ふうっ。

疲れました[:しょんぼり:]
今日は、午前がクリニックで外来、
午後が小美玉市医療センターで手術、
夕方から、別の医院様で手術でした。

小美玉市医療センター
・白内障手術 7件
・結膜弛緩症手術 3件

小美玉が終わってすぐに、初めて伺う医院様に手術に呼んで頂きました。
増殖糖尿病網膜症という病気でなかなか重症な方です。
当院の手術器械は、まだ1年程度の、かなり新しい最新型と呼べる器械ですが、本日拝見したものは、さらに新しい器械で・・・、うらやましい。
電化製品もそうですが、器械の進歩って早くて、買っても買っても置いていかれてしまう気がします。でも、新しい器械いいな。欲しいな。

全部終わって、クリニックで入院患者様の診察です。
3つの病院を行ったり来たり、運転で高速もつかったのでちょっと疲れました。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)

網膜中心静脈閉塞症

今日のお昼は以下の手術を行いました。
・白内障手術 7件
・続発性翼状片手術 1件
無事に終わっています。

今日は、60歳女性の方が入院されました。
網膜中心静脈閉塞症(もうまくちゅうしんじょうみゃくへいそくしょう)
4月19日のブログも御覧ください。
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4924

血圧やコレステロール、喫煙などをリスクとして、血管がつまる病気(脳梗塞や心筋梗塞)を発症することがあります。本日の患者様も高血圧などがあり、最近、心筋梗塞の検査をされたばかりのとのことで、血管が狭くなっているようです。

網膜中心静脈閉塞症は、眼球内の網膜の血管、とくに中心部の静脈が詰まっってしまった病気です。
一回血管が詰まってしまうと、なかなか元通りにすることはできずに、レーザー治療や注射、手術などを行って、失明さえ防げれば成功。視力は0.1でも仕方ない。といった、重症度の高い病気です。


上が正常な右眼、下が病気の左眼です。
ややピンク色の細めの血管が動脈、どす黒い太めの血管が静脈です。
静脈の流れが悪く、先の方で詰まっているため、血液が渋滞して血管が太くなっています。血管の中で溢れてしまった血液が、しみだすように出血となっています。

詰まる範囲や程度、発症後の時間によって、治療法や予後に大きな違いが出るのですが、本日の患者様は、専門的には非虚血型(切迫型)と呼ばれる病態で、完全には詰まっておらず、発症からの時間も短いことが予想されました。(造影剤の検査にてかなり循環が悪いようで、今後さらに詰まってしまう可能性も否定はできませんが)

緊急入院していただき、血栓を溶かす点滴を行うことになりました。
出来るだけ元通りの目の状態に回復してくれるといいのですが。
(血栓を溶かす治療は、脳出血など命にかかわるリスクがあり、一般的には入院で行います。期待できる効果やリスクをきちんと医師と相談する必要があり、全員がこのような治療を行うわけではありません。切迫型でも造影剤の検査などで血流がまずまずよい場合には、経過を見守るだけの場合もあります。)

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)

芝刈り

今日は家族で霞ヶ浦まで自転車でいけるかチャレンジしてみました[:自転車:]
思ったより簡単について、のんびりお昼を食べました。
子供と騒いじゃおう!と思っていたのですが、釣りをしている方がたくさんいて、邪魔になりそうなので、早々に引き返すことに・・・。
曇りでしたが、坂道を行って帰ると汗びっしょりです[:たらーっ:]

さて、芝生がかなり青々としてきました!
去年も生えましたが、梅雨の時期にはキノコがいっぱい生えてきます。水はけが悪いのかな?

夕方に、今年初めての芝刈りをしました。
またもや汗びっしょりですが、久しぶりで楽しかったです。

青々ときれいな芝生を目指すため?
元気にたくさん生えるようにと、肥料をやっては、生えたら生えたで、刈ってしまう。そう考えると自分でも不思議。人間って勝手だなと[:撃沈:]

フラワーパーク

第1/3/5週の土曜日はお休みを頂いて、代診の先生にお願いしています。
とは言っても、重症の入院患者様が多いので、ちょっとだけ診察に行ったりするのですが。今のところ、みなさん経過はいいようです。

茨城県フラワーパーク
http://flowerpark.or.jp/
石岡市の八郷地区にあります。病院から車で20分ちょっと。
1回740円(冬場は370円)で、年間パスポート2600円。子供は無料です。
年に4回とか来るならパスポート?いろいろ考えますが、毎回通常券を買います。

今日はバラの時期で、園内にバラの香りが漂っていて、なんともいい香りでした。

運転レバーがついた、かなり長い滑り台?のようなものがあります。思ったよりスピードが出て、なかなか面白いです。3歳以下は乗れないので、下の子の不満が・・・。

滑り台のすぐ近くに、ショッピングセンターや遊園地でよく見かける、100円のゴーカートが2台あるのですが、うち1台は、壊れているのでは?と思うくらい、異常に長く動きます。たぶん設定ミスかなと。あまりに長いので、乗り物大好きな子供たちも、「もういいや、あきちゃった」と。小学生の男の子なんかには大好評だと思います。

公園などで池に鯉がいると、だいたいエサをあげることになるのですが、フラワーパークの魚たちは、おなかの空きっぷりが・・・。口を開けたまま寄ってきて、水に入ったエサを食べるのではなく、投げたエサがそのまま口に入っていきます。なんとも。

園内がとても広くて、山麓にあるので景色がキレイです。
ただ、あまりに広いのと勾配がきついので、すごーく疲れます。
帰ってきて思うのは、「年間パスポート買わなくて良かった」と[:冷や汗:]
そうはいっても、また行くのでしょうが[:おはな:]

網膜硝子体手術  医師会臨床懇話会

今日は石岡市医師会の臨床懇話会に参加しました。
眼科は非常に専門性が高く、なかなか体の病気の事には疎くなってしまうのですが、内科の先生などの話が聞けて良かったです。
緩和医療(癌の終末期医療)のお話などもあったのですが、医師としては、恥ずかしながら、生きる・死ぬには遠い分野にありますので、いい経験になりました。

他にも、血液をサラサラにする薬を飲んでいる人が、歯科で抜歯をする場合や眼科の手術のときに内服を中断するかなど、地域の先生方と意見の交流ができて良かったです。
最近は眼科の手術では、ほとんど出血による合併がないため、当院では今のところ、全ての症例で内服薬を飲んだまま手術をさせて頂いています。
もちろん、多少の出血のリスクはあるのかもしれませんが、その場合は再手術の時に止めるかどうかを判断すればいいと思っているからです。内服薬の中断は脳梗塞や、心筋梗塞など命にかかわるリスクがあり、個人的にはそちらの方が重大だと思いますので。
そうは言っても、今のところ、出血による合併症などが全く起こっていないので、そう思ってもいられるのですが、もし出血によって、とても困ったことが起こったら後悔することもあるのかもしれません。難しい問題ですよね。
でも、どちらかのリスクは選ばないといけませんので、やはり命のほうが大事だなと。

網膜硝子体手術(もうまくしょうしたいしゅじゅつ)
今日の会では、網膜硝子体手術についてお話をしました。
網膜硝子体手術は、目の奥の方の、カメラでいうとフィルムの役割をもつ、網膜の病気を対象とする手術です。
以下のような、いろいろな病気が該当します。
・糖尿病網膜症 ・網膜静脈閉塞症 ・硝子体出血(眼底出血)
・黄斑前膜 ・黄斑円孔 ・黄斑変性症の重症例
・網膜剥離 ・黄斑浮腫 ・硝子体混濁

基本的には目の奥の方で、出血したり、カサブタが出来たり、網膜に異常が発生した場合に、内部に器械を入れて行う治療を行う手術です。
出血やカサブタを取り除いたり、網膜の異常を整復したりします。

ほんの数年前までは、手術の時間が1時間?2時間くらい、入院も1週間?2週間というのが一般的でしたが、最近は器械や技術の進歩がとても速く、特にこの1?2年間で大幅に時代が変わってきています。
この1年間で当院で約150件、非常勤でも3施設様でお手伝いをさせて頂き、合計で200件程度の網膜硝子体手術を行っていますが、1週間以上入院した患者様は5名程度、2週間以上入院した患者様は全くおりませんでした。ほとんどの患者様が3日間程度で退院され、また日帰りでの手術も増えています。
手術も1時間以上かかることは非常に稀で、多くが30分程度に短縮されました。
医学の進歩は速いものです。5年前の僕に伝えたら、きっとびっくりするだろうな[:びっくり:]

手術が簡単で早くなった理由の一つに、目の中に入れる器具が細く、小さくなったというのがあります。

数年前までは20Gと呼ばれる、直径0.9mmの太さの器械を目の中に入れる必要があり、傷口が大きく、手術の終わりにキズを縫う必要がありました。

これは20Gの手術になります。

最近は、25Gと呼ばれる、直径0.5mmの細い器械で手術が可能です。傷口が小さいので、最後は器械を抜くだけで終わり、キズを縫ったりする必要もありません。

これは先日行った、黄斑円孔という病気の患者様です。3つの傷口がありますが、上の20Gと比べると細い器械が目の中に入っています。

これは25Gの手術終了時、最後の1つのキズの器械を抜くところです。全く出血がなく、見た目が非常にキレイです。特に女性には嬉しいことだと思います。キズを縫わないため、手術後のゴロゴロ感、痛みなども少ないと思います。

当院では、極一部の重症例で20Gを使用することもありますが、ほとんどの症例を25Gで行っております。また、目の状態にもよりますが、ご希望の患者様
では日帰りの硝子体手術も行っていますので、是非お問い合わせください。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)

角膜潰瘍

今日は以下の手術を行いました。
・白内障手術 7件
・結膜弛緩症 3件
・緑内障 3件
無事に終わっています。

緑内障は3名ともに、眼科ではラストアイと呼ぶのですが、手術をする反対側の目が失明やほぼ失明に近い状態の患者様で、一晩眼帯をするのがかわいそうです。頑張ってほしいと思います。
結膜弛緩症は、最近テレビで取り上げられたらしく、患者様から良く質問をされます。今日はちょっと忙しいのと、来週の診察で経過の写真も載せた方がいいかと思うので、詳しい話はまた来週に。

角膜潰瘍(かくまくかいよう)
病気については4月28日のブログもご覧ください。
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4929
黒目の部分(角膜)にキズができて、バイキンが繁殖した状態です。
5月28日に緊急入院して頂いた、66歳女性の患者様がいらしたので経過をupします。

左の写真が入院当日、黒目の右の方の白い部分が潰瘍、バイキンが感染しています。
右の写真が本日です。とてもキレイになっていると思います。。

実はこれくらいの角膜潰瘍では、普段はまずは外来で点眼薬による治療を行います。
この患者様に緊急入院して頂いたのは、
?土曜朝に受診し、その後2日弱、診察が出来なくなってしまうことと
?写真では分かりにくいのですが、前房蓄膿といって目の中にも膿が出てきていたこと
?病変が瞳孔に近く、ちょっと進行してしまうと、視力障害が残る可能性があったこと
などの理由がありましたが、
それ以外に、一番の理由は既に点眼薬を使用していたことにあります。

実は数日前から痛みがあったのに病院に受診せず、お孫さんが結膜炎でかかった時にもらった、古い抗生剤の目薬をつけていたというのです。

以前にも書きましたが、点眼薬の貸し借りは絶対にいけません。

感染症を起こすバイキンには細菌、ウィルス、真菌(カビ)、原虫(アメーバ)などたくさんの種類があります。
勝手に薬を使ってしまうと、バイキンの種類が特定できなくなってしまったり、その後の治療法の選択ができなくなってしまう事があります。

今回は角膜潰瘍の感染部位をしっかりと削りとり、顕微鏡でみると細菌が犯人であると分かったため、抗生剤や薄めた消毒剤の点眼薬を2時間毎に付けたりすることで治すことができました。(もともと細菌用の目薬を勝手に付けてしまっていましたが、そちらは相性が悪く効きにくかったようです;耐性菌)
日曜日の夜には、薬が効いている事が確認できたので、感染部位の濁りができるだけ薄くなるように、ステロイドの点眼薬や内服薬を使用しました。
結果としては、写真のようにかなりキレイで、よい経過となり良かったです。

感染症により黒目が濁っているときには、ステロイドという薬を使う事で、濁りを薄くすることができます。濁りが残ってしまうと、視力が回復しなくなってしまうので、ステロイドを早く使用するほうがいいのですが、ステロイドには免疫力・抵抗力を抑える副作用があり、菌をやっつける前に使ってしまうと感染症が悪化してしまうリスクがあります。菌の同定が遅れれば、治療が遅れて、結果として濁りが残ってしまいます。

今回は入院のおかげで翌日の日曜日からステロイドを使えたのがよかったのかと思います。
(後日の報告で、細菌はMoraxella spと判明いたしました。)

人の目薬は使わないように!!
あまり古い目薬も使わないように!!

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)

ただいまです。

今日の午後は、県内の知り合いの先生のところで手術をしてきました。
何件か忘れてしましましたが、白内障やまぶたの手術で8件くらいかな?
無事に終わっています。

今週末は、石岡市の医師会の会合?のようなものがあるらしく、少し眼科のことについて発表させて頂きます。
去年は石岡市医師会に入ったばかりで、白内障手術のことを発表しました。
今年は、硝子体手術の事を話そうかと。

逆さまつ毛やメヤニなど、目だけを治せばいい疾患もありますが、糖尿病網膜症や、その他の体からくる病気に関しては、外科や内科の近隣の先生にはお世話になりますし、連携という意味では、眼科のことも知っておいて頂くのは、とてもいいことかと。
内科や外科の先生に聞いて頂くので、出来るだけわかりやすく資料を作りたいと思います。
まだ何も作っていないのですが、今日夜中まで頑張ったらできるかな?
頑張ろう。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)

こんばんは。

今日は以下の手術を行いました。
・白内障手術 8件
・網膜硝子体手術 1件(硝子体出血)
みなさん問題なく終わっています。

今日は後輩の先生と食事を取りました。
少しお酒を飲んだので、ブログを書くのがちょっと。
これにて失礼いたします。

眼科専門医試験

今日は午前が外来で、午後がお休みの予定ですが、手術を急ぐ患者様がいらっしゃるため、臨時手術です。
・白内障手術 2件
・緑内障手術 1件
・網膜硝子体手術 3件
 (糖尿病黄斑浮腫2件、網膜細動脈瘤破裂に伴う網膜下血腫)

先週手術の網膜剥離の患者様がまだ2名入院中です。
今日の手術の方は月曜に退院して頂く予定ですが、もしも長引くとベット満床との戦いが・・・。

今日は眼科専門医試験が都内で行われています。
僕も数年前にとったのですが、今回は後輩の先生たちが頑張っています。
専門医というのが、どれほどの価値があるのかはわかりませんが、患者さんたちは、一応専門医がある先生の方が良いのでしょうか?
一度とってしまうと、学会への参加などの義務はありますが、基本的に一生涯の資格です。
日本の眼科のレベルの底上げとしては、専門医試験を5年毎に受けなおすとかとういのもいいかもしれません。
みなさんも10年以上前の高校受験の内容は覚えてないですよね?
まあ、試験なんかなくても、勉強すればいいだけなのですが、試験でもないとなかなか勉強するモチベーションも続きませんので。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)

翼状片

先日、翼状片の画像をupしましたが、今日も術後の方が3名いらっしゃったので載せてみます。

71歳女性 Hさん

手術後、まだ一週間なので出血したあとの赤みが強いです。

80歳男性 Nさん

5月18日手術 2回目の診察です。かなりキレイになっています。

76歳男性 Iさん

同じく5月18日手術 2回目の診察です。もともと血液がサラサラになるお薬を飲んでいたので、手術時の出血も多く、赤みがまだ少し残っています。
次回は1ヶ月後の診察ですが、おそらくキレイになっているかと。

今日も外来が混んでいたのですが、動眼神経麻痺という病気で、急にまぶたが下がったり、目が動かなくなったりする患者様がいらっしゃいました。糖尿病や、脳梗塞、脳動脈瘤などが原因となりますが、緊急で脳の検査をしなくてはならず、少しドタバタしました。

夜は県内でご開業されている眼科の先生と食事にいきます。
他大学の先生で、僕とは違った手術手技など、いつもいろいろ教えてもらえるので楽しみです。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)