白内障術後の眼鏡作成に補助がおります(石岡市)

当院では今週だけで12件の硝子体手術がありました。
5月は非常勤で出張手術をしている、ひたちの眼科様でも硝子体12件、もりや眼科様でも硝子体12件と、難症例の執刀が増えています。
当院で手術に使用しているのは現在最上位の硝子体手術機器であるコンステレーションですが、春からは土浦市の尾?眼科様でも導入頂きました。僕が伺う医院のほとんどでコンステレーションが導入され最小の27ゲージ(0.4mm)での傷口での手術ができます。一部の超重症例の除き、開業医様でも手術が可能となっています。網膜・黄斑疾患で手術が必要な方で、遠方の患者様はまずはお近くの眼科さんに相談してみてください。(入院が必要など重度の病態では当院に紹介になります。)

さて、近隣では石岡市に限っての話ですが、白内障の手術後に眼鏡が必要な場合の作成費用に補助がおりるようになりました。
老人性白内障補助眼鏡等購入費用助成事業
これまでも古河市など、茨城県内で眼鏡作成に補助がおりる市町村がいくつかあり、羨ましいと感じていました。市議の方に「石岡市はどうでしょう?」なんて相談をさせて頂いたこともあったのですが、この春から認めていただけたようです。尽力頂いたご関係者の方々、誠にありがとうございます。
石岡市のホームページより抜粋させて頂きます。
目的:
65歳以上の高齢者が老人性白内障の治療により水晶体の摘出手術を受けた場合,補助眼鏡等の購入費の一部を助成することにより,経済的負担の軽減や外出の手助けになります。
対象者:
市内在住であり市県民税が非課税の65歳以上の方で,視力矯正のため補助眼鏡等を使用する必要があると医師が認めた方。(ただし,生活保護法等その他の規定により,補助眼鏡等の購入に要する費用の支給を受けることができる方を除く。)
内容:
老人性白内障補助眼鏡等の購入費の半額で,20,000円を上限に助成します。
また,お一人につき一回の助成となります。
申請方法:
申請書に必要事項を記入し,本庁・高齢福祉課(長寿いきいき館)で申請してください。
また,申請時に下記のものが必要になります。
補助眼鏡等を購入した際の領収証(使用者本人の氏名が記入されているもの)
医療機関の証明書
使用者本人若しくは家族などの振込先口座番号などを確認できるもの
認印

とは言っても、地域柄、当院では裸眼での運転免許証の更新を希望される方が多く、乱視矯正を得意とする当院ですので、術後は裸眼で過ごす方がほとんどかと思います。老眼鏡も乱視が少ないと既製品でも見えてしまうので、実際にはデスクワークなど手元を優先にあわせた患者様など、対象の方は多くはないと思いますが、眼鏡作成に関して質問があればお問い合わせください。