梅雨時期のハンター

入院患者さんたちの経過はとても良好で、今朝の診察はすぐに終わりました。
最近、ブログの更新が少ないせいか、各方面の方々から「忙しいの?」と体調を心配して頂くメールを頂きます。
お返事は、「心配ないです。大丈夫です!!」
入院患者さんは日曜も会う人が多いので、毎日病院にいるように見えますが、日曜の午後?夕方は、ほとんど毎週きちんと休めています[:グッド:]
日曜は子供と出かけることが多いのですが、最近は天気が悪い日が多いので近所で遊んでいます。でも、そんな時にも目のことが頭を離れません(笑)
今日は人間以外の目について、少しふざけたブログを。

梅雨時期のハンター

アジサイがキレイな季節ですが、先週はせっかくの日曜日も小雨?大雨。
我が家の怪獣たちは室内遊びじゃ物足りないようす。
つまらなそうにしていたので、梅雨時期のあいつを捕獲しに探検です。

ここは近所の南台バス停の近く。必ずあいつがいる我が家の秘密スポット。
去年までは素手でつかんでいたのに、今年は「気持ち悪い」と、割りばしで捕獲に・・・。ハンターは少し大人になったよう。(少し残念)

森の近くのガードレールには、あいつがウジャウジャ。
そう、カタツムリです。

よく観察すると、心臓が動いているのが分かったり、矢印の先からは、とめどなくウンチが出てきます。

調べてみると(ネットなので正確さは不明)、4本の触角のうち、主に長い方が目、短い方はニオイを感知しているとのこと。
しかし、あまり目は見えていないようで、手を近づけても反応は乏しく、
ツンっと触って初めて、角がへっ込むようでした。
(観察後のカタツムリは、美味しく頂いたりはせず、子供の小学校でちゃんと飼育されています。)

さて、今日は久々のいいお天気[:晴れ:] 夏のような暑さです。
今日のハントのターゲットは、赤いあいつです。

つりざおに、サキイカを結んで、用水路にちゃぷん。そして、待つこと数十秒。

「とったどーっ!」
赤いあいつは、

そう、ザリガニです。
あまりにすぐに釣れるため、ハンターたちは自分の口に入れたサキイカがまだ飲み込めていません・・・。

ザリガニの目は、カタツムリとは比べ物にならない高性能です。
前からだけでなく、後ろからそっと手を近づけても、すぐに両方の剪刀(ハサミ)を振り上げてきます。きっと優秀な外科医になれるでしょう。
(観察後のザリガニも、美味しく頂いたりはせず、子供の同級生の男の子にプレゼントとなりました。)

ジャック・オ・ランタン形成術

今週末は入院の方が3名残ってしまいましたが、今のところ皆さん良好な経過で週末の診察も気が楽です。

かなり涼しくなってきて、秋の気配が近づいてきましたね。
秋のイベントとして、何年か前から日本でもハロウィンをよく目にするようになりました。今週末は雨だったので、ハロウィンにちなんだ創作を行ってみました。

ジャック・オ・ランタン形成術
ハロウィンで有名な、カボチャの提灯です。
善霊を引き寄せ、悪霊を遠ざける効果があるとされているようですが、
「trick or treat;お菓子くれなきゃ、いらずたしちゃうぞ!」
ランタンを庭先や玄関に飾ると、子供たちに「うちに来たら、お菓子をあげるよ。」というサインとしての役割もあるよう。

では、術式を記載します。
?患者さん(カボチャ)を手に入れる。
アメリカでは10月からは、いたるところで黄色のカボチャが売られているようですが、今日はまだ早いせいか、日本のスーパーでは発見できませんでした。
妻の父(じいじ)が、趣味の家庭菜園でカボチャを作っている。との噂を聞きつけ、いきなり帰省してみたのですが、

黄色ではありませんでしたが、カボチャがゴロゴロ。お父さん、これって趣味の範疇??

?切開のデザイン
クレヨンで、顔のデザインを下書きします。

ちょっと見にくいですが、左が3歳児の下書き、右が5歳児です。3歳児には、まだ理解が難しいようです。怖いランタンほど、お化けをやっつける力があるようです。できるだけ怖ーい顔にしてくださいね。

?頭部切開と脳のくり抜き
怖い題名になってしまいました。段ボールカッターと呼ばれる、カッターとのこぎりの間みたいなものを、ホームセンターで購入(350円くらい)し、頭部を切開しました。そして、スプーンで脳??中身を出来るだけくり抜きます。

?顔面形成
同じく段ボールカッターで、顔を切り抜きます。

痛てーーっ!目が目が・・・・。

口も切り抜いて。

?ローソクを入れる
中にローソクを入れて、蓋をかぶせたら終了です。

(カボチャやローソクの大きさによって、蓋がこんがり焼けてしまうので、注意してください。青臭い臭いが、美味しい匂いに変わってしまいます。)

2個目からは30分もあれば作れそうです!とても面白いので、皆さんにもお勧めです。


trick or treat!!

七夕

今日の夜は、知り合いの先生の病院に、緊急の硝子体手術に呼んで頂きました。
今週はここまで、月・火・水・木と、網膜硝子体手術がありました。
土曜日も他院様でお手伝いの予定が入っているので、もしも明日、網膜剥離の緊急が来たら、月曜?土曜の全てで硝子体手術を行うことになり、人生初の経験です[:びっくり:]

先ほどクリニックに戻ってみると、玄関や病棟に、七夕飾りが飾ってありました。

スタッフが飾ってくれているようです。
(夜なので、ちょっと暗い写真になってしまいました。)
患者様にも短冊を配ったのかな?
「おばあちゃんが早く退院できますように。」
「早く元気になりますように。」
なんていう願い事や、
お子さんでしょうか?
「宝くじがあたりますように。」
「友達が100人できますように。」
なんていう短冊も。
「クリニックが平和でありますように。」や、
「いい出会いがありますように。」は、スタッフのかな??
夜にしみじみ読んでいると、なんだか暖かい気持ち。
僕の机にも短冊が置いてあって、書かなくてはいけない雰囲気を感じましたので、
「医学が発展して、治せる病気が増えますように。」と、ちゃんとした医者っぽく書いてみましたが、本心は、「飲んでも食べても、γGTPとコレステロールが正常でありますように。」が一番かな??

父の日

今日は父の日でした[:楽しい:]

子供たちが、似顔絵を書いてくれたり、

お手伝い券??など、いろいろ作ってくれました。

まだ、たどたどしい平仮名ですが、
「かたたたきをしながら、おしゃく」
「まっさーじをしながら、おしゃく」
「パパがねるときに、ふとんになってあげる」など、
なかなか素敵な券です。

親バカに拍車がかかります[:ときめき:]

金環日食

今日のお昼は以下の手術を行いました。
・眼瞼内反症手術(眼輪筋縫縮)1件
・白内障手術 7件
無事に終わりました。

僕は患者さんの緊張をほぐすために、手術中に結構話しかけるようにしています。多くの場合は「ちょっと薬がしみますよ。」とか、「濁りが取れたので、新しいレンズを入れますよ」とかの、手術の内容の説明ですが、緊張が強い人には、「お昼ご飯はなんでした?美味しかったですか?」「出身は?お孫さんは?」なんていう話題の事も。
今日は、「今朝は金環日食見ました?」という質問を3名にしてみたのですが、なんと全員見たとのこと!日本中で沢山の人が見たのでしょうね!

金環日食
以前にも書いたり、もうテレビも新聞も、日食の話題だらけなので、皆さんご存じと思います。
我が家も、コンビニで日食観察グラスを購入して、7時半から観察しました。予想通り、ご近所さんの皆さんが庭に出ていて、ちょっぴり恥ずかしい。

以前に書いた、ピンホールカメラの原理でも日食を観察してみました。
紙皿1枚に針で穴をあけて、もう一枚の紙皿に日食をうつします。

赤矢印の先に針穴(ピンホール)、青矢印に日食がうつっていますが、小さいので拡大してみると以下のように。

通常の一眼レフカメラでも撮影してみました。ピントをマニュアルで遠方に合わせて、カメラのレンズに日食観測グラスをくっつけて撮影してみると、

とてもキレイな写真が撮れました。やったね!!

外来では、
・「日食を裸眼で見た後、しばらく中心部が暗くなってしまったが、病院に付く前に治ってしまった。」という、軽症の日食網膜症と思われる女性や、
・学校健診で指摘されて受診した中学生は、「ずっと裸眼で日食・太陽を見続けたが症状はない。」なんていうツワモノもいました・・・が、
当院では大きな問題となる網膜症の患者様は発生しませんでした。

「太陽は一瞬たりとも見てはいけない。」「太陽を探すときも必ず観察用グラスを使う。」「曇りでも危ない。」という説明が多くの場面で飛び交いましたが、実際には光量が少ないとは言っても、初日の出や夕日の観察はどうなのだろう?
日時計や方角を見るときや、子供に「あれが太陽だよ」と教えるときにもグラスは必要なのでしょうか?
日光網膜症に関しては、発症率も低く、詳しいことが解明されていないようですが、どのくらいの光量で、どの程度のリスクがある。というのがよく分からないのですが、患者様に質問を受けるかもしれないので、どうにか勉強してみたいと思います。

金環日食、日食網膜症

今日のお昼休みには以下の手術を行いました。
・眼瞼腫瘍切除 1件
・白内障手術 6件
・水晶体摘出術 1件(急性緑内障発作)
・網膜硝子体手術(茎離断・その他)2件
 (糖尿病網膜症による硝子体出血1件、硝子体混濁1件)
無事に終わりました。

今日は外来が98名と多く、近隣の学校で振り替え休日があり、視力検査の紙をもらったお子さんが沢山いらして、ちょっと大変でした。お待ち頂く方が多くなりすみませんでした。

金環日食、日食網膜症
来月、5月21日は日本の多くの地域で金環日食が見られるようですね!
「直接、太陽を見てはいけません!」
子供の時から言われていますが、日食が起こるときには、日本中で数名はかならず日食網膜症という病気で眼科を受診する人が出ちゃうようです。

日食の観察方法は先日記載した、ピンホールカメラの原理がいいようです。
http://blog.sannoudaiganka.jp/?eid=142389
僕も頑張って書こうとしたのですが、調べてみると、日本眼科学会で発表している資料の方がかなり詳しく、良くできているようです・・・。うーん。僕が書くのはムダな労力だったかな??
http://www.solar2012.jp/hazard/safety_for_school_201202.pdf

日食の観察方法としては、
?ピンホールカメラの原理の使用。
厚紙に穴をあけて、地面に映し出したり、木漏れ日など、葉っぱの隙間の光もピンホールの原理として使えることもあるよう。

?専用の日食観察用グラスを使用する。

?鏡で、壁に光を反射させる。
などなど、いろいろあるようですが、上に添付した日本眼科学会の資料を読むのが詳しいようです。

日食網膜症
日食網膜症とは、不適切な日食の観察によって、目に障害が起こった時の総称です。
日光の光により、充血や、痛み、視力低下などが起こります。
充血は、痛みに関しては、多くの場合で1日程度で軽快するようです。
視力低下も多くの場合では自然に回復すること期待できます。
眼科での検査では、網膜の中心部が、通常よりも黄色っぽく変化することが知られていますが、通常は1?2週間で消失するとされていますが、近年はOCT検査でし細胞の欠損を認めたとうい報告が出てきたり、重症例では、黄斑円孔や網膜変性などの重篤な状態となり、非常に稀のようですが視力が元に戻らなくなってしまった症例も報告されているようです。
ステロイドや、ビタミンCによる治療が行われることがあるようですが、効果に関しては不明のようです。

日食網膜症に関しては患者様の数や報告もあまり多く内容で、発症率や重症度、治療法など、あまり分かっていないことや多いようです。
実際に、僕の眼科人生では、日食網膜症の患者様を診察したことは1回もありません。日食が起こるときに、日本中で数名とか、数十名の患者様が出るようですが、日食はたまにしか起こらないので、多くの眼科医は目にすることがない病気です。
医師としては、非常に興味がありますが、やはり病気になることは望ましいことではないので、お読みいただいた皆さんも、直接太陽を見ることがないようにご注意下さい!

僕も知らなかったのですが、ガラスに墨汁を垂らした物や、カラーネガフィルムは、安全とは言えないようです。自分が小学生の時に父親と観察した部分日食では、ガラスに墨汁や、カラーネガフィルムなどの観察をしていたのを思い出しました。運よく、僕は日食網膜症にはならずに済んでいたようでラッキーです。
でも、今思うと、直接太陽を見ていたような記憶もあるのですが、将来、黄斑変性症にならないか・・・。急に心配になってきました・・・[:冷や汗:]

春です!

石岡市でも、昨日、桜が一気に開花しました!
今日は午前中に外来をして、午後は県南の医院様で手術をさせて頂きましたが、お昼に車で移動すると、どこもかしこも桜が満開で、なんだかとってもいい気分[:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:][:桜:]
仕事の移動というより、爽快なドライブになりました[:車:]


これは、山王台病院の敷地にある桜です。
左は、昨日の夜にライトアップされたもの。
右は、今朝の通勤時に撮影しました。
キレイですよね。

石岡市には、「風土記の丘」という桜が沢山の歴史スポットがあります。
週末に散策に行って、素敵な写真をupしたいと思います。

雛祭り

今日は、
桃の節句、雛祭りです。
季節の変わり目などに行う、伝統的な年中行事を節句というみたいですね。
1月7日、3月3日、5月5日、7月7日、9月9日を五節句というようです[:見る:]
3月3日の雛祭りは、女の子のすこやかな成長を祈る節句。

兄と二人兄弟だったため、自分が子供の時には縁がなかった行事です。
何か、楽しいことをしたいな。なんて思いましたが、普通に桜餅を食べたり、雛あられを食べたり、お寿司を作って食べてみたり。基本的に食べる行事でしょうか?
我が家は女の子が二人で、「女の子の行事は華やかでいいね。」とよく言われますが、個人的には端午の節句のほうが楽しそうだな。なんて。
カブトを作って、戦いごっこをしたり出来そうですよね?

「うちのお雛様です。すごいでしょ!」と言うのは嘘です。
病院隣接の「あいあい」のロビーのお雛様です。
でも、我が家もちょっと組み立てが必要なタイプなので、お嫁に遅れないように、明日には片づけなくては。きっとパパの役割なんだろうけど・・・。

なにはともあれ、子供たちの健康を祈ります。

節分:鬼の目と眼科

今日は節分です!!
実は、ちょっと楽しみにしていたのです。

節分は季節の分かれ目。明日は立春で、まだまだ寒いですが、暦の上では春の始まりになるようです。季節の節目には悪疫や邪気がはびこりやすいので、様々な行事で悪を追い払おう!と。

鬼はーそと!福はーうち!
豆まきで鬼を追い払うのは知っていましたが、調べてみると、豆には、魔物の目や、「鬼の目」を打つということから「魔目」という意味もかけてあるようです。
また、いわしの悪臭とともに、ヒイラギの葉のトゲトゲで鬼を追い払うのも知っていましたが、これも調べてみると、なんとトゲで「鬼の目」を刺すのだそう。

これはきっと、
今晩は鬼の患者さんがたくさん来るに違いない!
鬼の目だって、目は目ですから、全力で治しますよ!

我が家でも豆まきをしました!
今年は、ご近所のお父さんと協力して、交互に変装し、お互いの家に「鬼」の派遣を行ってみました[:怒り:]
(子供が同級生で、よく親子で遊んでいただいています。)

お面と毛布だけの変装ですが、突然玄関が開いて鬼が入ってくるので、両家とも子供たちは大泣き[:冷や汗:]楽しむといった感じではなくなってしまいましたが、パパが鬼をやっつけてくれた!!と、その後は急にパパっ子に[:ラブ:]
ちょっと姑息な手ですが・・・。パパは満足です!

七草粥

今日は1月7日。七草粥の日です。
お正月の暴飲暴食・お酒で弱った胃を休める為とも、一年の無病息災を願うためとも。
せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ。これを全部、畑や山で集めてきてお粥を作ったら、風流でカッコいいのでしょうが、最近はスーパーで「七草粥セット」を売っているので、作るのは簡単です。

子供と一緒に季節行事を楽しもう!というのが最近のコンセプトですが、残念ながら、今回は全く食べてくれず・・・。「パンが食べたい。」とかで[:冷や汗:]

ちょうど入院患者さんが途切れていないのと、もともと今日は代診の先生にお願いをしている日なので、突然ですが「雪遊びをしよう!」と、栃木まで遠出をすることに[:雪:]

こちらは大喜びです。ただ、突然の思いつきで出かけたため、スタッドレスタイヤの準備ももなく、10年ぶりくらいに、車にチェーンを取り付けてみたりして、どうにか無事に付きましたがドキドキでした[:結晶:]

最近は日記のようなブログばかりですみません。