H26年5月の手術実績:茨城県 山王台病院 眼科

昨晩は土浦市で糖尿病黄斑浮腫の研修会の講師をさせて頂きました。
糖尿病黄斑浮腫は、糖尿病網膜症での視力低下の主因として非常に重要な病態ですが、近年は様々な治療法の開発が進み、早期治療によって視力を回復したり、温存できるようになっています。
網膜症(眼底出血)治療として、レーザー治療(光凝固)を行うと失明を防ぐ目的とはいえ、黄斑浮腫によって視力が著しく低下することがありますが、開院以来当院が行っているある治療法では、58眼中、1例も視力低下に至った症例はなく非常に良好な成績を収めています。今年の秋の臨床眼科学会で、宮井先生に発表してもらう予定ですが、おいおいブログでも書いていきます。

H26年5月の治療実績を集計しました。
H26年5月の手術実績
手術合計 152件
内訳

・白内障手術 97件

・網膜硝子体手術 24件(糖尿病・網膜剥離・眼底出血・黄斑円孔など)
・緑内障手術 5件
・結膜の手術 8件(翼状片・結膜弛緩症など)
・眼瞼(まぶた)の手術 3件(霰粒腫・眼瞼下垂など)
・その他の手術 15件(斜視・瞳孔・角膜・涙器・眼窩腫瘍など)

レーザー手術合計 29眼
内訳
・網膜光凝固 16眼(糖尿病・眼底出血などに対するレーザー)
・YAGレーザー 11眼(後発白内障に対するレーザー)
・緑内障レーザー 2眼(SLTレーザー・虹彩光凝固:LI)
*手術数は基本的に保険診療で請求された件数です。両眼同時手術などは2件と計算しています。

抗VEGF薬 硝子体注射 50件(加齢黄斑変性症などに対する注射です。ルセンティス・アイリーア・アバスチンの合計)

ステロイド薬 テノン嚢注射 32件(糖尿病や網膜静脈閉塞症などでの黄斑浮腫などに対する注射です。マキュエイド・ケナコルト)

白内障などの緊急性のない手術の待ち時間は、6ヶ月待ち、12月からの予約となります。

今週は、PMMAレンズの眼内レンズ入れ替えがありました。
眼内で上手に処理する方法が開発でき楽しかったです[:男:]

白内障手術 硝子体手術 眼科手術専門 山王台病院 附属 眼科内科クリニック
(茨城県 石岡市 小美玉市 かすみがうら市 土浦市 笠間市 行方市 鉾田市 茨城町)

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