円錐角膜? 診断

今日は、夕方からは久しぶりのお休みでした。と言っても、子供たちの体調がまだ完全ではないので、出かけたりはできませんが。
昨日も緊急入院がありましたが、今日も網膜剥離の紹介があり、緊急入院に。
昨日、再手術の症例で、ちょっと心が折れそう。なんて書いていましたが、そんなことを言っている暇はないようで、バリバリ仕事しなくては。頑張るぞ!!

円錐角膜 診断
円錐角膜は、角膜に薄くて弱い部分ができて、そこを頂点に角膜が尖ってしまう事で、強い乱視が発生する疾患です。

診断
角膜が尖ってくる疾患ですが、明らかに尖っているのが分かったり、角膜に典型的な濁りや、断裂の所見があるような、進行例の症例では、普段診療に使用するスリットランプという検査だけで、簡単に診断がついてしまいます。

ただし、実際には、そこまで進行してから病院に来る症例はごく一部で、もっと軽症の状態で診断が必要になります。このようば場合にとっても便利なのが、角膜トポグラファーです。角膜(黒目)の形を精密に計測して、分かりやすいイメージ図を作成してくれます。

左は通常の乱視の症例で、縦方向よりも横方向の角膜のカーブが強いことをしめしています。メガネで簡単に矯正出来ます。
右が円錐角膜の症例です。中心部より下方にある、赤い部分が角膜が尖っていることを示します。今となっては特に目新しい機械ではなくなりましたが、角膜トポグラファーの出現により、これまで、ただ「乱視がつよいねー。」なんて言われていた症例が、円錐角膜であると診断がつくことが多くなりました。

明日も予定がいっぱいなので、今日は早くねます。
では、お読み頂き、ありがとうございました。

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