H26年10月の手術実績:茨城県 山王台病院 眼科

月末です。今月も忙しさの最高を更新したかと思います[:冷や汗:]
あちこちの医院で網膜剥離の患者様がいて、少し寒くなってきたからかな?
(冗談のようですが、寒くなると網膜剥離が増える印象です。)
当院での手術数も過去最高ですが、出張手術でも1日に25人の手術や、1日で13件の硝子体手術を引き受けたりと、当院をあわせると担当した眼科手術が、とうとう300件/月を超えました。
手術器械が進歩し、スタッフが優秀になり、そして僕も上手くなり??、個々の手術にかかる時間が短縮されているためと思いますが、そろそろ個人の力の限界かもしれません。あとは、どんどん上手くなる宮井副院長にお任せしよう[:きのこレッド:]。

当院の10月の手術件数です。
H26年10月の手術実績
手術合計 217件
内訳

・白内障手術 137件

・網膜硝子体手術 40件(糖尿病・網膜剥離・眼底出血・黄斑円孔など)
・緑内障手術 5件
・結膜の手術 11件(翼状片・結膜弛緩症など)
・眼瞼(まぶた)の手術 13件(霰粒腫・眼瞼下垂など)
・涙器の手術 7件(涙嚢摘出、NSチューブなど)
・その他の手術 4件(角膜形成・網膜剥離へのガス注入など)

レーザー手術合計 44眼
内訳
・網膜光凝固 20眼(糖尿病・眼底出血などに対するレーザー)
・YAGレーザー 22眼(後発白内障に対するレーザー)
・SLTレーザー 2眼(緑内障に対するレーザー)
*手術数は基本的に保険診療で請求された件数です。両眼同時手術などは2件と計算しています。

抗VEGF薬 硝子体注射 77件(加齢黄斑変性症などに対する注射です。ルセンティス・アイリーア・アバスチンの合計)

ステロイド薬 テノン嚢注射 44件(糖尿病や網膜静脈閉塞症などでの黄斑浮腫などに対する注射です。マキュエイド・ケナコルト)

白内障などの緊急性のない手術の待ち時間は約6ヶ月待ち、来年の4月からの予約となります。

寒くなってきました。のんびり温泉にでも行きたいです。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 行方市 鉾田市 茨城町)

白内障手術:瞳孔拡張リング 手術動画

お久しぶりです。ブログの更新が1ヶ月ほどあいてしました。
最近、「you tubeをみたのだけど」と、面識のない眼科の先生方から電話やメールなど、質問を頂くことが増えています。もらった電話で、僕も新しい知識を頂いたり楽しいものです。
今日は先週の手術の動画をUPしてみます。
眼科の先生方で、何かアドバイスなどあればぜひご連絡ください!

小瞳孔の白内障手術:瞳孔拡張リング(手術動画)
今回は動画がメインです。以前に基本的な内容は記載したことがあります。そちらもご参照ください。
白内障手術を安全に行うには、目薬を使用して瞳孔を開く必要があります。
当院では手術の1時間くらい前から、1種類の目薬を2?3回使用しています。多くの患者様では、瞳孔(茶目)が大きく開いて安全に手術が可能ですが、様々な理由によって瞳孔が大きく開かない状態を小瞳孔(しょうどうこう)と呼び、少し手術が長めになったり、難しくになったります。
(小瞳孔に関しては、以前のブログをご参照ください→小瞳孔?IFISの手術例

瞳孔を無理に広げることは、あとで瞳孔機能に障害が起こることもあり、好ましいことではないのですが、あまりに小さい場合に無理な手術をして合併症を生じるもの問題です。当院では概ね直径4mm以下の瞳孔の場合には、切開をしたり、瞳孔拡張リングを使用した手術を行うようにしています。(リングを使用するのは1年に2回くらいです。)


これは手術前の写真です。お若い時にケガか病気によって角膜(黒目)が濁ってしまったようです。瞳孔は中心をずれて、やや右下に針の穴のような隙間があるだけ。瞳孔を開く目薬をつけても3mm以下の瞳孔です。また、外傷後などの症例は他にも何か異常があって手術が難しいことがあるので、きちんと瞳孔を広げて手術をした方が安全そうです。
下の左の四角◇が、瞳孔を広げるリングです。これを使って手術をしました。

手術動画←クリックを

通常の白内障手術は目薬の麻酔しか行いませんが、瞳孔(茶目)に触ると少し痛みがあるので、リングを使用する場合の手術開始時には麻酔の注射が必要です。
手術時間が数分余分にかかりましたが、とてもきれいにできました。

手術翌日の写真です。瞳孔の形もまずまずです。

H26年9月の手術実績:茨城県 山王台病院 眼科

当院での手術を希望してくださる患者様、当院に紹介をしてくださる眼科の先生方が年々増えていますが、どうしても順番待ちの問題が出てしまいます。
もともとは、月曜日昼・水曜日午後が定時の手術日でしたが、最近は金曜日のお昼休みにも数名の手術を施行させて頂くこととなりました。
金曜のお昼前からは、予約外の患者様は担当医師が選べなくなってしまうのですが、申し訳ありません。できるだけ予約を取って外来受診をお願いします。
月・水・金と、お昼休みから手術をしてしまうので、看護師さん含め、スタッフはお昼休みもあいまいな状態ですが、とてもよくやってくれています。本当にありがとうございます。

9月の手術件数を集計しましたので記載します。
昨年と比べると、やはり今月も多くなっていて、このままいくと、年間2000件以上の眼科手術が確実のようです。2000件を超えるのは茨城県では大学病院でもなく、水戸市の大きな病院に次ぎ2番目になります。
H26年9月の手術実績
手術合計 174件
内訳

・白内障手術 116件

・網膜硝子体手術 22件(糖尿病・網膜剥離・眼底出血・黄斑円孔など)
・緑内障手術 5件
・結膜の手術 17件(翼状片・結膜弛緩症など)
・眼瞼(まぶた)の手術 8件(霰粒腫・眼瞼下垂など)
・その他の手術 6件(涙器・角膜・瞳孔など)

レーザー手術合計 32眼
内訳
・網膜光凝固 19眼(糖尿病・眼底出血などに対するレーザー)
・YAGレーザー 11眼(後発白内障に対するレーザー)
・SLTレーザー 2眼(緑内障に対するレーザー)
*手術数は基本的に保険診療で請求された件数です。両眼同時手術などは2件と計算しています。

抗VEGF薬 硝子体注射 60件(加齢黄斑変性症などに対する注射です。ルセンティス・アイリーア・アバスチンの合計)

ステロイド薬 テノン嚢注射 43件(糖尿病や網膜静脈閉塞症などでの黄斑浮腫などに対する注射です。マキュエイド・ケナコルト)

白内障などの緊急性のない手術の待ち時間は、6ヶ月待ち、来年の3月からの予約となります。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 行方市 鉾田市 茨城町)