眼科とは全く関係ありませんが、仕事関係の男性から、先日誕生日プレゼントを頂きました。(僕は8月が誕生日です)
ブログを見てくれているとのことだったので、報告です。
空き缶?に、土みたいなものと、種が入っていて、缶を開けて水を上げると、机の上で「松」が生えてきました。
男性からですが、おしゃれなプレゼントありがとうございました。
世の中、いろいろな物が売っていますね!
山王台病院附属眼科・内科クリニック院長 栗原勇大の眼科ブログ
年間手術数4000件以上の医師が、眼科のこと、わかりやすく解説します。
眼科とは全く関係ありませんが、仕事関係の男性から、先日誕生日プレゼントを頂きました。(僕は8月が誕生日です)
ブログを見てくれているとのことだったので、報告です。
空き缶?に、土みたいなものと、種が入っていて、缶を開けて水を上げると、机の上で「松」が生えてきました。
男性からですが、おしゃれなプレゼントありがとうございました。
世の中、いろいろな物が売っていますね!
出張で診療・ブログをお休みを頂いておりましたが、再開させて頂きます!
(留守中にも、網膜中心動脈閉塞症などの超重症の患者様が来られ、小美玉市医療センター眼科にて治療をお願いしました。いろいろご協力頂いた先生方、ありがとうございました。)
石岡のおまつり(常陸國總社宮大祭)
毎年この時期に、3日間のお祭りがあります。
僕は引越してきてから、実はまだ2回ほど見学に行っただけなのですが、
かなり歴史のある、大きなお祭りのようです。
3日間で、なんと40万人もの見物客がくるとのことです。
県内の他の病院で勤務していた頃から、田植えや、稲刈りの時期には、手術を避けてほしいと言われることがありましたが、石岡では、「おまつり」のあたりは忙しいから。と言われる事が多々あり、最初はびっくりしました。かなり地域に根差した、一大イベントなのです。
石岡のシンボルでもある、獅子を先頭に、2色の布でホロをつくって、後ろには台車(小屋)が続きます。幌獅子(ほろじし)と呼ばれる、石岡のおまつりに特有のものらしいです。この幌獅子などが数十台と市内を練り歩きます。
小屋の中で太鼓などの楽器を奏でるのですが、子供たちも汗びっしょりで頑張っています。
介護老人保健施設、「あいあい」の入居者様に見せに来てくれた幌獅子の一つの「小川道」さんです。上の提灯に、石岡市内のそれぞれの地名が書かれており、ホロの部分の色や、獅子の顔も、地域によって異なるようです。
こっちは駅前で見かけた幌獅子ですが、右側は病院近くの「山王台」、左側は自宅近くの「南台」。いろいろあります。
お獅子さんに、頭を噛んでもらうと、頭のよい子?になると言われているようです。(僕も詳しいわけではないので、間違っていたらすみません。)
うちの子は、今日だけでも3回噛んでもらいましたが、将来は天才になるかな??
さぁ、明日からまた頑張るぞ!!
今日は以下の手術を行いました。
・霰粒腫摘出術 2件
・翼状片切除術 1件
・眼瞼下垂症手術 4件
・眼瞼内反症手術 1件
・白内障手術 3件
みなさん無事に終わっています。
勝手ながら、出張のため明日からお休みを頂いております。
超緊急での手術時などには対応致します。
ブログの方も数日間、更新のない予定です。
また、来週から頑張りたいと思います。
そーいえば、我が家の芝生は軸刈りから復活しました[:花:]
今日の午後は開業医様で白内障手術を8件行いました。無事に終わっています。
白内障手術は濁った水晶体と、人工の眼内レンズを交換する手術です。
人工の眼内レンズは、通常は50年とか基本的に一生涯もつので、白内障手術は人生で一回行えば、2度行う事はありません。
ただし、たまには不具合が生じて、再度手術を行う事があります。
眼内レンズ偏位・脱臼(がんないれんずへんい・だっきゅう)
挿入した眼内レンズがズレてしまった状態です。
ズレている程度によって、偏位(ちょっとズレ)、亜脱臼(まずまず)、脱臼(目の奥の方まで落ちる程のズレ)と呼びます。
原因はぶつけてしまったことであったり(外傷)、もともとレンズを支える構造が弱い(加齢や偽落屑症候群)、白内障手術での合併症(破嚢)などが原因になります。
レンズがずれると、急激に視力が低下したり、目の中の水の流れに変化が起こり、眼圧が上がる緑内障と呼ばれる病態が出ることもあります。
8月29日に手術をした89歳の男性です。
以前に他院にて白内障手術を受けたとのことです。
矢印の部位にレンズの上縁が見えますので、レンズが下方にズレているようです。
図で表すと、
通常は上のようであるのが、下図のように下方にズレています。
目の中に入っているのはこんな感じのレンズのようです。
手術の写真は上下反対になります。レンズが上の方に向かってズレテいます。赤の矢印の部分にレンズの足が見えます。
白目から器械を入れて、レンズを前の方に押し上げます。
緑矢印のあたりに1mm程度のキズをつけて、青矢印のようにレンズの足を目の外に出します。
レンズの足の部分に細い糸を縛りつけ、同じ糸を白目の部分に縫いつけるなどします。青矢印は目の中を針で縫っています。同じことをもう片方のレンズの足で行います。
最終的にはこんな感じ。
日帰りで行って、外来はご自宅近くの小美玉市医療センターでのfollowとなったため、まだ術後の写真は撮っていないので、術後の写真が手元にはないのですが。
手術は上手くいったと思うのですが、今回の手術はキズ口が1mm程度と、非常に小さいのが良いことですが、目の中での操作が、けっこう窮屈でやりにくいため、時間は30分ちょっとかかりました。
4mm程度キズ口を作って、古いレンズを取り出して、新しいレンズを縫いつけた方がよほど早く出来るようです。今後はどうしよう。
白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
こんにちは。
午前の外来が55名、午後が20名、お昼休みは白内障手術が7件でした。
点眼薬アレルギー
どの薬もそうですが、絶対に安全な薬というものは存在しません。
どんな薬だって、薬との相性によっては、副作用が起こることがあり得るのです。ちょっとした風邪薬や、ダイエット薬などでも、数百万人に1人などでは命を落とすことがあります。
今日は、午前中に診察をした患者様が、「家に帰ってから目が腫れた。かゆい。」とのことで電話を頂き、先ほど診察すると、検査をした左目が充血し、メヤニが出て、まぶたが腫れていました。
かゆみもあり、検査で使用したミドリンPという薬の成分に対する、点眼薬の急性アレルギーのようです。
眼科では点眼薬を使って、瞳を大きく開いて(散瞳)、眼底検査をすることが多々あります。この患者様は、4月に黄斑円孔という病気の手術をした70歳の患者様で、視力も0.9?1.0程度にまで回復している患者様で、これまでも同様の検査を行っていたのですが、突如アレルギーが出るようになってしまったようです。
花粉症も昨年までなかった人が、急に発症するのと同じで、今まで大丈夫だったから、絶対にないという事はないのです。
薬は、考えられる副作用に比べて、効果が大きいと判断される場合に使われます。実は、点眼薬に対するアレルギーは、それほど珍しいものでなく、毎日外来をやっていれば、時々は起こってしまうことです。ただし、飲み薬などと違って、命にかかわったり、失明するようなことはありえず、今回のように、「かゆみ・充血・メヤニ」などが起こるのみで、基本的には炎症をおさえる目薬で数日で軽快します。
たまには、起こりうる副作用ですが、検査の重要性の方が大きいと考えられるので、一般的には検査・目薬が優先され、起こった場合には治療をしたり、今後は同じ目薬は使わない。という事になります。
重要なのは、何か予想外の症状が出た場合には、その時に診療をした担当医に、すぐに報告することです。今回は、手術も担当させて頂き経過も良好ですので、おそらく僕と、患者様の信頼関係が築かれており、すぐに教えてくれたのだと思います(思いたい)。
問題なのは、何か上手くいかなかった場合に、そのことを報告せずに、すぐに病院や医師を変更してしまうことです。僕たち医師は上手く行かなかったときほど、相談してほしいのです。
使った目薬が相性が悪かった時や、あまり良くならなかった時には、その経験を踏まえて、よりよい治療をしようと頑張ります。それでも駄目なら、さらに違う治療をと。そこが腕の見せ所!
自分の手に負えない場合には、他の専門医の先生に治療を依頼するために、紹介をすることだってあります。
患者様から他の病院を紹介してほしいと言われたら、きちんと経過やデータを記載して、紹介をすることで早く治ってほしいのです。きちんとした医療をやっていると自負があれば、紹介を嫌がるなんて医師は普通いません。むしろ、自分がどんな医療をしているか、ほかのDrに見てほしいものです。
自分の患者様が失明をしてしまったり、上手く治療ができないでいるのは、とっても嫌ですし、責任問題になってしまいますから。
(一般的に、世の中で認められている全ての治療を行っても、どうにもならない病気に関しては、希望がない限り、紹介をすることなどはありませんが)
もう一度。
薬が効かない。治らない。調子が悪い。そんな時は、(そんな時こそ)、出来るだけ教えて下さいね。
今日は、この後、茨城でご開業の先生と食事をします。
最近、いろいろ相談にのっていただく先生が増えていますが、たくさんのDrとお話をすると、様々な意見が聞けて面白い!勉強になります!
今日は日曜日で入院患者さんが少なく、朝にちょっと診察しただけで終わりました。
子供の幼稚園のお友達が、お父様のお仕事で引っ越しをされるようで、その前にみんなで小旅行?
茨城県日立市の、かみね公園(動物園・遊園地)に誘って頂きました。
初めて行ったのですが、小美玉・石岡スマートICから高速を使うと1時間もかかりません。近い!
動物園の入園料は大人500円、子供100円。結構リーズナブル。
ゾウ・ライオン・トラ・キリン・カバ・サイ・シマウマ・チンパンジー・サル、もっとたくさんの動物がいました。所々に動物用のエサが100円で売っているのですが、入園量が安いせいか、みーんな買っています。良くできています。
一緒に遊園地もあって、子供用の乗り物も結構あります。
とっても楽しかったです[:ラッキー:]
僕は今の仕事で石岡にきて1年半。いろいろな出会いや別れがありますね。
土曜日は午前のみ外来です。
午後は長女と水戸市の千波湖で手漕ぎボートに乗ってきました。
エサをまくと、あっという間に30匹位のアヒルやカモが集まります。ボートの中にまで首を伸ばしてくるので、少し恐怖です・・・。
いいお天気で、まだものすごーく暑かったですが、ちょっと木陰にはいると、ふっと吹く風が冷かったり、スズ虫の鳴き声が聞こえてきたり。すぐそこに 秋はやって来ているようです。
眼瞼下垂症(がんけんかすいしょう)
眼瞼(がんけん)とは、まぶたのことです。眼瞼下垂症は、まぶたが開きにくい状態、下にさがっている状態です。
原因
加齢にともなうものが最も多く、まぶたの上の皮膚がたるんでしまったり、まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋:がんけんきょきんなど)が、弱くなってしまう事により起こります。
他には、まぶたのケガ(外傷)や、重症筋無力症などの筋肉に関連した病気、まぶたを開ける神経(動眼神経:どうがんしんけい)を侵す、脳動脈瘤・脳梗塞・糖尿病などが原因になる場合、ハードコンタクトレンズの長期装用なども原因になることがあります。
生まれつき筋肉や神経に障害がある先天性の場合には、弱視と言って視力が育たない。といった重度の問題を起こすこともあります。
症状
・重度:瞳孔といって、黒目の中心がでないほどの症例では、まぶたが邪魔をして物が見えず、視力が下がります。(正常の人が軽く目をつぶった状態。)
・中等度:そこまで行かなくても、瞳孔がギリギリ見える。といった程度では、上方の視野が狭くなり、全体として暗い、かすむなどの症状が出ます。(正常の人が、薄目をあけてみているような状態)
・軽度:頑張ればまぶたが開く程度でも、頑張ってまぶたを開くために、眼精疲労が起こり、まぶたが重い、目が痛い、肩がこる、頭痛などのツライ症状が出ることがあります。うつ病になりやすかったなどという報告もあります。
・他には、見た目(整容・美容)の問題などもあります。また、まぶたを挙げる筋肉だけの力では、不十分な場合には、おでこの筋肉でまつ毛やまぶたの全てを持ち上げようとするために、おでこにシワがよります。ある程度の年齢になると、みんなおでこにシワが出来るのはこのためです。
治療
基本的には手術によって治療をします。
子供の弱視の症例を除き、失明したり、手遅れになるような重大な病気ではなく、治療を急ぐ必要はない疾患ですが、上記のような症状が辛くて、治したいと思ったら治療を受けると良いと思います。
8月に手術をした患者様です。上が手術前、下が手術後1週間です。1ヶ月?2ヶ月くらいたつともう少し腫れが少なくなります。
眼瞼下垂は当院で行っているものだけでも、大きく6種類の方法があります。
・ナート術(針と糸で縫うだけ。二重まぶた形成にも行います)
・皮膚アプローチ眼瞼挙筋タッキング
・皮膚アプローチ眼瞼挙筋腱膜前転
・経結膜アプローチ眼瞼挙筋腱膜前転
・上眼瞼リフト(眉毛下皮膚切除術)
・筋膜移植術
どのような術式を行うかも、人によって様々ですので、担当医とよく御相談下さい。
今後、少しづつ各手術の詳細を書いて行きます。
今日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
午前が小美玉、午後がクリニックの外来です。
今日は緊急や重症の患者様はいなくて良かったです[:拍手:]
先日、芝生の事をもっと書くように知り合いからメールが・・・。
最近、身の回りの人がブログを読んでくれて、連絡をくれることが多くなりました。なかなか、古い友人たちと連絡をとる機会がないので嬉しいです。
軸刈り(じくがり)
きっちと、2cmくらいに刈りそろった芝生はキレイです。
でも、10cm弱の少し長くのびた芝生も、やわらかそうで、僕は好きです。
ただし、あまり長く伸ばしてしまうと、その後が大変です。
芝刈りをすると芝が短くなりますが、短く切られた芝は横方向に育つようになるようです。すると、芝が密集して、より青色が濃くになり、密集して隙間がなくなった芝生には、雑草が生えにくくなる等のメリットがあります。
芝は、土の中の根から地上に伸びてきて、生長点という部位から先が緑色です。芝刈りで重要なのは、生長点よりも上の先っぽで切ってあげることです。これよりも下で切ってしまう事を「軸刈り」と言います。軸刈りをすると、残った芝は茶色になってしまいますし、成長のもとがなくなって、最悪枯れてしまいます。
伸びた芝生の3分の1程度を刈るのが基本で、芝生の長さを2cmにそろえる場合、3cm程度で芝刈りすると良いようです。
日曜日に一ヶ月ぶりに芝刈りをしましたが、軸刈りになってしまいました・・・。
今朝の写真です。壁際は芝刈りがやりにくいために、前回の芝刈りが十分でなかったり、普段踏まれにくいなどもあって、芝の伸びが良いようです。そのためか、ちょっと間をおくと、思ったり芝が伸びてしまい、軸刈りになってしまいます。
日曜日に、急いで、近くのホームセンターで液体肥料を買って、ジョウロでまいたのですが、現在4日目を迎えましたが、まだ緑にはなりません。心配です[:悲しい:]
僕が参考にしている、芝生の育て方のマニュアル本では、「夏場は1週間?2週間に1回は芝刈りをすること。」なんて書いてあります。
キレイな芝生は好きですが、忙しいし、真夏は暑いのに、それって無理[:唖然:]
眼科とは関係ない話でしたが、最後まで読んで頂けた方、ありがとうございました。
白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
今日は午前外来66名、午後は以下の手術を行いました。
・翼状片手術 2件
・白内障手術 5件
・網膜硝子体手術 4件
(黄斑前膜1件、糖尿病網膜症2件、黄斑変性による増殖網膜症1件)
みなさん無事に終わりました。
今日は黄斑前膜の手術に関するお話です。
黄斑前膜(おうはんぜんまく)
病気自体の説明に関しては、3月23日のブログをご参照ください。
2011.03.23 Wednesday
http://blog.sannoudaiganka.jp/?cid=4940
これは、僕が普段患者様に渡している説明書です。
縮小されて、ちょっと見えにくいと思います。すみません。
本日の手術は72歳の男性です。
向かって
左側が、黄斑前膜の右眼、右側は正常な左眼です。
写真の赤矢印が黄斑と呼ばれる、物を見る中心部の網膜です。
右の写真では、色が濃く、均一で、キレイな状態です。
左の写真では、黄斑の上に薄い半透明の膜(カサブタ)が覆い、黄斑の色がぼやけています。カサブタがヒキツレをおこすために、網膜にシワが形成され、網膜の赤い血管がクネクネしています。
写真の下にあるのは、OCTと呼ばれる断面図です。青矢印が黄斑にあたる部位ですが、正常な右の写真では黄斑は少し凹んでいます。左のOCTでは黄斑の上に緑矢印の部位ですが、横に直線的に走る白い線が見えます。これが黄斑前膜です。この膜がヒキツレを起こし、網膜を引っ張るために、網膜にシワがより、厚みが厚くなっています。
この方は、検診で見つかり、現在の視力はメガネをかけても0.7程度に低下しています。
黄斑前膜は失明する病気ではありませんので、いつ手術をするかは担当医とよく相談されるべきですが、運転免許証を考える人は0.7?0.8くらいでは検討をしなくてはいけません。
本日の手術です。手術の写真は上下反対になります。
まず仰向けに寝て、麻酔の注射をします。
まぶたを開ける器械を付けて、目の中に器械をいれるキズを作ると、こんな感じ。
黒目の周りに水色のプラグのようなものが3つあります。これが目の中に器械をいれるトンネルになります。僕の右手にもった器械は赤矢印のプラグから、挿入します。
ライトを入れて、目の中をのぞいてみると、黄斑が赤矢印の部分に見えます。黄斑前膜は半透明な膜で、このままだと、どこが膜なのか良く見えません。(重症例で、厚い膜では見える場合もあります。)
なので、マキュエイドと呼ばれる、白いお薬を目の中に入れます。
可視化剤といって、手術中に透明の物質に色をつけて認識しやすくします。
右手にもったセッシ(ピンセット)で、赤矢印のように黄斑前膜(カサブタ)をはがしていきます。(僕は右利きなんです。)
膜をはいだら、取り付けていた器械をはずして、
これで終了。最近は器械が小さく繊細になったので、手術後に白目が赤くなる人が大幅に減りました。青矢印の部位が赤いのは、麻酔の注射のキズ口です。
60歳以上の患者様では、多くの場合で白内障を合併しており、一緒に手術を行います。今日の患者様は72歳なのですが、ほとんど白内障の濁りがなく、黄斑前膜のみの手術で、17分くらいでした。
もともと初期の症例で、術前視力も0.7なので、運転免許は大丈夫だと思いますが、明日以降、合併症に注意して診察が必要です。
白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)
今日は
・クリニックで午前の外来が60名。
・午後は小美玉で白内障手術と眼瞼下垂の手術を。
・夕方は県内の開業医様で手術のお手伝い。
(白内障7件、レンズ縫着1件、硝子体手術が2件も。開業医さんでも、すごく沢山手術をする医院もあるんですね。すごいです。)
・夜は昔の同僚と食事をしながら眼科の勉強会?
・今は、午前のカルテのチェックをしています。
結構忙しい毎日ですが、充実しています[:ラブ:]
仕事があるのは幸せだなと。
でも、たまに疲れた時に、最近よく聞く歌があります。
「かりゆし58;オワリはじまり」
もうすぐ今日が終わる やり残したことはないかい
親友と語り合ったかい 燃えるような恋をしたかい
一生忘れないような出来事に出会えたかい
かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい
やる気が出てきます。
時間は限られていますが、なんでも一生懸命に取り組んでいきたいな[:ジョギング:]
仕事も子育ても、プライベートも。なんて上手くは行かないのですが。
いつも最後まで読んで頂ける方、ありがとうございます。
白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市 茨城町)