぱいあるのだから、もう少し手術代が下がる位の方が、患者さんの負担は減るので、いいような気もしますが・・・。そう簡単な問題ではないのかもしれません。

TTPは医療にとって、悪いことなのでしょうか?
自由診療や混合診療が広がって、お金を払える人と、そうでない人で診療のレベルに差ができる。なんて懸念があるようですが、今も海外まで治療を受けに行ったり、自由診療での治療を受けている人もいます。
海外の腕利きの先生が、日本にやってきて、たくさんの患者さんを救ってくれるのであれば、とえも大きなメリットです。
欧米からの輸入だけでなく、日本の手厚い医療・介護を輸出するとか。
そうはいっても、あまりに経済優先になって、本当に皆保険にまで影響するようでしたら問題です。

新聞・テレビをゆっくりと見て、検討する時間がなく、僕自身にはTTPがいいのか、悪いのか?まだよくわかっていないのですが。でも、新聞なんかを読んでも、それほどはっきりと具体的な例として、功悪がみえてこないようにも思えます。もう少し、いいところ、悪いところが、一般的な国民に分かるように論議が進むといいですね。

今日は、なにを書いているのか、よく分からなくなってしまいました・・・。
長く書いて、読んで頂いた方には、申し訳ないのですが。
経済が関わると、医療は難しいですね。僕はなんだかんだと、勤務医(サラリーマン)なので、そのあたりの難しいことは偉い先生におかませして、目の前の治療に専念するのが幸せなようです。
変なブログですみません。お休みなさい。

年の瀬?

今日は以下の手術を行いました。
・翼状片手術 1件
・白内障手術 9件
・緑内障手術 1件
・網膜硝子体手術 1件(黄斑前膜)
無事に終わっています。
今日はかなり早く終わって、もうちょっとで帰宅出来そうです。
たまには子供とご飯を食べよう!

よく年末に「年の瀬」という言葉を耳にします。
ところで瀬って何だろう?と思って調べてみると、
「年を越せるかどうか」は、昔の庶民にとっては重大な事で、その大変さを、流れの急な「瀬」に喩えたもの。渡り切れなければ死[:唖然:]というイメージからきているようです。

数日前から、白内障手術の予約が来年の1月とかになっていて、ふと気付くと、いつの間にか12月28日までの手術枠は、全て埋まっているようです。
まだ10月ですが、すでに「年の瀬」まで仕事はいっぱい。
頑張って仕事の「瀬」、渡り切るぞ!![:水泳:]

*「運転免許証の更新が出来なかったので、とにかく急いで手術をしてほしい。」といらっしゃる方が少なからずいます。なかなかご期待に添うのが難しい現状ですので、当院での手術をご希望のかたで、少し視力に不安のある方は、免許証更新の前に余裕を持って来院してください。

日本臨床眼科学会

10月7日?10月10日まで、日本で一番大きな眼科の学会があります。
7日夕方までの診療後より、学会参加の予定ですので、
大変申し訳ありませんが、診療時間などを一部変更させて頂きます。
新しい知識を吸収して、皆様に還元できるよう頑張ります。
ブログもしばらくお休みです。