緊急手術

今日は、夕方に近くの開業医様の紹介で、緊急の患者様がこられました。
水晶体亜脱臼といって、目の中にあるレンズ(濁った場合を白内障と呼びます。)が、ぶつけたりすることが原因で、グラグラして、本来あるべき場所からずれてしまっています。
本来は、目の中には房水と呼ばれる透明な水が、規則的に流れているのですが、水晶体の場所がずれると、その房水の流れ方に変動が起こってしまいます。水の流れの変動によって、目の中には水が溢れかえるように増えてしまい、眼圧が上がる急性緑内障発作と呼ばれる状態になってしまっていました。放っておけば、どんどん悪化し、最終的には失明してしまいます。

先ほど手術を行い、水晶体を取り除くことで、水の流れをもとに正常化するようにしました。通常の白内障手術と違って、少し大変な手術なので、一般的には入院して頂く事が多いのですが、ベットがない(満床)ので、一度お帰り頂き、明日また診察となりました。
満床って困ります。
出来るだけ、白内障などは日帰りで行っているのですが、なかなか重症のかたも多くて。

ベットをもっと作れば?と思うのですが、僕も詳しくないのですが、
地域の中で全ての病院の合計のベット数というのが決まっているらしく、勝手に作ると怒られちゃうようです。
でも、現場では必要なのに。と思うと、法律や規則って、なかなか厄介です。

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 鉾田市)

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