Happy halloween[:おばけ:]
今日でハロウィンの飾り付けも終了ですね。
もう少ししたら、クリスマスの飾りつけを[:ツリー:]
去年は開院初年度で、あまり気が回りませんでしたが、今年は頑張ろうかな?
でも、節電のことを考えると・・・。
患者さんの気持ちが和らぐのも大事だし、どっちがいいのかな??
今日のお昼は、白内障手術7件、緑内障手術1件。無事に終わりました。
白内障手術のコスト
最近は、なんだか経済、日本の将来が不安になります・・・。
医療費の増加、国の負担の問題で、よく眼科の白内障手術の点数が問題になります。国としては、命に関わらないし、もっと安くてもいいのでは?と。
ところが、眼科の偉い先生たちが言うには、白内障手術を行って、患者さんの視力が回復することで、例えば介護が必要になる人が減る。なんていう経済的な効果などを試算すると、日本の眼科の白内障手術は、先進国の中では、ずば抜けて割安で、経済効果が高い(コストパフォーマンスがよい)とされています。だから、もっと高くてもいいのでは?みたいな。
通常の白内障手術は、手術自体の費用が片眼で120,000円、両眼で240,000円です。保険診療というか、国で決められています。
当院では両眼同日に日帰りで手術をする人が一番多いのですが、他に再診療や、いろいろ使う薬が上乗せされて、両眼で270,000円くらい。
実際に支払うのは、1割負担で27,000円、3割負担の人は81,000円くらい。
(薬の内容などで多少は前後します。当院は両眼同時など、いろいろ工夫しているので、日本中の眼科では、おそらくかなり安い方かと。)
こうやって書くと、両眼で27万円も利益が??と思いますが、実際には、この中には、手術で使う道具代や、挿入する眼内レンズの代金が含まれています。
当院では、基本的に最新型・最高レベルのレンズしか採用していません。(全員にレンズのメーカーの保証書を渡しています。)例えば、もっとも使用数の多い乱視用レンズは、1枚15万円します。両目で30万円も。
大量購入により仕入れ値は値引きされるので、赤字にこそなりませんが・・・。
1割負担の人だと、両眼で27,000円、さらに高額医療を申請すると自己負担は両眼でも12,000円くらいにあり、メガネを買うより安い?なんておっしゃる方もいます。
でも、最近のニュースだと、徐々に医療費の患者負担を上げよう。なんて動きがあるようです。例えば、現在1割負担の人が2割負担になるようで。
そうすると、両眼で54,000円。白内障手術をちょっと考えてしまう人も出そうです。
僕は普段、白内障の人には、「手術は困った時に、希望があればやればいい。簡単に治せるし、手遅れにもならないから、不自由がなければ、しばらく放っておいて、1年に1回くらい見せに来て下さい。」なんて説明しています。
ただ、今後どんどん、手術費用が上がったりするのなら、早めにすすめた方が、その人のためにはいいのか??なんて、いろいろ考えることが増えそう・・・。
手術代自体が下がると、赤字になってしまって、手術をする医院がなくなってしまう。もう少し高い方がいい。なんていうのが、眼科医の先生がたの要望らしいです。でも、需要と供給の観点からは、現時点では手術をしたがる医院がいっぱいあるのだから、もう少し手術代が下がる位の方が、患者さんの負担は減るので、いいような気もしますが・・・。そう簡単な問題ではないのかもしれません。
TTPは医療にとって、悪いことなのでしょうか?
自由診療や混合診療が広がって、お金を払える人と、そうでない人で診療のレベルに差ができる。なんて懸念があるようですが、今も海外まで治療を受けに行ったり、自由診療での治療を受けている人もいます。
海外の腕利きの先生が、日本にやってきて、たくさんの患者さんを救ってくれるのであれば、とえも大きなメリットです。
欧米からの輸入だけでなく、日本の手厚い医療・介護を輸出するとか。
そうはいっても、あまりに経済優先になって、本当に皆保険にまで影響するようでしたら問題です。
新聞・テレビをゆっくりと見て、検討する時間がなく、僕自身にはTTPがいいのか、悪いのか?まだよくわかっていないのですが。でも、新聞なんかを読んでも、それほどはっきりと具体的な例として、功悪がみえてこないようにも思えます。もう少し、いいところ、悪いところが、一般的な国民に分かるように論議が進むといいですね。
今日は、なにを書いているのか、よく分からなくなってしまいました・・・。
長く書いて、読んで頂いた方には、申し訳ないのですが。
経済が関わると、医療は難しいですね。僕はなんだかんだと、勤務医(サラリーマン)なので、そのあたりの難しいことは偉い先生におかませして、目の前の治療に専念するのが幸せなようです。
変なブログですみません。お休みなさい。