当ブログに関して

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*診療の合間に書いています。極力わかりやすい文章を心がけて記載しているつもりですが、推敲などをする時間はなく誤字脱字はお許し下さい。

*お世話になっていた企業がなくなってしまい、H29年にブログを移行しました。リンクが合わなくなってしまったり、文字化けが発生しています。時間がかかると思いますが徐々に修正を行います。

*各疾患について、初めから読んで頂ける場合は、PCでは画面右、スマホやタブレットではページ下部に表示される「カテゴリー」から、疾患名をクリックしてください。

*コメント等、各ページの内容の詳細は、タイトルの部分をクリックすると専用ページが表示されます。

*コメントでの診療の質問は、診療をしていないので、ある程度のレベルでの回答です。責任は持てません。また、連続的な投稿全てに回答するのは困難です。すみませんが、基本的には1質問者様に対し1回のみ回答します。そして、主治医の先生に聞けばわかるような内容に関しては回答を控えさせて頂きます。(主治医には聞きにくいから。というためのものではありません。)

*沢山の患者さんとコミュニケーションが取れた、「栗原勇大の眼科Q&A」は、大量のスパム?迷惑書き込みのような攻撃を受けてしまい、再開不能の見込みです。残念です。

“当ブログに関して” への83件の返信

  1. 栗原先生
    ご相談させていただきたいのですが、74才になる父親のことです。もともと先天性網膜色素変性症があり、20年ほど前に白内障の手術を受けました。徐々に視野狭窄、視力低下はすすんでいましたが、なんとか一人で外出できる状態でした。しかし平成29年12月中旬くらいより急に視力が低下し、かかりつけの眼科医の診察でレンズがずれているとのことで年末に眼内レンズ縫着術を受けました。レンズはきれいについているとのことでしたが視力か全く上がらずとても落ち込んでいます。もう片方もずれているので早めに手術をした方がよいと進められているのてすが、元々の病気があるためもう視力は戻らないのでしょうか?
    もう片方をやるべきか迷っています。
    レンズはずれたままでも大丈夫でしょうか?
    よろしくお願いいたします。

  2. 昨日、まさに同じような方の手術がありました。糖尿病網膜症で眼底の状態が悪く、角膜混濁もあり、もともとの視力が0.2、レンズが眼底に完全に落下して、視力0.02という方です。
    レンズを取り出して、強膜内固定という方法で手術も20分強かかりました。通常の白内障と比べるとかなり大変な手術です。視野も狭いですし、そもそもご本人はレンズ落下による視力低下の認識はなく、「上を見ると目の中に丸いものが見える。」という主訴でした。
    それでも手術が必要なのは、落下したレンズが網膜を傷つけて、網膜剥離や眼底出血などを生じ、失明に至る可能性があるからです。

    ただし、レンズ落下=100%網膜剥離になるわけではありません。すでに視力がほとんどなく、明るいか暗いかなのどのレベルの場合は、手術による負担や術中の光毒性(網膜色素変性症は強い光で進行します)によって失明を早めるリスクもあり、様子を見るほうがbetterなときもあります。この場合、睡眠時に仰向けにならないようにします。(黄斑、中心視野が残っている場合は特に。)

    また、レンズが多少ずれているのみであれば、明らかに落下するまでは進行のスピードなどを見守っても良いと思います。(急に落下して準緊急で手術が必要になるリスクは飲んで)

    基本的には術前にゴールドマン視野検査を行うことが必須で、残存視野の状態や、術後視力の見込み、放置した場合のリスクなど、詳しく評価をしてみる必要があります。

    1. 栗原先生
      ご丁寧に詳しいメール本当にありがとうございました。現在もまだ手術はしていませんが、やや視力低下がすすんでいるようです。難病で治らないと思っても少しでも進行がすすまないでいてくれることを願っています。

  3. 栗原先生 お忙しいところ申し訳ありません。
    何時もブログを拝見しているものです。
    ところで、私自身の事についておききしたいのですが、
    当方は○○歳の歯科医師です。じつは、13年前に左目 裂孔源性の網膜剥離を発症しまして、バックリングにて手術受けて、治癒しました。視力も、1、0まで回復して普通に診療していたのですが、昨年6月に、上記疾患の後遺症と思われる、黄斑円孔を発症しました。昨年9月、13年前と同じ○○大の眼科で、硝子体手術と上膜の除去術受け、ガスを入れて2週間で退院しました。円孔は無事閉鎖して、黄斑円孔は治癒したのですが、退院の1週間後、13年前と同じ部位の網膜剥離を発症して(主治医の先生によると、かなり希だそうです)て、再度、硝子体手術を受けて、レーザ凝固してガスを入れうつむき2週間で退院しました。ところが退院後、4日後、同部再度網膜剥離、再度硝子体手術、レーザー凝固、クライオサージ、今度はシリコンオイルを入れ、1週間で退院しました。シリコンオイルを入れ3ヶ月経った、今月16日、オイル除去術を受け、19日退院しました。術後初回の検診の24日、今日、再度同部再度に網膜剥離を発症して、来週、30日に13年前のバックルを除去して、ドーナツバックルを入れる手術をするそうです。自分としては、私の目が弱いのは承知ですが、これだけ重なると、本当かなと思われてしかたないです。地域では評判良い眼科ですし、関東圏からも患者さんがくる、そうですが。このまま信じて進めばよいのでしょうか?
    私の眼を一番良く知っているのは、○○大の主治医の先生ですし。誠実で真摯にな人柄で、私は大好きな眼科医の先生なのですが、なにせ、巡り合わせが悪過ぎるので、かなり不安です。
    現在矯正視力は、0、6でした。このまま来週手術を受けて良いのでしょうか?

    ○○大は伏せ字にして下さいね

    1. 固有名詞を変更させて頂きました。
      きちんとした病院だと認識していますが、網膜剥離は全例が1回でくっつくものではなく、数が多くなるほど100%では治癒しなくなります。
      ネットで100%治していると大々的に広告している眼科さんがありますが、飛蚊症を網膜剥離に発症リスクという説明で手術をしたあとに失明されて相談に来たかたも経験しており、100%復位という医院はまずないと思います。
      病状以外に、運や相性、めぐりあわせがあることは否めません。
      僕もリオペの時に、もう少し念入りにに硝子体や膜を削っておけば、良かったのかな・・・。と反省をすることもありますし、
      あまり手術に時間をかければ、それはそれで負担がかかって視力が出にくくなりますので、短時間でなおればそれがよかったということになり、
      基本的には、ああしておけば。という結果論になってしまいます。
      バックリング手術後の硝子体手術は、思っているよりリスクが高く、術後網膜剥離(増殖網膜症)というのは珍しくはないと思います。
      近年、バックリング手術をする先生が激減しているのは、硝子体の成績向上のみでなく、その後の合併症や長期予後、再手術のことを考えてというのもあります。

      剥がれていれば、手術は受けるしかないのだと思いますよ。
      むしろ一つだけ気になるのは、来週まで待っていて大丈夫なのだろうか・・・。ということです。

  4. 眼科医をしています。先生のブログは参考になりますが、IOL落下が20分でというのはありえません。
    他にも件数や時間など、少し盛り過ぎなのでは?と疑ってしまうのですが、その20分の動画はyou tubeにはならないのです?ブログの広告とはいえ件数が正確でなかったら問題

    1. 佐藤先生
      ブログは広告の目的はあまり考えていません。もともと当院は遠方からの手術等は極力断っています。
      当院近隣の方が安心して治療を受けられるよう、ある程度の目安にして頂いたり、
      日本中の他の眼科様で治療を受ける人が、知識なく受けるのではなく、
      少しでも知識をもって、自分の病状に納得して治療を受けられるようにと考えて記載しています。
      G6レーザーは広告様になってしまっていますが、複数回術後など、この治療以外では失明を防げないひとを
      一人でも多く助けたいという思いです。(そもそも、G6は医院は儲からない治療です。)
      全国に広く普及すれば当院で治療を引き受けることはなくなります。

      当院の治療件数は、保険診療で行われたものを基準にブログに記載しているので、その気になれば調べられると思いますし、
      先生が眼科医であれば、MRさんの評判など、当方がどういう医師かを聞いてみてはいかがでしょうか?

      IOL落下のビデオは、他院repoe、小瞳孔、角膜混濁などあり、難症例です。
      20分強かかりましたが、ご希望のyou tubeに掲載してみます。(仕事の関係で数日かかるかもしれません)
      むしろ、先週は非常勤の手術で同様のIOL落下、IOL固定で15分未満で手術をしており、20分強は長めなのですが・・・。

      頂いたコメントに反論したような記載になってしまいましたが、
      本当にそのようにとらえてしまう患者様が出てしまう可能性もあり、返信させて頂きました。
      いろいろな手術方法や工夫があって、僕も知らないことばかりで日々研鑽している毎日です。
      佐藤先生のお時間が許せば、ぜひ見学にいらしてください。
      医院に直接お電話を頂いてもいいですし、MRさんづたいなどでも構いません。

  5. 渡辺と申しますが、初めての書き込みで失礼いたします。
    生まれつきの強度近視で今年44歳になるのですが、2年前はコンタクト矯正0.9程度あった視力が片目だけ白内障となり現在0.2程度となってしまいました。(レンズの度数は-15でした)
    最近ではデスクワークの際の左右差が辛くて運転以外は牛乳瓶の底のようなメガネで過ごしています。(昨年の年始にかかりつけの先生から白内障と説明された際に作ったメガネの度数は-18です)
    最近では手術も検討しているのですが、いろいろと調べると不安になっております。
    偶然、栗原先生のブログを拝見しまして、受診したいのですが以下の点で悩んでおります。
    ①現在診ていただいている先生の紹介状が必要なのか?(現在の先生は手術については水戸市内の大きい病院を紹介するといっているので、何となく言いづらく・・・)
    ②白内障の片目だけを手術した方がよいのか、両眼がよいのか?
    ③眼内レンズの種類や将来眼内レンズが劣化した場合に再手術が可能なのかなど、他にも疑問に思っていることをお聞きしてもよろしいのか。
    家族からも心配しすぎるのではと言われますが、お聞きしても失礼でなければ栗原先生に診て頂きたいと考えております。
    つきましてはご多忙のところ誠に恐れ入りますが、コメントを頂戴できれば幸甚に存じます。

  6. 渡辺様
    住所によりますが水戸市の方が近ければ、そちらで受診・手術が良いかと思います。白内障手術の多くは非常に簡単なものです。説明やリスクなどを聞いて、どうも難しそうだぞ。という場合はまたご連絡下さい。

    ①紹介状があったほうが、より正確な情報をお話できます。宛先は当院宛の紹介状でなくても構いません。

    ②片眼の状態によりますが、基本的には強度近視をかなり減弱しますので、片眼のみ手術の場合は術後に眼鏡で生活することはできなくなります。ハードコンタクトメインで考える場合は、片眼でもバランスが取れます。両眼手術の場合のメリットは両眼ともにバランスよく近視を減弱でき、コンタクトや眼鏡の必要性が低下しますが、デメリットとして老眼になります。(術後は裸眼で近くも遠くも100点ということはありません。多焦点レンズは両方ともに質が低下し、また将来の度数ずれ、他の病気のリスクなどお勧めはできません。)
    良い方の目に老眼の症状がなく、ハードコンタクト1枚で遠近ともに生活可能であれば、片眼。すでに老眼症状があれば両眼手術で、薄いレンズですが多少は眼鏡を併用。のどちらかになると思います。

    ③眼内レンズの交換は可能ですが、現在の医学ではリスクがあり可能な医院が限られます。ただし、変なレンズを選ばなければ、数十年単位で透明性が保てる時代です。

    1. 栗原先生
      ご多忙にもかかわらず返信をいただきありがとうございます。
      また、私事でお礼が遅れまして申し訳ありません。
      いただきましたコメントについてご教示下さい。
      ①片眼には老眼の症状はないため患側のみの手術を検討しており、日常生活は今後もコンタクトレンズをメインに考えております。
      現在診ていただいている先生からは片眼だけハードレンズでは異物感を強く感じることになると言われたことがあるのですが、片眼だけハードレンズを入れている方はあまりいないのでしょうか?
      ②アクリル製レンズやシリコン製レンズ、着色レンズなどあるようですが、片眼だけ手術して将来にもう片眼を手術することとなった場合に両眼のバランスは問題ないのでしょうか?
      ③眼内レンズは数十年もつようですが、ホワイトニングやグリスニングといった事象が発生した時にはレンズの入れ替えになるのでしょうか?またその際には一度目の手術と同様の視力はでるのでしょうか?
      長文の質問だらけで申し訳ありませんが、お手すきの際にご教示いただけると幸甚に存じます。

  7.  よろしくお願いします。
     レクトミー後の濾過胞房水漏出に対し、結膜を部分縫合した後の経過は(個々の場合によって異なるとは思いますが)長期的に安定するケースも多くあるのでしょうか?
     ここのところ4か月以上リークというかどうかが微妙なレベルのにじみ出る状態が続いています。
     ムコスタ点眼や房水産生抑制剤、ヒーロンV注入等を試しながら様子見なのですが、リークが酷くなったりあまり続くようであれば処置を考えなければなりませんが、昔からの主治医と執刀医の見解が少し異なっており、悩んでいます。

     第一の見解は、結膜を再び開いて強膜フラップを再縫合するものです。昔行った結膜経由の強膜縫合で濾過胞にぷっくりした部分があり、そこが無血管で結膜が弱くなっており、部分的な縫合では裂ける恐れがあり、また低眼圧黄斑症もあまり改善しないので、手を加えるのであれば濾過法を再建した方がいいという考えです。

     第二の見解は部分的に漏れている部分を縫合するものです。現在の眼圧10前後で低眼圧黄斑症であれば濾過胞再建したとしても改善できるか疑問があり、また部分縫合はそこにテンションがかかって弱くなったりする可能性もあるが、再び結膜を開くのは大変なことで、また濾過胞全体としてはぺらぺらなわけではないから部分縫合の方がいいのではという考えです。しかし泥沼にはまっていくこともあるとのことです。

     房水漏出や持続する脈絡膜剥離などで濾過胞再建を行ってかなりの確率でうまくいった情報はありますが、部分縫合で対応してその後どうなっているケースが多いのかイマイチわかりません。
    ほとんど皆泥沼に入っていき、後延ばしにするのみで漏出解消が安定的に続くことはあまり期待できないものなのでしょうか?

  8. 4ヶ月以上もリークや低眼圧黄斑症があれば、僕なら間違いなく全ての創を完全に閉創します。
    低眼圧が続くと房水の産生機能も低下し、その人の基準となる房水動態から離れてしまいます。
    診察もしていませんし、医師によっても意見は異なると思いますが、個人的には上記の通りです。

  9. お忙しいところ申し訳ありません。cyclo g6レーザー治療についてお聞かせ下さい。昨年網膜剥離で入れたシリコンオイル抜去後に残ったオイルの影響で眼圧が上昇傾向です。現在ラタノプロストとアイファガンを点眼中ですが、それでも20近くで高止まりして目が重く、いつ緑内障に移行するかか日々怯えながら生活しています。
    そのような事態になる前に予防措置としてcyclo g6レーザー治療を受けたいと思っているのですが、私のような緑内障発症前の患者でも受入可能でしょうか。貴院以外で本設備がある病院が見つからず悩んでいます。
    よろしくお願いいたします。

    1. 僕自身があまりの効果に驚いている日々なのですが、やはり長期的なリスクがないかなど、まだまだ未解明の部分が大きい治療法です。
      長期的に何か起こるリスク < 今現在眼圧が高く、長期的に緑内障で失明するリスク
      というケースに関してのみ適応だと考えています。
      そもそも視神経に緑内障性変化がなければ、眼圧が少し高いくらいで治療する必要がありません。
      高眼圧で予防的な治療の適応は、A.常に25mmHg以上、B.重度緑内障の家族歴、C.OCTなどで経時的に視神経乳頭の変化が進行する。
      といったケースが治療の対象になります。
      また、通常は眼圧が20前後で目が重いなどは感じません。自覚症状は別のことが原因の可能性が高いと思います。
      まずはドライアイなど、他に異常がないか相談してみてください。
      すみません。

  10. 栗原先生
    丁寧なご回答いただきありがとうございます。お陰様で不安が少し和らぎました。
    私の場合、予防措置基準としてお示しされたものにいずれも該当しませんが、状況が悪化してこれの基準に当てはまるようであれば治療を検討したいと思います。よろしくお願いします。

  11. 栗原先生お忙しいところ申し訳ございません。
    私は28歳の女性で、充血で悩んでおります。
    中学生の頃ハードコンタクトを使用していたのですが、
    学校に行く度に毎日誰かに目が赤いよと言われていました。
    眼科医には充血したらコンタクトを外すようにとしか言われませんでした。
    その後、ソフトコンタクトに変えたことで充血はあまり気にならなくなりましたが、5年ほど前に結膜炎になりなかなか治らず、その治療中にドライアイだと診断を受けました。
    半年ほどジクアスやティアバランスなどを使っていたのですが、全くよくなりませんでした。血管収縮剤の入った目薬を使うことによって充血が収まるのもあって眼科に通うのを辞めてしまいました。
    それからずっと血管収縮剤入りの目薬を使用していましたが、昨年の11月いつもより目が赤く眼科に行くとけんれつはん炎と診断されました。
    そこでもまたドライアイと診断されました。
    約4ヵ月ムコスタ、ジクアス、ヒアレインミニ、オドメール等使用してきましたが良くならず、1週間前に涙点プラグを入れました。
    今のところ全く効果がなく、むしろ不快感のほうが強いです。
    血管収縮剤入りの目薬の使用を辞め、目を温めたり、サプリメントを飲んだり、ツボを押したりいろいろ気を使っているのですが治りません。
    誰が見ても目が真っ赤でびっくりされてしまいます。
    一生このまま良くならないのではないかと日々不安に押しつぶされそうです。
    一度太くなってしまった血管はもう戻らないのでしょうか?
    主治医にはドライアイが良くならないと充血は治らないと言われました。またシェーグレン症候群の可能性があるとも言われました。ドライアイと充血が少しでも改善する方法は何かありますでしょうか?
    よろしくお願い致します。

    1. 遅くなってすみません。
      収縮薬によるリバウンドとしての充血は、長期戦かつ、完全にキレイに。と行くことは難しいようです。
      が、年単位の治療で少しづつですが、みなさんが改善には向かいます。
      自己判断で治療を中断せずに、主治医の先生の点眼指導を守ってください。

  12. 友人の71歳男性の左眼硝子体出血について質問です。3月5日に墨汁を水に落としたよう見えた後、幕が引かれたように暗くなり見えなくなりました。はじめ幕は赤みを帯びていましたが、3月20日頃には灰色に変わりました。また3月15日から25日の間には黒いキノコ状の影と軸の下部に赤い塊がみえていました。この黒い影などがきえて4月2日現在は視野のごく左端と下のほう薄い三日月状のみがごく近くのものが見え、上部は中心が濃く周りが薄い灰色の磨りガラスを通して見ている様な状態です。この灰色の幕は眼球を動かすと一緒に上下左右と動きゆらゆらと水の中を動くように揺れます。3月6日の時点での診断は、眼底出血・エコーで見て網膜剥離なし・出血をひくのを2週間待つ。3月13日、硝子体出血・エコーで見て硝子体後方部にぎざぎざとした三日月状の出血。3月20日、出血は引いてきているのであと2週間経過を見ることに。本日4月2日、検査は眼圧・眼底検査のみでエコーはなし。検査の画像の詳しい説明がなく、OCTでの検査はしていません。硝子体手術と白内障手術をすることとなりましたが、2週間前と本日とでは硝子体がどのような状態であるのか・硝子体手術をする前に他に検査で出血原因等を調べる方法はないのか・上記の症状で考えうる硝子体出血原因はなにかなど知りたいのですが。また先生の診察を受けたいとして東京から近い病院はどちらになりますか。

    1. 遅くなってしまい、申し訳ありません。
      https://www.blog.sannoudaiganka.jp/?cat=50
      硝子体出血に関して、以前に書いたブログですが、
      最近は手術の安全性が向上し、手術を検討する時期が早まっていることを追記しました。
      エコー検査は精度として性格な判断が難しく、
      眼底検査で出血が邪魔をして眼底がよく見えない(医師が判断できない)程度の出血があれば
      早期に手術をすることが増えています。
      僕は自院以外では手術のみ施行し、外来検査は行っていません。
      現在、非常勤で手術を施行している医院は、プロフィールにあります。
      https://www.blog.sannoudaiganka.jp/?page_id=2

  13. 専門的なことがわからず、見え方だけをお伝えするような質問に丁寧な回答ありがとうございます。実は山王台の予約を4月4日にとったのですが、本人が大丈夫だからというので7日キャンセルをした翌日の朝(8日)、急に左眼の三分の一が真っ暗になってしまいました。診察を受けている病院に連絡しましたが、手術予定の4月20日まで様子を見るようにとのことです.網膜剥離が起きていないか心配です。

    1. おはようございます。
      視界の一部、下半分や右半分など動きにくいべったりした影があれば、網膜剥離を一番に考える必要があります。
      かかりつけの医院、近くの別の医院、予約外でも当院、網膜剥離でなければ徒労になってしまいますが、どこでもいいので、まずは早くに診察を受けるべきです。
      僕は今日は午後から出張で不在ですが、副院長も網膜剥離が得意です。

  14. 先生、こんにちは。他院での白内障手術で度数がずれてしまい落胆していた者です。こちらのブログを見つけて希望が灯りまして、いくつか質問させていただきたく、よろしくお願いいたします。
    現在54歳で、中学生のころから強度近視と2.5D程度の乱視のためHCLを使用していました。HCL度数は右-8.5D、左-7.5Dほどでした。
    5年前に右目、1か月ほど前に左目の白内障手術をそれぞれ別の眼科で受けました。右目は50cmを希望しましたが30cmになったため、左目は右に合うように40cmを希望したところ20cmになってしまいました。
    左右とも同種のトーリックレンズ使用です(右9.0D、3.00CYL、左12.5D、3.75CYL)。
    現在のオートレフ値は右が-3.25D、-0.25~0.5CYL、左が-5.00Dで、両眼とも矯正視力は1.2出ます。
    右目は裸眼で本やスマホ、PCモニターも見えるので満足していますが、左目は裸眼ではあまり役立ちません。
    また、外出用の眼鏡を作ろうとしましたが違和感があります。
    できれば左目を修正したいのですが、眼内レンズを入れ替える場合、
    1. 術後3、4か月経過していても安全に入れ替えられるでしょうか
    2. -2.5Dをねらって修正する場合、精度はどの程度期待できますか
    3. 術後に乱視、グローなどは発生しやすいですか
    4. 角膜内皮細胞の減少など、目の健康への影響はどうでしょうか
    5. 健康保険はききますか
    お忙しいところ恐縮ですがアドバイスいただけると助かります。よろしくお願いいたします。

    1. 遅くなってすみません。
      本来、特殊な事情がなければ左右を同じ施設で行う方が、左右や経過を比較でき、精度は高くなります。
      左眼もまずは今回受けた施設で相談するのが第一です。
      眼内レンズのデータがあれば、それをもとに再計算するので、Toricレンズを上手に使用できれば精度はかなり高くなります。
      再手術までの時間が長くなるほど、癒着が強くなり、場合によってはToricレンズが使えずに乱視が強く出るリスクが大きくなります。
      また、前回手術時にチン氏帯が脆弱であった場合などは、再手術のリスクが高くなりますが、これは担当の先生しかわかりません。
      その他、基本的には診察をしないと何とも言えません。

      1. お礼が遅くなり申し訳ございません。お忙しい中、あつかましい質問に丁寧にご回答くださりありがとうございました。引っ越しで遠くなっても最初の眼科に通えばよかったのでしょうが、後悔先に立たず… 6月下旬に海外出張から戻りましたら診察していただきたく、その際はまたよろしくお願いいたします。

  15. 栗原先生 お忙しいところ恐れ入りますが、教えて頂けますでしょうか。
    15年ほど前に、白内障手術をしました。経過は順調だったのですが、2018年4月上旬に眼内レンズずれてしまい、4月24日東京の開業医で2度目の手術(左目)しました。ところが、再手術後の新しいレンズもズレてしまっています。執刀された先生いわく、水晶体のカプセル(後嚢?)の残骸が邪魔して、白目の部分に縫いつける際、ズレてしまったとのことです。また手術後、飛蚊症も結構出ました(網膜剥離等ではないとのこと)。

    執刀してもらった先生からはすぐに再手術しても良いし、しばらく様子見てからでも良いと言われています。
    そこで質問なのですが、見えにくい上に目がゴロゴロして違和感があり、頭痛・肩こりもするので再手術したいのですが、しばらく様子みても良いのでしょうか?

    また、再度この先生に手術してもらうのが良いか不安に感じております。都内の別のインターネット等で評判の良い先生に診てもらった方が良いのか、非常に悩んでいます。出来れば栗原先生に診てもらいたいと思っておりますが、埼玉からでも受け入れて頂けるものでしょうか?

    お忙しいところ恐縮ですが、アドバイス頂ければとても助かります。
    46歳 埼玉県会社員 男性 左目のみ手術

    1. たまたまですが、昨日は土浦市の開業医さんで強膜内固定の手術2件。
      明日もIOL落下で緊急の紹介があると連絡がきています。
      僕はこの病気・手術の専門科でもありませんが、急激に紹介が増えてきて、
      今年に入ってからは手技的にはかなり確立されてきたと思います。
      距離等、お手数でなければ是非来院ください。
      (誰がどこで受けても同じ。という手術はお断わりする主義ですが、
      難しそうで当院で極力治したい。という症例は別と思っています。)

  16. はじめまして。
    埼玉県在住28歳女性です。
    私は未熟児で生まれてすぐに未熟児網膜症になり、レーザーで冷凍凝固の手術をしましたが左目はそのまま失明してしまい、右目の視力のみでの生活をしています。
    右目の視力は裸眼ですと0.0いくつとかで眼鏡をして0.9まで矯正しています。
    年に一度地元の個人経営の眼科医で検査をしています。
    左目は失明したときから随分萎縮してしまい、黒目は青白く白濁しています。白濁は年々進み今は全体に広がっています。
    5年前くらいに都内の義眼屋さんでコンタクト型の義眼を作りましたが、左目はもともと角膜が薄くなってしまっているので義眼を入れるのが痛くて装着していても異物感があり涙も止まらなくなってしまい止めてしまいました。
    また、カラーコンタクトを試した事もありましたが、角膜が薄いので痛くて断念しました。
    あれから8年あまりになりましたが、最近ふとこの左目はどうしたら見栄えが良くなるのかと考えるようになりました。
    2年前に子供が産まれ、これからも子供とたくさん過ごしていきたいと思っていますが、写真など本当はたくさん撮りたいと思うのに、見た目写りを気にしてしまう自分がいます。
    家族写真もたくさん撮りたいのに。
    私の左目は視力はもう戻らないと思いますが、萎縮した眼球と白濁した黒目による顔の見た目が嫌で嫌で仕方がないです。
    ips細胞など画期的な発見もありましたが、
    どんな方法でもいいので、何か希望はあるのでしょうか?

    1. もう一度、有眼球義眼をチャレンジしてみる価値はあると思います。
      前回痛みで中断とのことですが、点眼薬や眼軟膏と併用しながらであれば
      徐々に慣れていく可能性は低くないと思います。
      または、眼球内容除去術を施行する方法もあります。角膜の知覚を排除できますし、
      一般的な厚みの義眼が入れられるスペースが作れます。

  17. 先生、はじめまして。
    51才・女性です。
    ご意見伺いたく質問させていただきました。

    昨年春、左眼で物を見た時に中心部が円く薄い黄色のフィルターがかかったように見え、また、にじむ様にも見えたので眼科医にかかると、網膜前幕との診断を受けました(黄色く見える理由はわからずとのこと)。
    その後大学病院を紹介され、夏に硝子体茎顕微鏡下離断術を受けました(ガスは注入していません)。

    術後翌日から手術した方の眼の一部に視野の欠損が現れました。
    執刀医とかかりつけ医にも相談したのですが、眼圧・眼底出血にも異常なく、OCTでも綺麗とのことで、原因がわからないと言われました。
    ただ、術後はっきりとしていた欠損した部分の輪郭が、若干ですがぼやけてはきています。
    手術から一年近く経ちますが、原因は何だったのか、欠けた視野が戻る可能性はあるのか、先生のご意見を是非お聞かせ願えればと思い、相談させていただきました。
    よろしくお願いいたします。

    1. 攝子で膜を剥ぐ時に物理的な侵襲がかかったケース、
      目の中で薬剤(染色液など)を強く吹き付けたなどによる侵襲、
      ブルーではなく、インドシアニングリーン(緑)などの染色液を使った場合は、薬品による侵襲、
      還流液や使っていれば空気など、眼圧を保つための物質による侵襲
      などなど、あげるときりがありません。
      視野検査で1年間、変化がない場合、残念ながら症状固定と思います。

      1. 栗原先生、この度は貴重なお時間を割いていただきありがとうございました。
        症状固定ということはショックではありますが、様々な原因からなるということがわかり、自分の中では少し納得できた気がします。
        こちらのブログで相談させていただけてよかったです。
        これからも目を大事にして過ごしていきたいと思います。
        ありがとうございました。

  18. 手術の結果、やはり網膜剥離でした。先生からの回答を見せて説得したのですが、「4月20日の手術まで待つ」と。(主治医の先生に悪いかな)となかなかセカンドオピニオンに踏み切れなかったり、かといって主治医の先生に自分の不安や疑問を伝えることにも、私たちは慣れていないようです。不安を抱えたまま手術。手術の際も痛みが有り、フルコースの手術は大変辛かったようです。現在は、ものが小さく見えること以外は症状は回復しました。ただ先生のブログや回答を読むことで、私も本人も(親身に向き合ってくださる先生がいる)と手術までの時間と術後の精神的な支えになっていました。お会いしてお礼を申し上げるべきところですが、この欄にて失礼いたします。本当にありがとうございました。

  19. レクトミー後の房水漏出で、薄くなった結膜を削除し、足りなくなった場合に保存強膜でパッチをあてる方法はどの程度期待できそうでしょうか?羊膜や他の結膜移動術と比べて成功率や長期予後が心配なのですが。

    1. 僕は保存強膜をあてるということは聞いたことがありません。保存強膜はそもそも生着しません。
      また、すみませんが、基本的にお一人に1回のみ回答させて頂くこととしています。
      何度かお問い合わせを頂いた記憶があり、一度完全にフラップを閉じるべき。と回答したような記憶もあります。
      これ以上は直接診察の予約をお願いします。
      当院ではまず前回の創を完全に閉じて、再上昇するならそこから仕切りなおすと思います。

  20. 先生のyoutubeでの結膜弛緩症手術を見て理解し、他院にて手術しました。愚痴ではないのですが、週に1,2回の勤務で、もともと予約がなかなかとれない先生だったので、ここ1年で急ぎの時や出血した時など、主治医の意見は全く聞けませんでした。術後ですが充血が3か月近く取れず、そのせいか2年近く経った現在もかなり広範囲で赤みが残ってしまいました。一度だけ診察が取れたのでその件を含め、まだ弛緩している箇所があるのか擦れて重たい感じがすると訴えましたが、目薬で対処するしかないですね。角膜には影響ないからしょうがない、というような対応でした。ほんの少し再手術していただければ事がすむと思ったのですが、全くとりあってくれません。間違いなく赤く充血してます。痛みはないですが、別の箇所で弛緩しているところは鈍痛があり疲労してます。こういったケースで途方にくれてます。先生のブログには、あきらかに重症で無い場合は手術適応ではないと書いてありましたが、先生のところでの診察などはどうなのでしょうか?術前は出血も度々あり、弛緩してました。いまは中途半端で困ってます。眼精疲労や結膜弛緩症の患者の場合は、疲れ目ですねと言われて放置されることも多々ありました。いくら主訴を強く訴えても伝わりません。術後は充血がありましたが、やって良かったと思える感じはありました。ゴロゴロと違和感や肩こり、その他の不調が無くなったからです。少しのつっぱりと鈍痛があるので何とかしたいと願っているだけです。わがままなコメントですが現時点での眼精疲労はきついです。

    1. 遅くなってすみません。
      結膜弛緩症の多くは、ムコスタ点眼など、点眼薬の管理でコントロールが可能です。
      手術自体が粘膜を減少させたり、炎症性の変化を伴います。
      将来的に粘膜の不足からドライアイなどを引き起こすリスクもありえます。
      当院では重症例以外は手術適応はないと考えます。
      結膜下出血や充血など、見た目を主訴に治療希望の場合でお引き受けすることもまずありません。
      よっしーさんの症状も、本当に結膜弛緩症からくるものなのか?
      ということも考える必要があると思います。

  21.  2013年以降5年間の間、先生には10回近く質問させていただきました。掲示板が変わり前回は数か月前で、以前よくみられた飛蚊症に関する連続投稿のようにはしないようにしていたつもりでしたが、投稿ルールに自分が反しているとの自覚はありませんでした。すみません。
     レクトミー前にはポスナー発作が多く、「レクトミーをなぜまだしていないのか、心配し過ぎではないか」とのことで、自分でも神経質になり過ぎかなとか、実際にレクトミーすることに迷いのない状態にも至ったため手術し、結果1桁後半という理想的な眼圧を得ました。しかしそれにも関わらず網膜がシワシワになり視力がガタ落ちし、低眼圧黄斑症がいつまでもしつこく直らないという状態がショックでした。
     強膜縫合、圧迫縫合はやったものの無効、ヒーロンV注入で網膜が一旦伸びても眼圧9で再びシワシワになることから残念ながら視力はあきらめるしかないと思うところ、今度は房水漏出が治らず悩まされています。
     キズをすべて閉じてやり直した方がいいことはわかっているのですが、その閉じ方に苦労しており、結膜上から強膜フラップを縫うことは前回効果がなく、追加縫合は今はその部分がぷっくりしてフラットではなく、薄くなっているから裂けるかもとのこと。
     結膜を一旦開いてやり直す場合も薄い部分を切除して結膜が不足するからそこをどうするか、執刀医からは保存強膜パッチを薦められ、羊膜は良い悪いの情報が錯綜して保険治療から今は外されている、遊離結膜弁移植も前はよく行われたが・・・等々。自分としては保存強膜よりは結膜弁移植の方がいいような、またテノン嚢移植の方が更にいいような気がしますが、それほど広まってはいないのか、・・・。
     主治医はなるべく保存療法でいけるところまではいった方がリスクは少ないのではといった見解。しかしどこまで様子をみるべきか、リークが増えるのであればやはり処置せざるをえないでしょう。
     主治医は緑内障で検索すると出てくる先生で、紹介された執刀医は先生と多分同じような世代で、大学病院には属しておらず手術件数も同じように多く、トラベクトームの最初の認定医でバルベルトの導入にも深く関与しているので、先生もどこかでご存知のDrかもしれません。しかし、保存強膜となると、生着しづらいという情報も知っていたので、そのまま手術を受けるべきかは疑問があったので、質問してしまいました。
     本当は患者はまな板の上の鯉で、あまり頭でっかちにならない方がいいとは思っているのですが、結果どうしてもいろいろ考えてしまう事態に陥ってしまいます。
     先生の病院からは遠く離れており、受診は困難です。また、軽々しい転医はすべきでないし、そもそもこの状態では対応してもらえる病院も限られてきます。
    今後質問できないのはたいへん残念ですが、先生は私の担当医なわけではないですし、しかたないです。 先生のブログは、なかなか得られない情報を多く得ることができ、たいへん参考になりました。日々たいへん多忙な中答えていくのはたいへんなことだと思います。
    今後もがんばってください。

  22. 眼科専門の病院で、視神経の疑いがあると、3日間ステロイド点滴したが、10日過ぎた、今、上瞼が腫れている、副作用なのかな、心配している、。

  23. 栗原先生、

    突然の書き込み、失礼いたします。
    小生30代半ばのものです。今年の5月末に眼科専門病院にて右目網膜剥離バックリング手術をいたしまして、現在3か月が経過しようとしています。(幸い、現在再剥離などはしていないとのことです。)
    以下、おうかがいできればと思っております。

    ・術後1週間程度から、手術を行った右目の視界の右のほうに、(剥離時とは異なる形状の)黒い影が見えることがあります。また、術後3週間くらいから、同じく右目の視界の右のほうに、ゼリー状のものが浮いて、光ったりします。剥離時の症状に似ていたので心配しているのですが、主治医をはじめ、他の病院でも見ていただいたところ「網膜はくっついているので、問題ない。」とのことで、この影・ゼリー状のものが何かわからないままです。ただ1度、硝子体の壁が剥がれてそれが浮いている?と可能性を示唆いただいたのですが、先生のご知見から、これはどのようなものなのでしょうか。またこのままで心配はないのでしょうか。

    ・術前には特段術法の詳しい説明もなく、急だったので、選択肢もないままバックル手術を行いましたが、今になりいろいろと術式の方法を見ていると、いわゆる硝子体手術を行ったほうが、術後の衝撃などに強い?ような書き込みも見られますし、また、視線のずれ(私はほんの少し、バックルの影響か、やっぱり焦点がずれています。)も無いので、硝子体手術のほうが良かったのではないか、と思っています。とはいえ、終わった手術ですし、今からバックル外して硝子体手術するというのも、現実的ではないとおもうのですが、バックルのメリットというのはあるのでしょうか。また、現状このままにしておき、再度(万一)何か起こった際、バックルを外し、硝子体手術を行うという選択肢をとるというのは、いかがでしょうか。

    ・いまだにステロイドを(術後二か月はやや強めのものを1日4回から、2か月過ぎたときに、弱めの物を1日2回にしていただきましたが)目薬を点眼しているのですが、緑内障?の不安もあり、そろそろやめたいと思っています。一般的に、どの程度までステロイドを続けられますでしょうか。

    ・仕事柄、術後半年程度で、海外赴任や出張の可能性もありまして、20キロ程度のスーツケースを持つ・運ぶなど、できるんでしょうか・・・また、飛行機も揺れたりしますが普通に乗れるのでしょうか。運動に関しても、ジョギングや水泳などできるのか、と不安でおります。ご助言頂けますと幸甚でございます。

    よろしくお願いいたします。

    1. ・眼内の炎症、硝子体の収縮による網膜の牽引などによって、網膜に光が当たらなくても視細胞が誤作動のように反応し、光や影、点滅などが見えます。
      診察上、網膜剥離がなければ問題なく、徐々に薄れていきます。
      ・30代(硝子体の量が多く、網膜との付着が強い)で、硝子体手術を行うことは増殖性網膜症という状態に陥るリスクが高齢者に比べて高く(万が一には失明に近い状態になる)、また間違いなく早期に白内障が進行します。バックルで治せる可能性が高いのであればバックルは標準的な加療法です。バックルを完全な悪と発信している先生たちがいらっしゃいますが、そういった先生の医院からのセカンドオピニオンで、小範囲・限局性の網膜剥離から再手術となり、シリコンオイルが入って白内障手術も併用となった方を診察した経験もあります。バックルでなおれば白内障含めて決して悪いことではありません。
      結局再手術となるなら硝子体がいいでしょうし、最初から治せなそうで硝子体を選ぶこともあります。基本的には結果論ですが。。。
      ・結膜の炎症(赤み)などが続いていれば、ヒキツレの原因になることもあり継続します。眼圧が上がる人は一部であり、すぐに辞めれば眼圧はもどりますので、あまり心配はありません。また、ここではなく主治医の先生に聞くべき項目です。
      ・通常、経過良好で2週間もたてば何の制限もなく生活してもらっています。当院では。しかし、これも主治医の判断に従うべきです。
      紙に質問項目をメモしていくと良いと思います。

      1. 栗原先生、

        日常の業務でお忙しいところ、ありがとうございました。
        4点とも、お答えいただき、大変励みになりますし、参考になることばかりでした。

        なにぶん、自宅が遠いものですからおうかがいできませんが、この場を借りて御礼申し上げます。

  24. 72歳男性です。
    今年7月某有名眼科病院にて左目の網膜前膜とこれに伴う白内障の
    手術を受けました。
    少し老眼があるので遠方がよく見えるレンズを入れたのですが、手
    術翌日から新聞等は良く見えるのですが、2~3m先からはボケて
    見えます。遠近の見え方が左右の目で全く逆なので違和感が激しく
    又、目も疲れるし視力もガタンと落ちました。
    レンズを間違えたのかな…?と思い主治医に尋ねると、多少の誤差
    は出ますので後は眼鏡での調整となります‥との事
    どうしても納得がいかず、「レンズを入れ替えて下さい‥」と、お
    願いしたところ、入れ替えると必ず視力が落ちるし、乱視も強くな
    るのでやらない方が良い‥!との事
    疑問と不安の中、途方に暮れていたところ栗原先生のことをネット
    で知り厚かましくメールさせていただきました。
    多忙の中 恐れ入りますがよろしくお願い致します。

    1. どの程度の誤差から、大きい・小さいというのは、時代や医院によってことなります。
      レンズの入れ替え自体はリスクが少なくなってきていますが、再手術によって乱視が増える症例もいます。(減る症例も)
      また、多くの患者さんが勘違いしていますが、白内障術後の遠視・近視・乱視の度数は決して一生同じではなく、生涯を通して変動します。
      (10年前のズボンがはける人もいるように、変動が少ない人もいますが)
      薄いメガネを嫌がって白内障手術をうけるような人で、術直後のみ満足して、5年・10年後にはもっと厚いメガネが必要になっていることも多々あります。
      もとがすごく悪い人が、ある程度よくなった場合に大きく喜ぶので、「白内障手術=ものすごくよく見える」というイメージが付き、手術に対して期待が過剰になっている患者さんが多くなりがちですが、決してそんなことはありません。
      検査もしていないので、どの程度の誤差なのかは不明ですが、例えば1D程度の誤差であれば、ただの期待過剰というケースもありえます。
      2D以上の誤差とかであれば、長期的な問題を含めても交換のメリットはあるかと思います。

  25. 栗原先生

     お忙しいところ、申し訳ございません。
     当方、東京在住の61歳の男性です。

     今年の6月下旬に、突然右眼の眼底出血を起こして近所のA眼科医さんを受診したところ、出血量が多い為網膜剥離等の可能性が有るとのことで、大病院を紹介して頂きました。
    大病院のエコー検査により、剥離や裂孔の可能性は低いことが分かり、7月中旬に硝子体茎顕微鏡下離断術と水晶体再建術を施術。
    事前の検査により術中IFISが予想され、術後に執刀医も
    少しやりにくかったとおっしゃっていました。(手術時間は約50分)
    手術の結果、出血の原因は網膜中心分枝閉塞症との診断で、出血箇所はレーザー治療をしていただきました。
     発症前は両眼とも-4.00程度の近視で、乱視は無く遠近両用眼鏡を使用していました。
    遠方に合わせた人工レンズを入れて頂き、裸眼で1.2の視力が出ました。(絶妙なレンズ選択で、遠視にはなっていません。)
    このままでは不同視で見ずらい為、左眼の白内障手術は
    簡単なので紹介元のA眼科で日帰り手術を受ける様にと、執刀医の指示。

     大病院からの診療情報提供書を持ってA眼科を受診したところ、まだ白内障になっていないから手術はできない!とのことで、眼鏡とコンタクトレンズでの矯正を開始。
    眼鏡での矯正は頭がクラクラして無理で、次にコンタクトレンズでの矯正は視力的には問題は無かったのですが、ドライアイの為に長時間の装用ができませんでした。
    装用が辛いことをA眼科医に訴えても、いずれ慣れる、乾いたら点眼液を注せば良いからと、全く取り合って貰えませんでした。
     困り果ててB眼科医を訪ねて事情を話したところ、コンタクトレンズが合わないのは分かるし、白内障も始まっているのだからと、左眼の手術を快諾して頂きました。

    大病院で再度B眼科医宛の診療情報提供書を書いて貰い、散瞳写真から手術可能との判断で、9月12日にB眼科医で手術をして頂きました。
     事前に通常より多少は時間が掛かるとは説明を受けていましたが、手術時間は1時間弱掛かりました。
    手術時、先生の想定外の事態が起きた様で、最初の頃は饒舌に話しかけて下さっていたのが、途中から全く無口になり、看護師への怒声等からかなり緊迫した様子が伝わって来ました。
    訳の分からないまま手術は終了し、痛みを感じながらお昼頃に帰宅しました。
    家で横になっていても、痛みはどんどん強くなり、この痛みは夜半まで続きました。(右眼の手術時は全く痛みは無く、横になることも有りませんでした。麻酔の注射が痛かったぐらいです。)
    翌朝受診し、眼帯を外すと上まぶたが異常に腫れていました。
    アレルギー反応⁇とのことで、3.4日で腫れは治まりました。
     今の左眼の視力は、裸眼、矯正とも0.7位で、手術前は裸眼で0.1か0.2位で矯正視力で1.2以上は出ていました。
    今も目がショボショボ・ゴロゴロしたり、薄い影のような半透明な膜が掛かった感じで、視野が狭い感じがします。
    B眼科医は、順調に回復してきているので、症状もだんだんと収まってくるだろうとの見解です。

     栗原先生にお聞きしたいのは、以上のような内容から判断するのは難しいかもしれませんが、B眼科医の言葉を信じて暫く様子を見ていれば宜しいのでしょうか?
    また、落ち着けば矯正視力は元の1.2以上出るものなのでしょうか?
     もし早めの処置が必要で有るのならば、どのような眼科や病院を訪ねれば良いのか、場合によっては栗原先生に診て頂くことは可能でしょうか?

     お忙しいところ恐縮ですが、ご返信頂ければ幸いです。
     

    1. 本当に遅くなってすみません。
      おそらく破嚢など、手術に関する合併症がおこり、レンズの固定が難しかった(特殊な方法で対応した)というケースと思います。
      手技の問題ばかりではなく、患者さんの目の状態(外傷後で弱っている・先天的になど)によっても起こるので、担当の先生が悪いとは言えません。むしろ、難しい状態になったあとに、きちんとリカバリーできたということは、ある程度しっかりとした技術のある先生です。
      大きな手術ほど、回復には時間がかかりますが、そろそろ落ち着いているかと。
      もし現在も見えにくさが残っていれば、一度受診されてみてください。

      1. 栗原先生

         ご連絡、有難うございます。
        破嚢が有ったかどうかは分かりませんが、術中に何らかの合併症が起こったのだと、私も思います。

         現在の症状ですが、眼のショボショボ感とゴロゴロ感が有り、見え方も全体的に霧がかかった様で所々に黒い影の様な物が出ています。それと横方向の視野が狭くなっている気がします。
        視力は矯正で1.0まで回復したのですが、曇天くらいの天候でもキラキラと眩しさを感じて困っています。

         3日前に術後の1カ月検診の折、上記症状を訴えたところ、ドライアイが強く出ているとのことで、ベガモックス0.5、ブロムフェナクNa0.1、ティアバランス0.1点眼薬を処方されました。
         手術中に虹彩にダメージが有ったので、眩しさ等の見えにくさは解消されないかもしれないと言われました。
         
         虹彩にダメージが有ったとしたら、自然に治癒したり、手術等で治療することはできないものなのでしょうか?
         また、また他の医療機関を受診する場合、検査機器が充実した大きな病院レベルが宜しいでしょうか?

         お忙しいところ、度々申し訳有りませんが、よろしくお願い致します。
         

        1. 追伸

           点眼薬が間違っていました。
          ブロムフェナクNa0.1、ジクアス3%、ティアバランス0.3に変更になりました。

  26. 一昨年の緑内障手術後、ずっと点眼薬治療を続けて来ましたが新生血管緑内障になってしまいました。来週繊維注帯切除術をする事に。説明にありませんでしたが術後うつ伏せ寝はするべきでしょうか?

    1. 緑内障手術にも各種方法がありますが、通常、うつ伏せが必要になることはありません。
      うつ伏せが必要なのは、糖尿病網膜症・網膜剥離・黄斑円孔などに対する硝子体手術になります。
      また、一般的な緑内障から血管新生緑内障になることもなく、網膜静脈閉塞症や糖尿病網膜症など虚血性変化(血流低下)の最終段階が血管新生緑内障です。おそらくで申し訳ありませんが、病状の理解が誤っているかもしれません。

    2. ご多忙のところお返事を頂きありがとうございました。実は、神戸在住の父親の事で。昨年7月に繊維注帯切開術後数ヶ月は30前後の眼圧、退院後から点眼薬で様子を診て貰っていました。次第に眼圧も高くなり40以下には下がることなく。6月に眼底出血があり、主治医から新生血管緑内障と診断。抗体注射、レーザー治療の末、今回の手術となりました。又、手術当日に病名の変更 右解放隅角緑内障で確定しました。只今、術後二週間経ち、ダムの水漏れ改善との理由で再手術をする事になりました。この先どうなるのかと、不安があります。

  27. はじめまして。
    先週10歳の息子が、網膜剥離で強膜バッグリング手術をしました。
    目がぼやけてみえるとの事で眼科に連れていくと、紹介状を書いてもらい次の日の夕方には、手術でした。
    説明はありましたが、急な事だったため、なにもわからず、手術になりました。
    ただ、色々見ていると、硝子体手術のほうがよかったのではないかと、不安になります。
    今日退院しました。
    右目の手術になりましたが、右は、文字がとびでて?見えるとのことです。
    まだ1週間なので、目の充血は、もちろんだとおもいます。
    ただまだ10歳。今からたくさん運動もするでしょうし、ボールも扱うでしょう、やはり制限があるのでしょうか。、いろんなところには、バッグリングが外れるとも、かいてあり、不安です。

    1. バックル自体が悪いと言うことは、決してありません。
      ネットなどでバックルを全否定するような先生がおられますが、バックルでなおれば白内障の進行などには有利ですし、
      上手くいったケースでは硝子体手術よりもメリットもある手術です。(うまくいかない場合は、どちらの手術も大変ですが・・・。)
      (神奈川で網膜剥離を硝子体手術で100%治すと記載してある医院がありますが、
      当院にも多々セカンドオピニオンがり、失明者もいますし、決して100%ではありません。)、
      通常、1ヶ月もあれば生活や運動の制限は不要と思いますが、病状の個人差がありますので、担当の先生とご相談ください。

  28. お世話になります。

    私も白目の充血に悩んでいます。
    太い血管が出来て目立つというものではなく、細かい血管が常にいっぱい浮き出ていて、それが纏まって全体的に目が赤く見えている、といったかんじです。

    人によく充血を指摘され、自分でも気になって時おり眼科に行きますが、病気と診断されたことはありません。ジクアスとヒアルロンを処方されたことはあります。市販の目薬は使っていません。常に、慢性的に何年にもわたって症状は変わりません。

    転職の面接でも充血がひどいけど持病なの?と心配され不合格になり私生活にも影響が出ています。

    そこで先生に診ていただきたいのですが、手術すること自体は可能であるとのブログも拝見しましたが、お願いしたい場合も一度そちらへ伺えばよろしいでしょうか?住所は栃木県南部です。

    1. 充血は目にとって必要な血流を賄うために起こる反応ですので、基本的には手術はしない方がいいです。
      ドライアイや、将来的には緑内障のリスク(発症と、将来的な手術困難リスク)もあります。
      病的な状態の場合で、本当に稀に行ってはいますが、手術希望で受診される方の数%のみで、
      ほとんどの方が、医学的には正常範囲内と思われる充血の方で、お引き受けすることはありません。
      (少しは赤いかな?というレベルで、自身のコンプレックスとして赤いと信じ込んでいる。という方が多いです。)
      小山市の、もりや眼科で、毎月手術をしています。
      時間がなく、手術前に各数分ですが、何名かの診察も行っています。
      手術をする可能性は低いと思いますが、本当にびっくりするくらいの充血であれば受診してみて下さい。

  29. はじめまして。高校一年生の女子です。
    私は生まれつき眼窩脂肪ヘルニアと思われるものがあって、一年前に手術で取ってもらったのですが、まだ脂肪が膜のような感じで残っています。
    先生は「ずっと筋肉が動いていない状態だったので、今から動かしていけばひっこみますよ」と言っていましたがひっこむ様子がありません。
    ちゃんと動かせていないのでしょうか?目の筋肉の鍛え方を教えていただけると嬉しいです。
    ちなみに視力は両目Aで上記の状態は右目だけです。
    取った脂肪に害はなく、瞳にかぶることはありませんがコンタクトレンズをつけると少しずれます。

    1. 遅くなってすみません。
      診察をしないと何とも言えませんが、眼球運動やトレーニングでヘルニアが改善するというのは耳にしたことがありません。

  30. お世話になります。 
    46歳男性です。
    緑内障を患い10年ほど前から眼科に通院しております。正常眼圧緑内障です。現在の状態は両目とも眼圧15mmHgぐらいです。目薬は、アイファガン、コソプト、トラバタンズ です。視野は上半分が見えていません。信号など見落としそうな状態です。ドクターには、若年でかつ両目後期視野であるため寿命を考えると手術のタイミングが遅いといわれています。トラベクレクトミーをすすめられております。素人なりに本を読みました。手術に踏み切れない理由
    1、房水の流れが悪いのなら、まずレーザーで線維柱帯の通りをよくしてからでもよいのではないか?
    2、視神経を強くすればよいのではないか?
    3、術後20年30年と、目に不快感を持って生きていくことは耐えられるか? 
    などまだまだありますが、眼圧が15なのでそれほど変わるとも思えず、不自由な人生が始まるかもと思うとなかなか手術の決心がつきません。トラベクレクトミーは最後の手段だと思っております。どうするべきか迷っております。

    1. 遅くなってすみません。
      1.例えばSLTなどを試すことは、効果不十分であるときに費用をもったいなく思う程度で、試してみて損はない治療です。
       が、やはり無効時の患者さんのがっかり具合を想像すると、あまり話を出さない先生がいることは不思議ではありません。
      2.強くする方法で、明確なエビデンスがあるものは証明されていません。
       ブルベリーや抗酸化物質などのサプリメントを有効とする文献は、きちんとした公的な信頼性のあるデータとしては存在しません。
       個人的には喫煙はやめた方がいいし、有酸素運動などは悪くないと思いますが、明確なデータは存在しません。
      3.症例によるので何とも言えません。

  31. コメント失礼します。2月初旬から目の充血に悩まされています。目薬が苦手な私は唯一ロードZだけはつけられるので点眼していました。でも一向に治らず翌週眼科に行きました、1件目ではフルメトロン、2件目ではフルメトロンとトスフロを処方してもらいました。しかしこの2件目の病院で角膜下に何か入っているから手術した方がと言われました。1件目の眼科を再度受信したところ何も入ってない!と言われて何が何だかわからなくなり地元で有名な眼科を尋ねました。そこで処方されたのがリンデロン 1日5回その後リンデロン 3回とヒアレイン5回の治療を現在しています。
    ただ 角膜が切れている。黒目に侵入してきたら手術をした方がと言われました。
    私は自律神経が弱く 点眼麻酔だけでは手術を受ける自信がありません。
    どうしても手術しないといけないでしょうか?また充血は1ヶ月経った現在も少しは良くなりましたが治っていません。治るのでしょうか?
    いろいろ検索していたところ栗原先生のこのブログを拝見して藁をもすがる思いで書きました。どうぞよろしくお願いします。

    1. 遅くなってすみません。
      角膜下に何か入っている、 角膜が切れているというものが、どんな病状なのか推測も困難です。
      申し訳ありませんが、希望があれば一度受診をお願いします。

  32. 栗原先生様

    お忙しいなか申し訳ございません。

    必死の思いで先生のブログを見つけました。
    1か月前に右目飛蚊症を発症、その2週間後に左目にも発症。大きなミジンコとタツノオトシゴのようなものが黒目の前にあり、縦横無尽にすごいスピードで走り回り仕事にも日常生活にも、どうにも我慢できず目をつぶっても見えて精神的に参って精神科にかかってしまいました。
    先生だけが飛蚊症の手術に言及して入らしたので藁にもすがる思いでお聞きします。

    先生はレーザ手術もされていらっしゃるのでしょうか?もしそうなら本当に先生に見ていただきたいです。

    続けたい仕事も、恐怖と不安で体調にも
    支障をきたしている状態です。

    お忙しいなか、また大変な手術がおおい中、申し訳ございませんが
    アドレスをいただけませんでしょうか?

    眼底検査は済ませて、老化によるものだと言われておれます。

    ただ最近帯状疱疹になり飲んだリリカと言うお薬の副作用に飛蚊症があるようで
    そのせいではないかとも思っているのです。
    仕事をしていると目を動かすので、
    まるで綿ボコりの中で仕事をしているのうになるのです。

    これは飛蚊症の典型的な症状なのですか?

    高沢

    1. おそくなってすみません。後部硝子体剥離後の症状としては一般的です。
      診察をして、網膜剥離やぶどう膜炎がなければ、気にしないことが一番の治療法です。
      恐怖と不安が、将来の失明など心配してなら、全く問題ないです。(本当の後部硝子体剥離かは診察をしないとわかりませんが)
      それでも心配であれば、やはり心療内科的なアプローチが一般的です。

  33. 栗原先生、はじめまして。よろしくお願いいたします。

    解放隅角緑内障でマイクロパルス毛様体光凝固治療を右目に受け、8日間経ちました。

    1月に新しく出たエイベリスという目薬を試したところ、この目薬が合わず、眼の中に炎症がひどく起こり、眼圧が31まで上昇し、エイベリスを止めても下がらなくなって手術を勧められていましたが、私の希望でマイクロパルスレーザーを受けました。

    眼圧は50%も下がりましたが、右目は視界が霧がかかったように白く、近くも遠くもだぶって見えて、瞳孔も開いたままで、レーザーから8日経った今も少しも改善しません。どんなに眼に近づけても本を読むこともできず、ものがだぶって見えるので毎日が非常につらいです。

    私はステロイド点眼薬で眼圧が上がったことがあり、主治医の先生は術後3日間は0.1%リンデロン点眼液、4日目からは0.02%ビジュアリン点眼液を処方されました。
    昨日の1週間後の診察で、霧がかかって見えるのは角膜表面に傷がたくさんついているからで、だぶってみえたり、瞳孔が開いているのは毛様体にレーザーを当てているからでどちらも想定内のことだと言われました。今の状態は炎症が取れれば改善されていくはずと言われました。
    炎症がまだ続いているのでステロイドの点眼液の他にステロイド剤の内服を処方されました。また眼の傷を治すため、緑内障の目薬はすべて中止し、ヒアレインとムコスタの点眼薬を処方していただきました。

    栗原先生の病院でこのレーザー治療を受けた患者さんの中に私と同じ状態であった方はいらっしゃいますか?
    このレーザーによる毛様体の回復にはどのくらいかかるのでしょうか?もし右目でものがちゃんと見えない状態がずっと続くようであれば改善する治療方法はあるのでしょうか?
    まだレーザー後8日間なのでこの状態が仕方ないのであればいいのですが、このまま見えなくなったらどうしようと不安でいっぱいです。

    1. おそくなってすみません。
      炎症は少なからず生じる治療です。当院でも治療後1~2ヶ月は視力が下がる旨の説明をルーチンで行っています。
      散瞳(瞳孔が広がる)、炎症による眼内の混濁ともに、かなり個人差が大きいです。
      毛様体体部(前方)に比べ、毛様体ひだ部(より後方)に照射することで、高い効果、炎症や散瞳のリスク軽減が期待できますが、
      やはり結果には個人差が大きいです。
      現在当院では、治療後のステロイド内服、ステロイド点眼、ステロイド局所注射を全例で併用しています。

  34. 栗原先生
    はじめて投稿させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。40代男性です。19才から両目開放隅角緑内障で治療しております。両目ともロトミーを三回ずつ行い、ロトミーで対応できなくなったため、この4月に左目レクトミーを実施しました。ただ黄班浮腫を発症し、矯正視力は0*3どまりで後悔をしてしまいました。いつか右目も手術をするとすればレクトミーの可能性が高いのですが、なんとか視力は温存したく、最新のg6レーザーや、低侵襲の手術で対応できないかを考えておきたい次第です。特にg6レーザーはまだ長期経過のデータがないと思いますが、レクトミーに代わる手段として、第一の手法としては有効でしょうか?またアイステントなどの手法はどうでしょうか?お考えをいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。

    1. 体調不良が続き、どうにかを診療していた状態でお返事が大変遅くなってしまいました。申し訳ありません。
      G6は非常によく効く人と、効果が弱い人には分かれますが、基本的に眼圧は下げられます。
      下がりが悪くても、再治療を行うこともでき、重大な合併症もまずありません。
      が、これは個人的な印象ですが、トラベクレクトミーと比べると、同レベルに眼圧が下がっても視野の進行はトラベクレクトミーのほうが良好といった印象です。
      おそらく穴を開けるということが、眼圧の平坦化に直結するからかと考えています。
      iStentは、ロトミー後の目には行えません。シュレム管にまでのシャント(バイパス)の意義がある手術ですが、
      ロトミーは、すでに線維帯柱を開放する手術ですので。

      1. 先生、体長が優れない中返信いただきありがとうございました。メールを見ていただき且つ返信までしていただいた事が大変嬉しい限りです。先にも記載しましたが、2019年4月に左目レクトミを実施し、その後黄班浮腫がでました。幸いにも浮腫はステロイドの注射で治まりました。しかし、レクトミ後に低眼圧黄班症になっていて、視力は0*4で改善しませんでしたので、同年9月に硝子体手術を行いました。本当に幸いにも視力は術後3ヵ月で1*0まで戻りました。しかし、変視症(主に小さく見える歪み)が残っているので、それはそれで不自由な生活ではあります。主治医の先生は半年、一年、それ以上かけてゆっくり改善していく。とも仰っていただき、完全には戻らないと自分では思っていますが、希望は捨てずにいたいと思います。また反対の右目はまた眼圧があがったときには、今の主治医への失礼が最小限となるような形で、g6について治療を受けてみたい旨もお伝えしようかと思います。私は幸いにも神奈川在住ですので、先生をはじめg6を実施されている病院も多いため、治療は諦めず少しでも視力や視野を維持したいと思います。まだまだ先生のアドバイスもいただきたい所ですが、たくさんの患者さんが先生を頼って今もメールしてることだと思いますので、これからもご自愛いただき、一人でも多くの患者さんを救ってください。長くなりましたが、この度はありがとうございました。

  35. はじめまして。18歳の息子が突然の視力の低下に心がおれてしまいそうです。未熟児1580グラム、30週で生まれレーザー治療をし、左目はぼんやりとものがあるのがわかる程度右目は2018年2月に一度0.8だった視力が0.1になり、そこから何故か0.6になり経過を観察しておりました。8月に7日に0.4におち、不安な日々を過ごしていましたが、16日に文字が見えないということで22日に受診時0.15で26日にバックリング手術しました。散々インターネットでバックリング手術は最近はあまりやらないとみるなかで、未熟児網膜症の名医である世田谷の先生に手術をしてもらいました。膜が張ってきてしまっているとのことでした。術後一週間がたちましたが、0.04で自転車にも怖くて乗れません。子供になんとかしてやりたいのでがどうしていいかわかりません。先生のご意見をお聞きしたくメールさせていただきました。

    1. 体調不良が続き、どうにかを診療していた状態でお返事が大変遅くなってしまいました。申し訳ありません。
      一部極端な意見をお話している医師もいますが、バックリングで全く問題なく治せるケースでは、
      バックリングの方が白内障や、重度の殖硝子体網膜症で失明にいたるような合併症は少なくてすみます。
      (バックリングで治せなかった場合に、結果論として最初から硝子体手術の方がよかったということになる可能性はあります。
      その逆もあって、硝子体手術でうまくいかなかったときに、バックルで治せたのではないか?と後悔することも。)
      網膜が復位することで、徐々に増殖膜が吸収されるケースはありますが、
      すでに増殖膜が重度の場合は、硝子体手術で取りに行った方が結果としては視力がでるかもしれませんが、
      うまくいかない場合には失明にいたるような増殖網膜症を発症するリスクもあります。
      現在、網膜の復位が得られており、その後に悪化傾向がなければ様子を見る方が無難は無難です。

      1. お返事をいただきありがとうございます。先生も体調がすぐれないとのことお大事になさってください。視力が落ちてしまってから4か月あまりたち、術後すぐにセカンドオピニオンに行きましたが失敗だといわれ、サードオピニオンが最後と思い、バックリングの名医と言われている先生のところにもいきましたが、またまた逆で絶対硝子体はやってはだめと。膜はあるとのことです。今は0.15くらいで近くしかみえないみたいで涙しかでません。今は様子見の状況です。先生お返事本当にありがとうございました。

  36. 栗原先生 何卒宜しくお願い致します。
    アメリカ在住で、右目の網膜に穴が開きレーザーを受けましたが次の日に網膜剥離が始まって、バックリング手術を受けました。術後2週間で網膜は平になって付いていると言われました。視力は以前に戻ったのですが、視界が白く濁るのと右目の視点が正常な左目と違っていてひどい複視です。また瞳孔も開いたままです。
     ドクターが言うには濁りははがれたときの裏側の液体が混ざって濁っているから、時間が立てば治るのではと。右目の焦点のずれは、術後2か月後にどうするか決めようと言っています。
     点眼はprednisolone acetate ophtalimic suspension を30日間処方されています。
     2週間経ちましたが、濁り、複視、散瞳の状態は変わりません。本当にこのまま同じドクターで良いのでしょうか?もし宜しければご意見御聞かせ下さい。何卒宜しくお願いします。

    1. 体調不良が続き、どうにかを診療していた状態でお返事が大変遅くなってしまいました。申し訳ありません。
      網膜がきちんと復位していることを前提とした場合、
      ・通常、濁りは多くの場合で時間とともに改善します。月~年単位
      ・散瞳は、手術前後に多用する散瞳薬との相性で、長く散瞳状態が残ってしまう体質のかたがいます。若い人、円錐角膜などに多いです。
       これも月単位で改善することが多いですが、網膜の診察のために必要ですが、術後検診でさらに散瞳薬を使用せざるを得ないケースもあります。
      ・複視もバックルによって眼球運動が障害されておこるもので、この手術では一定の確率で起こりえます。
       網膜が復位することが一番の優先事項で、網膜剥離が落ち着いてから考えることになります。(バックルの除去は網膜剥離の再発リスクがあります。)

  37. お忙しいところ、失礼します。
    愛知県在住です。
    10年前から左目の目尻に白い膜があり、ここ数年で黒目ぎりぎりまで増えています。2件眼科を受診して、眼窩脂肪ヘルニアとの診断でした。1件目の眼科は治せないと言われ赤みを消すステロイド点眼を処方、2件目は県内でも評判がよい自宅から少し離れた眼科に行きましたが、手術は簡単ではないから・・と言われてしまいました。
    ネットで調べて、栗原先生のブログにたどりつきました。
    この病気自体、手術できる病院は、少ないのでしょうか?

    宜しくお願い致します。

    1. 遅くなってすみません。
      脂肪ヘルニアは大学病院では研修医の先生にやってもらう手術の一つです。
      眼科は特殊な科で、大きな総合病院よりも、個人経営の眼科クリニックの方が広告を出したりすることもあり、
      白内障などの手術数が多くなる傾向があり、有名な眼科=白内障や硝子体の手術が多い病院と思われがちです。
      それらの手術に比べると、脂肪ヘルニアは、時間がかかる割に安い(経営メリットがない)手術です。
      おそらく眼科の開業医様に受診されたのではないかと思いますが、総合病院の眼科なども受診されてみてはいかがでしょうか?

  38. 栗原 先生

    初めまして、お忙しい所失礼いたします。
    私は50代男性で医療従事者です。網膜剥離を発症し最終的には硝子体手術を行い視力は回復いたしておりますが、剥離が黄斑部を巻き込み変視症の後遺症が残っております。
    黄斑部まで剥がれると変視症の後遺症が残ることや、50代での発症は急速に症状が進行することなどの説明が無かったこと、手術適応病院に転移させる義務を怠った事などで本人訴訟を起こしております。裁判証拠資料を検索中に栗原先生の移行前のブログを拝見し、証拠資料(文献などと同等)として提出させて頂きました。本来ならご本人の許可を得て利用させてい頂かなければならのいところ、無断での使用お許し下さい。お詫び申し上げます。
    裁判など経験のない状態で右も左も解らず開始いたしまして、証拠能力という質的問題がある事が解り、Web上での個人のブログを証拠として提出しても質的に劣るのではないかと考えました。そこで、お願いがあるのですが医師である栗原先生が掲載しているブログであるという書面を作成していただけないかと考えております。
    このような案件をこの場でお願いすることではないのですが、連絡を取る術が無くお許し下さい。
    以下に簡単ではありますが経緯を記載いたします。

    2018年3月X日(木曜日)
    夕刻に1粒のゴマが現れる。(飛蚊症があったが、明らかに違う)
    開業医に行くが休み。

    X+1日(金曜日)
    開業医受診
    網膜に穴が開いています、レーザーで塞ぐかOPですかね?
    日帰りOPは不可能との事、ならばレーザーでと。
    完全に塞げない場合があるとの説明のみ。(同意書も取らず)
    レーザー施行。安静に、変わったことがあったら受診してください、との説明のみ。

    X+2日(土曜日)
    起床後、目の前がタピオカ状態(小林幸子さんの表現)で視野下部にレースのカーテンのような膜が出現。開業医に連絡、12時までですから11時までに来院をと。状態を説明。
    だめっだったか!もう一度やってみるか?再度レーザーを施行。
    安静に、と何かあったら受診を。土日は休診であったので月曜日でもよいのか?と。
    その夕刻にレースのカーテンが暗幕に変わりほぼ半分近く視界が無くなりました。
    夕刻、違う開業医を受診した際にはOPしかないと説明。
    X+4日(月曜日)
    勤務先の病院で硝子体手術。

    Facebookの2018年4月30日に詳細を説明しております。

    医療業界で身内を提訴したり、近隣での眼科医の協力をお願いすることはタブー状態なのは何となく理解できますが、今回の対応はあまりにも酷いし、私と同じ運命をたどらない人を1人でも減らしたいと考え提訴いたしました。先生のお立場もありますのでご回答いただかなくても構いませんが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。

    1. 遅くなってすみません。
      症状としては、木曜日の症状は後部硝子体剥離の症状です。
      後部硝子体剥離に続いて、網膜裂孔⇒網膜剥離へと進展します。急激な進行経過からは後部硝子体剥離に続いて、おそらく上方の網膜に比較的大きな弁状裂孔が形成されたものと推測します。
      金曜日に、網膜裂孔が発見され、100%防げるものではないとの説明で、光凝固が行われたのであれば、医療行為としては全くもって標準的な医療です。というか、それ以外の対応はありません。
      (同意書の必要性に関しては法的な責任が存在するのかは分かりません。当院では同じ内容で同意書を頂いています。)
      土曜日の朝は網膜剥離に進展した場合の症状です。
      網膜剥離の程度によっては、追加のレーザーで進展を防げる可能性もあり、一概に誤った対応とは言えません。
      (あきらかにレーザーでは防げない網膜剥離と証明できれば別ですが・・・)
      また、土日に網膜剥離の手術をする医院はほぼ存在しないので、99%以上のクリニックが土曜日に網膜剥離を発見した場合、
      月曜か火曜などの週明けに、地域の基幹病院を受診するように紹介をしていると思います。
      大学病院などでは、混雑や他科との手術室の使い分け、手術日の曜日設定によって、
      黄斑剥離後でも、数日待って手術を受けることもざらにあります。

      当院ではできる限りの早期手術を提供したいと思っていますが、標準医療としては上記の通りです。
      ご気分を害されるかと思いますが、同様のケースで訴訟が起こりえるのかと、非常にびっくりしています。

  39. お忙しい所済みません。
    ご意見を聞かせて頂きたいと思います。
    私、67歳女性です。2018年4月に右側の白内障の手術をしました。多焦点レンズです。多焦点の説明もビデオを観るだけで 保険に入っているなら 多焦点が良いと言われ、遠くも近くもよく見える用になると言われて 白内障を、簡単に考えてしまいお願いしてしまいました。
    手術後、一週間ぐらいから目の見え方が辛いと先生に、訴えましたが、先生の答えは片方だけ手術しているので 両方したら落ち着くと言われて6月に左の目も焦って手術をしました。
    結果は同じで光が一年7ヶ月経っても落ち着く事も無し とても頭が疲れている感じです。先生は人によって慣れるのに、3ヶ月 6か月一年かかるでしょうと言われ我慢していました。
    目を開けると、頭のふらつきがひどくて、車も乗れない 外に歩いて出る事も辛くなっています。
    眼科の先生は目じゃないかもしれない レンズは綺麗に入っていて どうする事も出来ないとの返事でした。
    耳鼻科 脳神経外科 総合内科 めまい科 色々診察し貰いましたが、異常無しです。
    後は神経眼科 心療内科に行くようにに言われています。
    目を開けると・目の奥が痛くなって 首筋 背中まで痛いです。
    レンズを入れ替えた方が良いのでしょうか?
    眼科の先生は慣れるしかないと言われますが、これからの事考えると 、とても辛いです
    兵庫県在住ですので、先生に診て頂きたいのですが、無理だと思います。
    先生のブログと返信見つけて、 先生だったら何か解決法を見つけてくれるかも知れないと思い書かせて頂きました。宜しくお願います。

    1. 多焦点レンズは不耐症となる方が数%いらっしゃいます。特に手術前の矯正視力が良好であった人に多いです。(本当はまだ手術をするべきでなかった人)
      数ヶ月で慣れる人もいますが、時間が経つごとに摘出リスクが高まりますので、
      本当に白内障手術・多焦点レンズを専門に勉強されている医師であれば、1ヶ月後には十分に見極めて、レンズ交換の依頼で紹介してくれるものです。
      説明を受けたのに、同意書・説明書にも書いてあるのに、ご本人の理解不足であれば仕方のないことかもしれませんが、
      本当にリスクの説明なく、単焦点への交換の提案もなく1年以上も経過しているのであれば説明を求めるべきケースかもしれません。
      眼鏡が嫌だからとか、安易な交換はするべきではありませんが、本当に困っているのであれば、何年たっていても、交換は可能です。

      1. お正月明けの忙しい時期に、コメント有り難うございました。
        メガネも、遮光メガネの色違いを2種類程作って、何とか様子を見ていましたが、だんだん合わなくなっています。時間が経っていてもレンズ交換が可能であるなら、(リスクが多いと聞いていますが〕 その方向も考えていきたいと思います。有難うございます。

  40. 栗原先生

    初めまして。
    お忙しい所失礼致します。
    私の主人のことなのですが、10年程前(当時20歳くらいでした)ボールが目に当たった事から白内障になり、地元の眼科で日帰り白内障手術を受けました。
    まだ若いという理由から、非常に性能?の良い多焦点のレンズを入れたそうです(レンズの値段も非常に高いものでした。)
    それから数年、何の問題も無く過ごしていたのですが、今から2年ほど前に眼内レンズがズレてしまい再手術を行いました。
    元々入っていたレンズをそのまま利用し、元の位置に戻す手術だったそうです。
    手術自体は15分程で終わり、術後の回復も早かったと記憶しております。
    しかしそれから1年後、入浴中手で顔の水を拭う動作をした際に、またもレンズがズレてしまいました。
    しかしながら日常生活に問題が無かったことから、ズレた状態で丸1年程過ごしておりました。
    数ヶ月前、目の痛みを感じ眼科に行くと、眼内レンズのズレにより炎症が起きているとのこと。
    主人の場合、レンズを支える部分が緩々になっており、何回手術をしてもズレてしまうらしいのです。
    そこで去年の11月に再手術をし、今まで使っていた多焦点のレンズから単焦点のレンズに変えて、今まではしてこなかった”縫着”の手術をすることになっていましたが、
    手術中、『やはりこんなに綺麗に残っているのに良いレンズを取り出してしまうのは勿体ない』との先生が思われまして、またも今まで使っていた多焦点のレンズを正常の位置に戻す手術になりました(縫着はしませんでした)。
    手術をした際、レンズがズレてこないようにと、どこかの一部を削ったと言っておりました。
    たしかに今までの手術よりも術後の回復が遅く、2週間程は手術した部分が赤く充血しておりました。
    術後1ヶ月(先月のことです)検査に行くと、またもレンズはズレていました。
    いよいよやはり次はレンズを縫着する手術になりそうです。
    最初の手術から、ずっと同じ先生に担当して頂いており、他の眼科にかかったことはありません。主人がその先生を信頼しているからに他ならないのですが、
    まだ主人も30歳と若いので、縫着する手術以外に何か方法は無いのかと、探してしまっている私です。
    大変長くなってしまい恐縮ですが、栗原先生の御意見をお聞かせ願えれば有り難いです。
    何卒宜しくお願い致します。

    1. 20歳でいれた多焦点レンズのままで、今も近くも遠くも裸眼でよく見える。ということなのでしょうか?
      もしそうなら、非常に稀なケースですが、なんとかそのまま使用したいという考えもありますが、レンズの種類や現在の状態など、診察をしないと何とも言えません。
      また、もし現状でも近視や乱視の眼鏡を使用しているのであれば、とっくに取り出して、縫着した方が安全と思います。
      レンズの動揺は虹彩炎、ひいては続発性緑内障につながります。

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