少し遅れてしまいましたが、7月の治療数をカウントしました。
網膜硝子体手術や緑内障など、失明する・しないといった重症例の手術が沢山ありました。それと抗VEGF薬の硝子体注射の件数がどんどん増えている印象です。
個人的には、7月は県内外で硝子体手術を執刀依頼が沢山あり、初めて一ヶ月の硝子体手術数が50件を超えました。開業医様でも一日に8件とか[:びっくり:]新しい手術器械をサンプルで使わせてもらったりと、充実したひと月でした。
硝子体手術って、ほんの数年前まで、1件に2時間とか3時間とかかけて、1日に1,2件。という手術だったのが、25Gが発売されて以来、まるで白内障手術のようにポンポン行える時代なりました。
今年中には、27Gというより細い高性能な器械での手術が可能になる予定です。もちろん当院でも発売と同時に即採用を考えていますが、医学の進歩は本当に早くて楽しみです。
H25年7月の手術実績
手術合計 159件
内訳
・白内障手術 99件
・網膜硝子体手術 25件(糖尿病・網膜剥離・眼底出血・黄斑円孔など)
・緑内障手術 5件
・結膜の手術 9件(翼状片・結膜下異物)
・眼瞼(まぶた)の手術 7件(眼瞼下垂・さかさまつげ・眼瞼腫瘍)
・涙器の手術 6件(NSチューブ・涙嚢切開など)
・その他の手術 8件(涙嚢摘出・斜視・瞳孔形成など)
レーザー手術合計 22眼
内訳
・網膜光凝固 17眼(糖尿病・眼底出血などに対するレーザー)
・YAGレーザー 4眼(後発白内障に対するレーザー)
・SLTレーザー 1件(緑内障に対するレーザー)
*手術数は基本的に保険診療で請求された件数です。両眼同時手術などは2件と計算しています。
抗VEGF薬 硝子体注射 78件(加齢黄斑変性症などに対する注射です。ルセンティス・マクジェン・アバスチンの合計)
ステロイド薬 テノン嚢注射 28件(糖尿病や網膜静脈閉塞症などでの黄斑浮腫などに対する注射です。トリアムシノロン)
白内障などの緊急性のない手術の待ち時間は、5ヶ月待ち、年明けの1月上旬からの予約となります。
増改築・改装工事の完成、診察時間の拡大や、手術枠の拡大に関しては、
10月1日よりスタートできる予定です。
白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 行方市 鉾田市 茨城町)