一般の人にはちょっと専門的な日記です。目の事はお休みさせて下さい。
今日は外来も混んで、お待たせした患者様も多くなってしまいました。すみません。夜は医師会の糖尿病の講習会に行く予定でしたが、院内のMRIの勉強会が長引いてしまい、参加できず・・・。
先日、記載しましたが、超最新式のMRIが稼働しています。
http://blog.sannoudaiganka.jp/?eid=139113
http://blog.sannoudaiganka.jp/?eid=139191
でも、新しすぎて、特殊な機能を使いこなせていないのが現状・・・。
18時から始まった勉強会ですが、白熱して22時くらいまでかかり、その後、入院患者様の診察をして、ブログの質問にお返事をして。いいわけですが、夕食もまだなので目のブログはサボります。
MRIの撮影法で、T1やT2、フレア、脂肪抑制、diffuionなど、眼科でもおなじみの撮影方法は、眼科医の中では詳しい方だと、勝手に自負していたのですが、今日はわけのわからない、単語がたくさん・・・。
・出血が急性期・亜急性期などの時期に関係なく安定して検出できる、T2star撮影
・T2/T1コントラストで、MRAなどよりも、素早く血液や液体を鮮明にさつえいする、Balanced sequence撮影
・造影剤や、非造影でも磁場をかけた血球の差分撮影によって、血流障害が分かる(脳梗塞でもdiffusionより、よほど早く分かるようです。)perfusion撮影
・spectroscopy撮影は、乳酸、クレアチン、NAA、コリンなどの組成の違いによって起こる磁場の違いから、病変部が、どのような状態になっているのか(眼なのか、壊死なのか、水なのか)を、組成データを検出することができる撮影です。
まだまだいっぱいでてきましたが、個人的に興味があったのだけ書いてみました。
通常の、今までのMRIとは、全く違うことが出来るようになってきているようです。医学の進歩はすごいなぁ。
勉強会の資料は後日配られるそうで、耳で聞いて、頭で覚えられた範疇で、忘れないうちに。と、メモ代わりに記載してみましたが、スペルなど、間違っているかもしれません。
今日はフィリップス社の方に、いろいろ話を聞くことができましたが、眼科の撮影方法に関しては、資料が全くないとのことでした。
T2starで硝子体出血を撮ったらどう映るのか(あまり診断にゆうようではありません。眼窩や頭部には使えますよね。)、spectroscopy撮影で、眼球の組成をみてみたらどうなるのか。世界中で、一回も調べられてない可能性もあるかも?
うーん。早く僕の目を撮影してほしい。たのしみ。