石岡市 まちかど勉強会
今日の午後は、石岡市まちかど情報センターにて、市民講座を担当させて頂きました。保険医協会から依頼がきて、市役所などにポスターが掲示されて1週間もなかったので、「もしかして、誰も来なかったらどうしよう・・・。」と少し不安に思っていましたが、予想以上に足を運んで頂け良かったです。
僕はまちかど情報センターには初めて行ったのですが、それほど広いスペースではない場所に50名以上の方に来て頂いたので、椅子に座れない方まで出てしまい、申し訳ありませんでした。
2時間と比較的長い時間を頂いたので、「高齢者が気をつけたい眼疾患」という題で話してみました。本物の手術ビデオを流したりと、結構好評だったような?と。自己満足。
眼科の勉強会ですので、やはり眼科に興味のある方が多く、すでに他の眼科様で治療中の方が多かったようです。最後に質問が沢山あったのに、僕は夕方から他院様で手術があったので、急いで終了にしてしまい申し訳ありませんでした。
先週末に頑張って90枚以上のスライドを作ったので、一部を。
・通常、「今日は目がよく見える!」なんて思いませんよね?目の怖い病気の多くは痛みもなにもないので、少しの見えにくさを放っておいて、病院に来た時にはもう手遅れ。ということが多々あります。目の奥の血管が詰まる病気などは、発症後数時間での治療でないと間に合いません。例えば、脳の血管や心臓の血管が詰まったら(脳梗塞・心筋梗塞)、急いで救急車を呼びますよね?ところが、目の血管が詰まって、視力が落ちたり、暗く感じても、多くの方は数日後、数週間後にいらっしゃいます。なかには、「1ヶ月前から見えない。」なんて。
目がおかしいと思ったら、いつ眼科に行けばいいですか?
今でしょ!
目薬の付け方なんかも、説明しました。
目薬を付けた後には、「キタッー!」と叫ばなくてもいいのですが、講演会に来て頂いた方は年代のせいか、あまりウケませんでした・・・。
こっちのスライドの方が、好評でしたね。
緑内障など、眼科の怖い病気は自覚症状が乏しいため、何の症状もない時でも数年に1回は検診をするなどして早期発見・早期治療をすることが重要です。地域の皆さんから失明者をなくすためには、このような講習会を行って、眼科検診の受診率を向上させる必要があるようです。今回は急遽の依頼でしたが、医師会など通して、もっと大規模な講習会を開催できるよう働きかけてみたいと思います。
ちなみに、10月10日は、目の愛護デーです。
眼科受診歴がないネットをごらんの皆様、お近くの眼科様へ行きましょうね。