例年通り、年末に網膜剥離の駆け込み紹介がありました。今日も網膜剥離、増殖糖尿病網膜症、黄斑円孔網膜剥離などなど沢山の手術。毎年のことですが、お正月を入院ベットで過ごすという、ちょっと可哀想な患者様が・・・。お一人ではなく、仲間が数名いるので大丈夫でしょうか??明日で通常の外来は終了です。大晦日、元日くらいは誰も網膜剥離になりませんように。。。
今年は宮井・渡部副院長の活躍が目覚ましく、手術件数も一気に増えました。当院では近年、近隣の方以外の軽症例手術は基本的にお断りしており、難症例、網膜硝子体手術、緑内障手術の割合が激増しました。もちろん全員の経過が100点なんてことはありませんが、「多くの失明者を救えた」という意味では、3人とも非常に満足のいく1年でした。これも、朝早くから夜遅くまで頑張ってくれるスタッフたちのおかげです。ありがとうございます。
僕自身は手術よりも学会発表や講演の方が記憶に残る1年でしたが、これはまた明日にでもまとめてみます。
治療実績(H30年1月~H30年12月)
観血的手術合計 2629件
内訳
・白内障手術 1481件(眼内レンズ交換含む)
・網膜硝子体手術 521件(糖尿病・網膜剥離・眼底出血・黄斑円孔・黄斑前膜など)
・緑内障手術 199件
・眼瞼(まぶた)の手術 114件(眼瞼下垂・さかさまつげ・霰粒腫など)
・結膜の手術 127件(翼状片・結膜弛緩症など)
・角膜の手術 52件(角膜移植・角膜形成術など)
・涙器の手術 90件(NSチューブ・涙嚢の手術)
・その他の手術 45件(斜視、レンズ整復、瞳孔形成、眼窩など)
レーザー手術合計 480眼
内訳
・網膜光凝固 173眼(糖尿病・眼底出血などに対するレーザー)
・緑内障レーザー 97眼(毛様体凝固CYCLO G6・SLT・虹彩切除LI)
・YAGレーザー 210(後発白内障に対するレーザー)
*手術数は基本的に保険診療で請求された件数です。両眼同時手術などは2件と計算しています。白内障手術併用眼内ドレーン手術・istentは緑内障単独としてカウント。白内障の手術時に、逆さまつ毛や眼瞼下垂の手術を追加で行うことがありますが、それらはカウントしておりません。
抗VEGF薬 硝子体注射 1315件(加齢黄斑変性症や黄斑浮腫などに対する注射です。ルセンティス・アイリーア・アバスチン)
ステロイド薬 テノン嚢注射 372件(糖尿病や網膜静脈閉塞症などでの黄斑浮腫、ぶどう膜炎などに対する注射です。トリアムシノロン・マキュエイド)