おくやみ欄

今日は小美玉市医療センターで井上先生と手術でした。
難しい症例もいましたが、無事に終えました。

小美玉市医療センターでは非常勤も含めると、かれこれ4年、
眼科・内科クリニックの常勤も2年以上が経過しました。
以前は大きな病院で、毎年転勤を繰り返していたのですが、
長く一か所で勤務を続けると、以前とはいろいろと異なるがあります。
ずっとここで働いて行こう。と心に決めていますが、
転勤がないということは、治療が上手くいかない場合も、どんなに頑張っても回復が望めない病気の患者様ともずっと長く付き合っていく必要がありますし、責任をより重大に感じることになります。
そういうプレッシャーもありますが、他に思う事も。

最近はなんとなくですが毎朝、朝刊の「おくやみ欄」を見るようになりました。
石岡・小美玉・かすみがうら・行方・笠間、なんとなく目を配ると、残念ながら数日に1回は思いあたる名前を目にします・・・。
「似ている名前だな。あの人じゃないといいな。」と思うだけで、気持ちものらないので、それ以上は無理に調べないようするのですが、次の外来予約日に来なかったりすると、なんとなく悟ってしまいます。
そういう気づき方以外にも、実は先週・今週は特に数が多くて、5名の患者様の家族に、「亡くなりました・・・。」との報告に来て頂きました。
(Y様、I様、K様、N様、S様、今回は全員がある程度高齢の男性でした。これまで、どうもありがとうございました。)
緑内障や糖尿病の患者様は、長い間のお付き合いがあったり、手術を何回も担当させて頂いたりと、思い入れも強いのですが、眼科医って命の問題には全く力になれないので、なんともやりきれない気持ちなることもあります。
大きな病院に勤めている時には、そういう経験は少なかったのですが、ご家族がわざわざ眼科医の僕のところにまで、亡くなったという報告にきてくれるのは、とてもありがたいことです。
今回ではありませんが、数ヶ月前に小美玉で80代の緑内障末期の患者様が亡くなった時に、「生きている間、光が保てて良かったです。」というお手紙を、奥様に頂いたのですが、これにはグッとくるものがありました。

これからも、ここで働いて行くとなると、もっともっと同じような経験をするのかもしれませんが、少しでも不自由のない生活のお手伝いができるといいなと。

なんだか、個人的で、よく分からないブログになってしまいましたが、お読み頂きありがとうございました。

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