おはようございます!

今日は快晴です[:日の出:]
週末は、妻が風邪をひいてしまい、子供たちの面倒をみることになり・・・。ブログどころではありませんでした。
久しぶりに子供とずっと一緒で、疲れましたが、楽しかったです。

長女に、何が食べたい?というと、
いつもここになります。
丸亀製麺(まるがめせいめん)
石岡というか、日本中??いたるところで目にします。
国道6号、病院の近くに1年ちょっと前に出来て以来、長女の希望でしょっちゅういっています。
非常に低価格で、とってもリーズナブルです。
それなのに結構おいしくて、待ち時間も少なく子供連れとしてはありがたいです。
ただ、うちの長女は、うどんが食べたいのではなく、会計時にもらえるチュッパチャプス(あめ)が目的です[:撃沈:]

ドライアイ 質問

何日かにわたって、ドライアイについて記載しましたが、
コメント欄でご質問を頂きました。
よくある質問なので、回答させて頂きたいと思います。

たまに目が痛くなるので眼科に行きましたが、ドライアイで、黒目に傷があると言われて、その後ずっと目薬をもらっています。目薬を付けたときはよくなるのですが、やめるとまた痛くなることがあります。いつもの眼科では目薬を付け続けるように言われ、毎月通っていますが、平日は仕事があり、なかなか通院できないこともあります。
目薬をつけないと失明したりするのか不安です。薬を付け忘れてしまうことも多いのですが大丈夫でしょうか。

?完治は難しい病気です。
ドライアイは、原因にもよりますが基本的に慢性疾患です。涙が少なかったり、乾きやすい事が原因で、様々な症状が起こります。
治療は、先日記載した通りですが、基本的に涙液の産生量を回復させるような治療法は、現在の医学では存在しません。
一部、結膜炎やアレルギー、角膜炎後などの疾患に続発して、ムチン層や角膜表層の異常があり、それらが原因の場合には、元となる疾患の改善とともに完治するものもあります。結膜弛緩症やまぶたの異常などでも、手術治療などにより改善するものもあります。
ただし、多くの場合は涙液の減少を少なからず伴っており、完治という状態に持っていくには、涙液の量を増やすことが必要です。これができないために、完治ということが難しいのです。
点眼薬による治療は、少ない涙液を補充してあげようという、その場しのぎの治療法ですので、点眼後は潤って調子がいいのに、しばらくするとまた症状があるというのは、その通りだと思います。
(最近ジクアスという、粘液の産生を増やす点眼薬が発売されました。これは、一部回復という意味も含んでいるのかもしれませんが。)

乾く日、乾かない日など、季節や時間帯によって症状に変化がでることもあります。これは、体調や環境によって症状が変動があるためです。
脱水や体調の悪い日、夕方夜間は、涙の分泌も低下します。涙の分泌が同じでも、湿度の低い日や、エアコンの風、パソコンなどまばたきが減る作業などでも、乾き方が変わります。
このように、多少の変動はありますが、多くの患者様の涙の量は、むしろ年齢とともにだんだん減っていくのが当たり前ですので、ドライアイは調子の良い日、悪い日を繰り返しながら、長い年月でみると徐々に悪化する疾患です。
(鼻涙管閉塞症・狭窄症という、涙の流れが悪くなる病気が出たりすると、逆に涙が余って、あふれるようになる方もいます。)

?どこまで治療をするか
ドライアイは、超重症例を除いて、失明したりするような重大な病気ではありません。(重症例では角膜が傷だらけになり、感染症を起こすなどして、失明に至ることもあります。)
ほとんどのドライアイの患者様は、自覚症状を和らげるために治療をしています。
ドライアイには様々な治療法があり、きちんとした方法をとることで、ほぼすべての患者様の症状を緩和することができます。
乾くのがツライ、痛い、メヤニが出るなど、いろいろな症状がありますが、その症状をできるだけなくしたいと思うのであれば、積極的に治療をするとよいでしょう。しかし、なかにはちょっとくらいゴロゴロしてもいいや。と思う方もいらっしゃると思います。私はそれはそれでいいのではないかと思います。
嫌な言い方ですが、医療には時間もお金もかかります。通院して、目薬を処方される(買う)ことの負担と、ゴロゴロする痛みと、どちらの負担が大きいかというのは、性格や個人的な事情により様々と思います。
しっかりとした治療を続ければ、症状はなくなり、症状を出にくくする効果もあるでしょう。
人によっては、症状があるときのみ薬を使いたいという人もいるでしょう。
人によっては、症状があっても、治療をしたくない人もいるでしょう。
失明するような重篤な病態でなければ、どこまで真剣に病気と向かい合うかはその人次第と思います。

僕は眼科医なので、どちらかと言うと、目の病気は治したいと思ってしまうのですが、治療を受ける受けない、通院をするしないは、患者様の自由です。人間なので、医師と患者様の相性もあります。ご自身がお金を払うのに値する、納得できると思う先生にかかればいいと思います。

*角膜がこすれて、キズがたくさんある場合には、キズに感染を起こして失明騒ぎになることがあります。このような場合には、僕も「絶対に治療が必要です。」と言う事があります。多くの場合には、キズがひどければ痛みもひどいので、患者様自身が治療を望まれますが、糖尿病の患者様や、コンタクトレンズを長期で使う患者様など、キズの重症度に反して、痛みなどの自覚症状がない場合があります。このような患者様には、継続した点眼薬が必要であり、その旨をお話ししています。

質問者様が、毎月の診察や、継続的な点眼薬が必要なのかは私にはわかりません。もし、ご希望であれば一度受診して頂ければ詳しく検査・お話をさせて頂きます。
毎月診察する医師の方が、熱心な先生であるという考えもできます。質問者様の目の健康をとても心配しているのかもしれません。当院受診が難しければ、かかりつけの先生に、自分はどのようなドライアイなのか?継続した治療が必要なのか?他によい方法はないのか?いろいろ聞いてみるといいと思いますよ。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)

手術開始後1年間の実績

今日は午前中の外来が60名、なかでも予約外での初診の患者様が多かったため、1時間?2時間お待ちいただく患者様が多くなってしまいました。すみませんでした。
できるだけ、お電話にて予約後に来院頂けますと、待ち時間が少なくて済むかと思います。

午後はまるまる手術です。
・白内障手術 5件
・翼状片手術 2件
・眼瞼内反症手術 1件
・帯状角膜変性症手術(塩酸による除去)1件
・網膜硝子体手術 1件
 (増殖糖尿病網膜症;県内総合病院様より紹介)
みなさん無事に終わり、今日は早く帰れます☆

昨年の6月から手術を始めさせて頂き、昨日でちょうど一年間たちました。
当初の予定より、かなり多くの患者様の治療を行わせて頂く事ができました。
今後も、地域の皆様に安心して治療を受けて頂ける医院を目指して、全力で励んでいきたいと思います。

治療実績(H22年6月?H23年5月)

観血的手術合計 1123件
内訳
・白内障手術 814件
・網膜硝子体手術 141件(糖尿病・網膜剥離・眼底出血・黄斑円孔など)
・涙器の手術 45件(NSチューブ)
・眼瞼(まぶた)の手術 43件(眼瞼下垂・さかさまつげ)
・結膜の手術 30件(翼状片・結膜弛緩症)
・緑内障手術 12件
・その他の手術 38件(斜視、角膜、眼内レンズ整復、瞳孔形成など)

レーザー手術合計 176眼
内訳
・網膜光凝固 95件(糖尿病・眼底出血などに対するレーザー)
・SLTレーザー 29件(緑内障に対するレーザー)
・YAGレーザー 52件(後発白内障に対するレーザー)

*手術数は、分院である小美玉市医療センターとの合計数です。手術数は基本的に保険診療で請求された件数です。両眼同時手術などは2件と計算しています。 白内障の手術時に、逆さまつ毛や眼瞼下垂の手術を追加で行っておりますが、それらはカウントしておりません。また、病気が古くてNSチューブが挿入できなかった症例などもカウントしていません。

抗VEGF薬 硝子体注射 225件加齢黄斑変性症などに対する注射です。ルセンティス・マクジェン・アバスチン)

ステロイド薬 テノン嚢注射 160件(糖尿病や網膜静脈閉塞症などでの黄斑浮腫などに対する注射です。トリアムシノロン)